ルプチジャルダン Le Petit Jardin 

布で暮らしをデザインしましょ♪
tokoがお届けするハンドメイドサイト
”ルプチジャルダン”の日記です。

ベビーシャワー

2006年11月28日 | イベント

アメリカに来て初めて”ベビーシャワー”という言葉を知った。
赤ちゃんが降ってくる訳ではありません。
アメリカでは一般的な風習で、
これから生まれてくる赤ちゃんと妊婦さんのために開くパーティーの事です。

なるほど....。これは良い!という訳で
お友達と作戦開始。
私達の日程調整は出来たけれど、肝心の主役の日程が分からない。
1週間前くらい前にさりげなく予定を確認し、
2日前にメールで「火曜日、私の夫が出張なんだけど、夕飯を食べに来ない?」と誘った。
返事を待つって長く感じるのね。
ドキドキしていました。
そして月曜日、電話で返事が来た!

彼女:「tokoちゃんの旦那さんの出張はいつまで?私の夫は水曜日が夕飯要らないから水曜日はどお?」

私:(ガ、ガーン!!!)考えてもみなかった展開に汗。                  しかし、ここでネタをばらす訳にも行かず、平静を装って
私:「うーん、水曜日は出張から帰ってくるのよ~。」と言って、なんとか火曜日にできた。

そして当日。
まだ明るい時間に集合だったので”そぉ~っと来る”という事が難しい状況でした。
なぜなら、彼女の家の横の道路を通り過ぎてウチがあるのです。
みんなは彼女と鉢合わせにならないかを心配し、
鉢合わせになった場合のセリフを考えて来てくれた。
(入念すぎる!)
そして車もバレない様にウチから遠くに停めてくれていた。



みんなで部屋を飾り付けして、料理も用意して、カードにメッセージを書いて
あとは彼女を待つだけ!
”柱の陰に隠れて飛び出よう”という提案もあったけど、
あまりにもびっくりして赤ちゃんが飛び出てきたら困るので
玄関から3メートルくらい離れた、ドアから見えるとろこで
正座をして手を振って待っているという事で落ち着いた。

”コンコン”
 私:「はーい。こんばんは~。」
みんなが見えるようにドアを大きく開けた。
でも、気付かない様子。
彼女:「あ、こんばんは~。今日はありがとうね。おじゃまします。
(私の服装を見て、)あ~、カワイイね~。」
なんて、言って、視線は私の所のみ。しかも世間話が始まってしまった。
私:「まあまあ、あがって~。」と手を皆の方向へ向けたけど
気付かない様子。
彼女が持っていたカバンを下に置いて、靴を脱ぎ初めた時、
目の前のみんなに気付いた。

「あー、えー?えー!」「えー!えー?えー?えー!?...びっくりしたー。」
と、彼女はしばらく「えー」しか言っていなかった。

こうして作戦大成功!
あまりにも気付くのがおそくて、みんなは足がしびれてしまったようだった。



プレゼントをみんなの前でお披露目してくれた。
それぞれがお手製で、どれもこれもカワイイ♪感嘆の声をあげていた。
中には名前と誕生日と体重を刺繍する為、実物は後日の物もあり。
ちなみに私からのプレゼントはこれ

企画する側もワクワクドキドキのベビーシャワーになりました☆
後から彼女に聞いたら、あの「えー?」の間にこんな事を考えていたらしい。↓
(何でみんな居るの?あ、わかった、みんなも私と同じ様に夕飯に誘われたんだ。でも?え?あの飾り付けは何?え?もしかしてベビーシャワーパーティーを開いてくれた?)

これから大仕事、頑張ってね。
私達が見守っているから大丈夫だよ。
出産後も私達がサポートするから安心してね。


サンクスギビングデー

2006年11月23日 | くらし



23日はサンクスギビングデーという祝日でした。
毎年、4連休になります。

【由来】
1620年9月、イギリスから信仰の自由を求めて
”Pilgrim Father's”と呼ばれる
清教徒達がメイフラワー号で渡米しました。
約2ヶ月間の航海の後、Plymath(マサチューセッツ州)に上陸しましたが、
荒地と寒さで入植者102人のうち50数名が寒さと飢えで死んでしまいました。
見かねたインディアン達が彼らに開墾や農業を教えました。
そのお陰で翌年には収穫に恵まれ、飢えから逃れる事ができたので
神様とインディアンに感謝し、収穫物で彼らをもてなした。

この出来事を記念してリンカーン大統領は
1863年、11月第4木曜日を「サンクスギビングデー」と定めました。

インディアンの教えた作物が、とうもろこし、じゃがいも、インゲン豆、
クランベリーである事から、
伝統的なサンクスギビングデーの夕食はこの食材を使います。
メインディッシュはターキーの中に”スタッフィング”と呼ばれる
パン、松の実、セロリ、コーンなどを味付けした物を詰めるオーブン料理です。
(南部ではターキーの中には入れないのでドレッシングと言う)




家族揃ってこの食事を囲み、TVでアメフトを観るのが伝統行事になったそうです。
親戚一同揃うので毎年この時期、帰省ラッシュが発生します。
(日本のお正月みたい)
この連休でもう一つ重要なイベントは、翌日のセールです。
1年で一番の”破格セール”で、朝早くから店がオープンするのです。(日本の”初売り”セールのよう)

私にとって初めて迎えるサンクスギビング。
思いがけずこれらの伝統料理を ESLの先生達がふるまってくれたので少しアメリカ人の気分になれました☆
そして、一年で一番の破格セールも経験したので
充分アメリカ人になれました☆

写真でもお分かりの通り、清教徒は白くて長~い襟のシャツや
白いエプロンに三角巾を身にまとっていたそうです。

 


出掛ける時は忘れずに

2006年11月17日 | くらし

 

外国に来て不自由なのは、今まで通りの食材が手に入らないこと。
友達に「tokoちゃんって、草食だよね。」なんて言われる位、草が好きだった。

ふき、せり、菜の花、つるむらさき、空芯菜、小松菜、万願寺とうがらし、
水菜、ししとう、タア菜、青梗菜、春菊.....この5ヶ月間とうとう食べれなかったな。

れんこん、ごぼうは車で1時間走れば手に入るけど
それだけの為に行かないのが現実。

大根や里芋はあるんですけどね、
いつから置いてあるんでしょうか。
しな~ってなっていて、大根の葉の部分と根を持って輪がつくれます!
(何の自慢にもなりません)

そうそう、里芋といえば、ちょっと前の話になりますが
里芋を買い物カゴにいれて精算しようとしたら、キャッシャーに
「これは何?」って聞かれて、
「あれ?なんだったかな?」と思っているうちに
キャッシャーが隣のレーンのキャッシャーに
「これ何?」って聞いていた。
そのキャッシャーも分からないので更に隣のレーンのキャッシャーに
「これ何?」って聞いた。
そのキャッシャーも分からなく、とうとう伝言ゲームの様に
5レーンも先のキャッシャーにまで及んでしまった。
その時点で「私、今日、もう、それ、要りません。」って言ったんだけど止まらない。
私の後ろに並んでいるお客さんにも平謝りした。
(えーん。帰りたいよー。)と心の中で叫んでいたけど待つしかなかった。
数分後に解決して無事買えました。

数日後、スーパーに行くと、誰かに呼び止められた。
振り向くと先日のキャッシャーがいた。
「あら、あなた、こないだのあれ、教えてあげるわ。」と言って、
メモを取りだし、「ROOT TARO 4794」と書いた紙をくれた。
今度からあれを買うときにこれを見せなさい。」だって。
(ひょえ~!っていうか、店員が覚えて。)って思ったんですけど、
ここは大人しく....。

そんな訳で私のお財布には常に
”ROOT TARO 4794”と”DAIKON 4598”のポストイットが入っています。
                  
                 
”出掛ける時は忘れずに”


紅葉狩り

2006年11月10日 | ジョージア州のみどころ

Geogiaは日本と同様、四季があります。

秋といえば紅葉狩りですね。
ジョージアで一番高い山、Brasstown Baldに行く予定でしたが
夫の仕事の都合で1週間延期に。
1週間経つと紅葉のピークも過ぎてしまい、行き先を変更。
Tallulah Geoge State Parkに行きました。



渓谷、滝、吊り橋と、日本と同じ様な風景で懐かしい感じがしました。
おにぎりを食べていたので一層そう感じたのかもしれません。
何が違うかと言えば、紅葉している木の葉が大きい!
手のひら位ある葉が、ばっさばっさ揺れているんですね~。
ちょとピークを過ぎた頃だったので足下一面、
赤い絨毯のようになっていました。



帰りにHelenというドイツ村に行き、アメリカにいながらにして
ヨーロッパの雰囲気も楽しむ事ができました♪



KnockwurstというソーセージにBauernwurstというソーセージ、
ジャーマンポテトサラダ、ザワークラウトを食べました。



でもな...。ドイツといえばシュトーレン、バウムクーヘン
などなど美味しいスイーツがあるじゃない?
でも、探せど探せどそんなお菓子は見当たらない。
見つかるのはピーナツクリームの塊とチョコの塊にワッフルを揚げた物。
おまけに生クリームどっさり。
どう見ても”アメリカンスイーツ”でした。

日本で食べていた”ケーニヒス・クローネ”のケーキが恋しくなっちゃった....。

今回は車で2時間かけて紅葉を見に行きましたが、
実は毎日使う近所の道路も同じくらいキレイ。
2マイル(3.2?)ほど続く紅葉のアーチを車で潜り抜ける時は
あまりにも感動して声をあげずにはいられません。
車の中で「うわっ、すっごーい、きれーい。」って言っている人を見たら、それはきっと私です。