ルプチジャルダン Le Petit Jardin 

布で暮らしをデザインしましょ♪
tokoがお届けするハンドメイドサイト
”ルプチジャルダン”の日記です。

おとなりさんとの出会い

2006年08月10日 | くらし

隣は空き屋のはずが、物音がする・・・。
どうやら私達が旅行している間に引っ越ししてきたらしい。
それから数日が経ち、買い物帰りに私の住む棟の1階で両手に荷物を持った女性に会い、「Hello!」と挨拶を交わした。
そこで別れるはずが、進む方向が一緒で、階段を上るのも一緒だった。
ようやくドアの所でお隣さんだということが分った。
「あら~!私、隣に住んでいるの。」と言いたかったけど
出てきた英語は「近い!私、そこ!」みたいな感じになってしまった。
「私はジェーンよ。」
「私はtoko。」と挨拶。
どこから来たの?って普通住人から聞くのに
彼女にとっては私が”外人”。 なので
どこから来たのかなどなど聞かれて精一杯答えていたけど
話は両手に持っている荷物の事にまで及び、だんだん疲れてきたから
「私、あなたといっぱい話したいけど英語、話せないの。頑張って勉強するからね!」とだけ伝えて別れた。
翌日、恒例のヨガ教室に行くと、そこにはジェーンがいた!
「あら~、ジェーン!」という私に対して
彼女も気づいてくれて手と手を取り合って再会を喜んだ。
米人にとって日本の名前は覚えにくいみたいなので
名前を書いて彼女に渡した。
「このメモ、ずっととっておいて良い?」なんて言って、とても喜んでくれた。

数日後、夫と釣りの帰りに家の前で偶然ジェーンに会った。
「あら~!」って、また大袈裟な再会を果たした。で、ジェーンが突然
自分の家のドアを開けて家族を呼びだした。
ゆっくりくつろいでいたご主人と娘さんが出てきた。
突然の出来事によく把握できていない、とまどい気味のご主人達と
自己紹介が始まった。(釣りが好きなのか....とかね。)
(ジェーンよ、なんてあなたは良い人なんだ)と思いながら別れた。
随分未熟な英語によくつきあってくれたものだと本当に感激した。

数日後、ドアにお手紙が挟まっていた。
ジェーンからだった。
便せん2枚に渡って自己紹介(家族)をしてくれていた。
私もうれしくなって、お返事を書いた。
こんな些細な出来事がとっても嬉しくて、アメリカが好きになるんだろうな。
アパートはアメリカ人にとって、一軒家が見つかるまでの
仮住まいという位置づけなので
すぐに引っ越ししてしまうかもしれない。
でも、この思い出は一生心に残るでしょう。


(近所の湖(お気に入りの釣り場)