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色丹島にアイヌ集落跡地 学術交流訪問団発見(読売新聞)

2013-06-04 00:00:00 | アイヌ民族関連
色丹島にアイヌ集落跡地 学術交流訪問団発見

 北方4島とのビザなし交流事業で色丹島を訪れていた学術交流訪問団が3日、根室市で記者会見を開き、同島で新たにアイヌ民族のチャシ(とりで)や集落の跡地を発見したと発表した。

 訪問団は5月31日に根室港を出港し、今月1、2日に色丹島内の遺跡を視察した。同島西側の海岸線沿いでは、竪穴式住居の跡が20戸以上集まった縄文時代以降の遺跡を見つけ、チャシも4か所で確認した。

 第2次大戦の終戦後までアイヌ民族が住んでいた集落の跡地についても、ロシア人島民の証言などを基に、斜古丹地区にあったと特定した。学術交流訪問団の右代(うしろ)啓視(ひろし)団長(54)は「調査を続け、当時の集落の写真なども集めたい」と話した。

     ◇

 同じ日程のビザなし交流で色丹島を訪れていた元島民らは3日、根室市での記者会見で、親日的とされるロシア人島民との交流を評価した。同島出身の得能宏団長(79)は「小中学校では日本語の習得がより積極的になっていた。互いに良い島にしようという共通理念に到達している」と振り返った。

(2013年6月4日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130604-OYT8T00042.htm


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