愛知HAPPY★あいちハッピー

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

ティーチ・フォー・アメリカの存在と批判

2016年02月05日 | ボランティア
ティーチ・フォー・アメリカは、
アメリカのNPOで、公立学校で教師として2年間のインターンを過ごして、
その後、転職するスタイルの提案をしている。

ウィキによると、
1989年にプリンストン大学の4年生であったウェンディ・コップ(en)が卒業論文において論じたアイデアがこのプログラムの出発点である。大学を卒業したコップはモービル石油、ハーツレンタカー、モルガン・スタンレーなどから26000ドルの資金と事務所、自動車6台の提供を受けてプログラムをスタートさせ、1990年募集の1期生において定員500人に対し4000人弱の応募者を獲得する人気となった。この数字を実績としてティーチ・フォー・アメリカは更にアップルコンピュータ、ロス・ペロー、ユニオン・カーバイド、ヤングアンドルビカムなどの大企業・資産家から250万ドルの寄付金を獲得。1991年より実際に公立学校に講師を送り込んだ。


数百万円の資金を提供されてインターンとして教育困難地域での教師を集めて、彼らを教育現場に送り込むNPOだ。

日本でのティーチ・フォー・ジャパンもある。

これが、若者、特に有名大学を卒業した若者に大人気で、就職人気ランキングで極めて上位にいるらしい。

「NPOとして」の成功例として真っ先に挙げる人がいるぐらい知名度があるNPOだ。

私の考えているボランティアグループの全国交流とブログの印刷支援は、これほどのインパクトがあるだろうか?

数百万円の助成金を集めることで満足してしまうのはビジョンが小さいせいではないか?

もっと数億規模の助成や寄付を集めるような高い理念と目的がほしい。

発達障害やひきこもりっていうのは目に見えにくく、理解されづらい特性だ。
それを引き上げるために、働けるようにするためのプログラムを大学生と一緒に考えるにはどうしたらいいか?

インターンとして働いてもらう?

卒業論文のアイディアがそれほど受けるんだからアメリカも問題と学生の好みを熟知していたんだろう。



一方でティーチ・フォー・アメリカの学生が有名大学のエリート過ぎて、
学校にそぐわないという批判もある。

社会が必ずしもエリートばかりを養成することを望んでいない。

もっとプロの教師の力を信じるべきという声もある。


発達障害のボランティアに置き換えると、

働ける発達障害者の支援は大事だが、そうした障害者ばかりではないということか??
障害者の支援を有名学校の学生がやってもそれほどシナジーがあるとは限らない。

もちろん、有名大学なりの視点があっていいと思うが、
それ以外の市井の視点での支援もあっていいと思う。


学生のアイディアが社会を変えるアメリカらしいNPOではある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。