愛知HAPPY★あいちハッピー

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

ぼくは散歩とコーヒーがすき

2016年03月30日 | aichi-happy理科実験2016
名古屋駅の地下を国際センターに向かって延びるユニーモール地下街を歩いていても、なかなか面白いものには出会えない。おっさんは薄茶色のダウンジャケットと焦げ茶色のリュックサックと同じようなシミッタレたズボンを履いてあるいている。おんなも紺と黒の間のようなリクルートスーツを着ている。だいたい名古屋駅地下街を歩くのはたまに面白い角の取れた消しゴムのような文房具を売っていたり、尾州仕立ての混色のスーツ生地などを眺めるためなのだが、文房具も3ヶ月前と同じつまらないノートや万年筆しか置いていない。万年筆などは、ボールペンが登場してからは絶滅しても良いような文房具だが、未だに残っているのは、万年という名前がいいんだろうな。筆ペンという筆の進化した日本語にぴったりのペンもあるが、書くときにずいぶんと気を使ってしまう。クレタケの筆ペンというブランドは漢字文化圏の10億人をターゲットにできるはずなのに、冴えない数百円の偽物の筆という位置しか獲得できていない。もともと万年筆だってガラスペンや羽ペンのインクを付けるペンが万年使えるように工夫された偽物であることに変わりはないじゃないか。筆ペンが日本やアジアを代表する文房具になっていないのは、ブランド力と手書き文字の書きにくさやインクのカートリッジが流通していないことが原因だとにらんでいるんだ。だいたいニューヨークで揃わないような文房具のラインナップが名古屋にあるとすれば、筆ペン以外に考えられない。筆ペンにいまから高級イメージを付けるのはたやすくはない。こじゃれた金属の色の付いたペンや筆先の毛にコダワったイタチ辺りを使ってみるか。これが狸の毛なんていうのも乙なんだが、狸の憎めないイメージがよくない。実際の狸をみる機会はなくても焼き物の巨大な陰部を見せつける狸を見ているせいだろう。文房具屋でインク交換可能な筆ペンを探してみるか。そんな買い物を歩いて探すよりも、インターネットを使えばすぐに買えてしまうところが現代のおもしろさである。

3月29日(火)のつぶやき

2016年03月30日 | 2016-03