久しぶりのブログ更新です。
この内容は今の私の気持ちを書いていますが
恥ずかしくなったら消すかもしれません。(笑)
私、新しい命を授かりました。
本当にここまで来るのに色々ありすぎました。
子供って授かりものですね。
どんなにお金をかけても手に入らないし、どんなに努力したって得られるものではないのですね。
約3年前、私は渡米する前に健康診断を受けました。
その時、両側の卵巣のう腫が発覚しました。
左は直径12センチの球。右は直径6センチの球。
不妊治療をお休みしていた間にこんな事になっていました。
全く気づきませんでした。
子供を望んでいた私の意を汲んでくださった医師は、長時間の手術の末、両方とも卵巣を残してくださいました。
それからすぐに渡米し、半年に1度、アメリカの婦人科で術後検診を欠かさず受けていました。
次回の検診が来る前に身体に違和感を覚えたので1ヶ月早く病院に行きました。
すると左の卵巣のう腫が再発。すでに直径11センチになっていました。
手術から約2年後の事でした。
けれどアメリカの病院は生死に関わらなければ順番が後に回されます。
そしてやっと今年3月、手術を受けました。
発覚から3ヶ月も待っている間に左側だけでなく、右側ものう腫が再発していました。
結局、医師の判断で左は卵巣ごと摘出し、右側はのう腫のみ摘出という結果になりました。
5月に一時帰国をして、日本の病院(過去に手術を受けた病院)で術後の検査をし、
再びアメリカへ戻りました。
次の術後検診は11月の予定でしたが、やはり身体に違和感を覚えたので病院に行きました。
エコーに映し出された真っ黒な画像を見て、絶句。
「終わった。」と思いました。
卵巣のう腫が再発していました。既に6センチ。
医師は、「6週間後にもう一度様子を見て、手術かホルモン治療か決断しましょう。」と言いました。
私も夫も子供のいない人生を受け入れました。
しかし、ここで奇跡が起こりました。
いつもと違う感覚があり、6週間を待たずに病院に行ったら妊娠していたのです。
この子は私の人生を救う為に来てくれたのだと思いました。
しかし、そう簡単に安心させてもらえませんでした。
妊娠発覚と同時の出血。
それから安定期まであと少しという時期にまた出血。
でも、今はお陰様で無事安定期を迎えました。
結局....人類、これだけ誕生を重ねても、子供の生命力に頼るしか無いのだと痛感しました。
それだけ神秘的で奇跡の集結なのだと思いました。
振り返ると今までの結婚10年間の長い道のりは意味がありました。
不妊治療での医師との出会い、
漢方の医師との出会い、
整体院の先生との出会い、
日本での手術の医師との出会い、
アメリカでの手術の医師との出会い、
みんな心に残る一言を残してくださいました。
このひとつひとつの出会いがあったからこそ今の私があるのだと思います。
又、治療の選択の節目が私達夫婦をより強い絆で結んでくれました。
きっと、この子は私達夫婦を選んで来てくれたのだと思います。
出血を乗り越えて、自分で生き抜いたこの子の力を信じて行きたいなと思います。
これからも、生まれてからも、ずっと。
こんなに信じられるのも、この10年という歳月で色々な思いを味わったからかもしれません。
穏やかに、そして安心して過ごせる今を感謝しています。
授かりもの、先祖からの預かりものという気持ちで
大切に育てて行きたいと思います。
命の尊さとか生きてゆくうえで大切な事とか教えてあげられたら良いな。
これからも、焦らず、今置かれた環境の中でできる事を一生懸命やります。
自分たちのペースで。
幸せは、自分の心が決めるものですからね。