言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

またも予言の番組

2008年02月14日 06時02分09秒 | 反占
『史上最強の予言者 ジュセリーノ 未来を変える5つの警告』:テレビ東京

 今度は初っぱなから、自分が未来を当てることよりも、自分の予言を“変えてほしい”ということである。これでは予言者としての主体性は無いも同然。「多くの人達が亡くなってしまうようなことにならないで」とは、子供でも考える程度の心配である。

 しかしそれも、かつての番組であった公の事実だけを列記するという予言が、今度は専門家の研究のバクリでの放送となっているのだ。

 地震
 新型のインフルエンザ
 温暖化
 小惑星の衝突

 全て今まで専門家に指摘されてきたものばかりだ。新しいものなど1つもなかった。それも「そうならないようにしてほしい」ということだ。別に予言者なしでも成立している番組なのに、どうしてこのような予言番組となってしまうのか? 
 それで結局は、番組の最後で本の宣伝をしているのである。結局は“かね”なのである。

 それにしても、今まで何万も予言してのに、的中している確率の計算もしない。そんな予言者の今度のアイデアとは、すでに発表されている専門家の分析を搾取するというものだ。

 どれだけ日本人はお人好しなのだろうか。これでは振り込め詐欺による被害も収まらないということだ。未だに占いや霊能力などを重んじている国であれば、外国人にとってこれほど低レベルの子供だましでも引っかかるという意味で、たやすいカモなのだろう。
 しかしキリスト教徒にしても人の不幸や死で売名や金儲けするようなやり方は卑しめられるものであろうが、この人にとっては本質的に信心がないのであろうか?

 彼は教師であるが、それで専門家の研究を注目する事となったのだろう。どんな予言者も、学術的な研究や分析を無視できはしない、ということだ。これじゃ予言者としての意味がないではないか。

 番組を最後まで見た感想は、予言が的中しないことから意識を逸らす方向で今度は作られている、というようにしか見えないというものだ。多くの専門家を出演させて、より現実感を出すことには成功している。しかしながらこの手の超能力番組には、だまされることのないようにご注意下さい、としか言いようがない。

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