15日の展示・即売会は、この様なお店の中で開催されました。
今回、展示・即売会を開催するにあたって、迷っていた事がありました。
それは友達に伝えるか否か。
ここに住む日本人は、正直、本当に手先の器用な方が多いのです。
皆さん職業にしても不思議ではないくらい。
なので、私みたいな者がここに住む日本人(お友達)から
お金を頂いてよいものか。
でも、私には、頑張って自分に挑戦し続けているお友達がいます。
私はその姿を見て、いつも勇気をもらっているので
私も夢に向かって挑戦しなくっちゃという気持ちがありました。
そして、タイミング良く、ESLの先生から
「あなたの才能は隠しておくべきではない。」と身に余るお言葉を頂き、
このお店を調べて紹介してくださったのであつかましくも...それに乗る事にしました。
う~ん、でも一人ではできない。
そこで、私が尊敬しているSweet*Laneさんに一緒にやって欲しいとお願いしました。
当初、アメリカ人向けにと作品を考えました。
別のESLの先生にイベントを開催する旨伝えると、
「チラシを作ったら送って。ESLの先生・生徒全員にお知らせするわ。」
と、こちらもありがたいお言葉を頂きました。
でも、ESLは公共の場所。
「営利目的の宣伝をしても良いのかしら。他の先生にも聞いてみて下さい。」と、メールを出して、
翌朝メールを開けるとESL全員への一斉メールが出されていました。
そこで急遽、「やるならとことんやろう!」と思い、
開催日の数日前にお友達にお知らせしました。
お知らせを受け取ったお友達からは激励のお言葉を頂き、
当日、来られない友達からも、遠くに住む友達からも
心暖まるメッセージを頂きました。
本当にありがたかったです。
そして迎えた当日。
ラッピングの準備も、お釣りの準備も整う前に
さっそくお友達がお友達を連れて来てくれました。
そして、その人数はあっという間に多くなりました。
来て頂いた方、全員にご挨拶したかったのですが
それもできないまま時間は過ぎて行きました。
お店のオーナーからは
「あなたたちのところに人だかりができて通路の妨げとなっている。」と
注意を受けるほど、沢山の方に来て頂きました。
ESLの先生も結婚式のパーティーから抜けて来てくださったので、
もう、ありがたいという以外に言葉が見つかりませんでした。
波が去って、一段落すると、
取り扱い表示カードを渡し忘れていたり、
どのくらいの方がどの商品に興味を持たれていたかなど
全く動向を読むことができなかったりと
早くも反省点だらけな自分がいました。
イベントが終了すると、オーナーから「またやる?」と聞かれました。
これを聞いて、ほっとしました。
なぜなら、お店に迷惑をかけたのならこんな質問はされないですもの。
家に帰って、お知らせした友達にお礼メールを送ると、
それぞれの感想を頂きました。
一言、一言がとてもありがたく、
一通、一通が宝物です。
やはり、お友達の力なしにはできませんでした。
そして、あれから数日経ちますが、
会う方、会う方に嬉しいお言葉を頂けます。
自信がついたこと、力不足を痛感したこと、ひっくるめて
本当に良い経験をさせて頂きました。
今後のパワーにつながりました!
ここまでの経験のひとつひとつの点が、
やがて線になれるように頑張って行きたいと思います。
次の目標に向けて始動しなくっちゃ。
支えてくださった皆様に感謝しています。
恐れ多いですが、最高のパートナーSweet*Laneさんに感謝です。
そして好きな事をさせてくれた夫に感謝です。
そして、一歩踏み出す勇気のきっかけとなった車椅子バスケットの皆様に感謝しています。
私のハンドメイドサイト ル・プティ・ジャルダン はこちら↓
http://homepage2.nifty.com./ai-sew-1/
季節はまだ寒い頃、何気なく見ていたローカルTVで白髪のご婦人が”食”についてお話をされていた。
いつの間にかそのご婦人のお話に吸い込まれていった。
そのご婦人とは辰巳芳子さんでした。
私はこの方の存在をこのTVで初めて知った。
食べる事、食の安全の事、食の自給率の事、、
全てが衝撃的だった。
気づけば夢中で見ていた為、録画もしなかったので
もう一度知りたいと思った。
そして図書館で辰巳芳子さんが書いた本を何冊も借りた。
その中からいくつか心に残った言葉を紹介します。
※太字は辰巳芳子さんの言葉
人間の「食」は呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれて要るどの民族もその人々が暮らす「風土」の中で暮らしやすいように、生きやすいように食べてきている。
それが人間の体調を自然に整えてくれる。
風土の食べ物はその時その時の季節をしのぐためだけでなく、
次の季節を迎える力にもなっている事を
ひとつひとつ例を挙げて説明されていた。
「食べる」ことは、人間の心と体、そして繊細な神経や精神までも形作っていく
稲作によって培われた日本人の気質について説明されていた。
そういえばあの日のTVでは、机上での数字を操作して大きくなったホリエモンがあのようになって、正直、ほっとしていると言われていたのが印象的だった。
自分の手で、額に汗をかいて作り出した物はそう簡単には崩れない、と。
いのちは自分のものではない
人との関わりにおいては互いに「仕え合う」という事を重んじる
人に生命を確かに守り育てるたべものの向こうには
かならず信頼に足る人物が存在しております。
食材作りは、変化する自然相手の生活。
その人生は消費者の想像を超えた、油断できぬ忍耐、努力の日々だからです。
その働きは、本当にお金に置き換えられぬほどのものです。
現在、日本の食料の自給率は40パーセントを下ると申します。
純正な食材をよく理解し、賢く感謝して使ってくださる方が増えれば
ひいては食料問題を改善する底力になるでしょう。
さらに気がかりなのは後継者のことです。
後継者が希望のうちに精励し育ちうるためにも、
私たちは良質な食材のふさわしい扱い手でありたいと望みます。
=確かな味を造る会」宣言=
読んでいくうちに安心できた。
食べる事を通して生きる術を教えてくれていた。
毎日ニュースで様々な事件が起こる。
殺伐とした世の中、希薄な感情、生きにくい世の中だと感じていた。
でも、辰巳芳子さんのメッセージが広がれば
世の中変われるんじゃないかと思った。
食べることは命を守ること。
自分の命を守ってくれるから
自然にありがたいと思うし、
そこで安らげるから、その人が懐かしい。
そのいのちの深いところで、育み、それから、成長する。
最後に......私個人的に心に留めておきたいなと思った言葉
【余熱】
軸と花、穂先と根元、この異なる質感を口に入れたときに違和感を感じさせぬように茹でるには、7,8分通り茹で、あとは火を止め
ゆで汁の余熱であとの2,3分を仕上げる。
愛の喜びは力ずくでは得られない。
愛の世界における”待つ”に等しい”余熱”。
待つことを知る、なんと静穏な文化でありましょう。
待つことは知ろうとする内的態度に通じる。
待てるとは自他ともを優しく測れてこそ。
さあ、今日から全てを実践....という訳には行かないけれど
私のペースで取り入れてみようっと。
この一行を書くのにどれだけ時間のかかったことか。
”書くこと”が苦手な私にとって日記は荷重なのです。
「この表現で伝わるだろうか」とか「この日本語の使い方、間違っているんじゃないか」とか....。
考え出すと白紙になります。
でも、毎日のくらしの中で 嬉しい事、悲しい事、いっぱい感じて生きています。
感じたまま書けば良いのですよね。
つたない文章ですがマイペースで長く続けてゆきたいと思います。