愛知HAPPY★あいちハッピー/榊せんせの君子生活

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

映画◆人間失格に主演の生田斗真さん

2010年03月01日 | 映画に行こう
生まれてすみません。

いきなり冒頭から名言炸裂。

小さな子どもが突然

生まれてすみません。

とツイートします。




あとは酒を飲んで
カフェでホステスといい仲になり、


タバコ屋の看板娘と結婚して


モルヒネ中毒になり

精神科に入院。


途中、心中で女だけ死ぬとか


子持ちの職業夫人と同棲とか


嫌われ松子の一生を作る際の参考作品だろうね~


主人公の生田斗真くんがかっこいい。


代わる代わる現れる女性たちが

だんだん老けて気持ち悪くなっていき


最後の
三田佳子さんとの絡みは
発狂してる様子がリアルに表現されてます。


見どころは昔からの日本人らしさをシンボリックに表す小道具かなあ~


古本屋だったり

ざるそばだったり

和服だったり

魚を焼いてたり

縁側や軒先

金魚やSL

昔風な女性たちや


不倫や姦通や


とにかく、日本人の歴史の上に現代がある。

そのモルヒネ中毒の人間失格男に現代日本人の社会不適合のニートやフリーターを重ねて捉えてるね~。


歴史を見失って

おとぎ話と現代日本人の中間にある
日中戦争やアメリカとの戦争を

忘れてはいけないというメッセージを感じました。


社会は男性が女性に選ばれて生きていけます。

選ばれない男性が
人間失格であり

子どもという遺伝子を残せない失格男になるわけ。


代々続いた日本人の遺伝子が絶えつつある。

人口も国力も衰退に向かう日本で


人間失格を撮った監督は
実に面白い素材を見つけてます。


ただし、映画は男性から見ると

もの足りなさそう。
気色悪い。

唐突な設定やセリフや歌に驚いた長すぎる2時間あまりでした。

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