「ぶれ」については今始まったことではない。
麻生政権自体、早期の解散――これは細田幹事長自らの発言だった――年内解散と言っていたのが、ずるずると先延ばしとなったのである。
また、ぶれた印象…人事構想の反発予想以上→尻すぼみ首相(読売新聞) - goo ニュース
麻生首相が自民党の細田幹事長との会談で、党三役人事を事実上撤回する意向を示したのは、党内の反発が予想以上に強いことを考慮せざるを得なかったためだ。
首相、党人事見送り…「自分から言ったことない」(読売新聞) - goo ニュース
首相は「党役員人事をやるとか、自分から言ったことはない。外野が言っているだけだ」と述べ、細田氏ら党三役を交代させない考えを示唆した。
つまり、党三役人事と衆院選をはかりにかけて、それなりの合理的な判断をしたつもりなのだろう。
麻生首相の分析 言語分析未来予測/ウェブリブログ << 作成日時 : 2008/09/27 08:22 >>
お友達内閣などと揶揄されるのは、閣僚人事に文教族などのあまりにも身近な人間を登用したからだが、それよりも自分で操作できるであろうという思い込みが楽観的な人選になったからである。これは明らかに小泉前首相の真似であり、深い思慮と計画があるとは思えない。そのときの自分との関係における都合を優先したもので、とても責任のある決断とは言えないものだ。
財政再建と緊急経済対策などのバランスが崩れるほどの矛盾を見せるのであれば、本音と建て前が明らかとなるばかりか、気分が変わりやすいという性質まで現われるかもしれない。
もうすでに「財政再建と緊急経済対策などのバランス」は大きく崩れ、また赤字国債の発行で借金を積みました麻生政権である。おまけに3年後の消費税増税と、それは「骨太の方針09」に明記されるはずであったのが、見送られた。見送られたのはこれだけではなく、社会保障抑制もである。
これほどあからさまな本音と建て前に満ちた財政再建などは見たことがない。
また、これほどのリーダーシップのない首相も、だ。
「閣僚人事と解散権は首相の判断」と、小泉氏からあれほど言われていながら、人事も解散期日も迷い放し。
それで落ち着きがなく楽観的に決断しようとすると、方々から文句が来て動揺してしまう。
元々、小派閥で党をまとめきれる力などはありはしないのだ。それで「政権が持たない」と思うと、すぐ妥協してしまう。郵政の問題も同じ。これが「ぶれ」の正体だ。
もっとも政策における矛盾と、建て前と本音からの気の変わりやすさが、「すぐ妥協してしまう」という判断の本質的原因ではある。
特に麻生首相の想定外は、鳩山邦夫前総務相であろう。
結局、日本郵政は西川社長続投で決着したのだが、操作できるはずの鳩山邦夫総務相が言うことを聞いてくれない。結局、ここでも日本郵政の社長と政局をはかりにかけて、それなりの合理的な判断となった。
しかしそれでも鳩山邦夫前総務相の口が閉じるわけではない。「首相の振付師は菅、安倍氏」などというニュース記事が出たりするのだが、これがオフレコの取材だったのか題名だけで内容は削除されてしまって、単なる噂になってしまった。
自民に頼まれて社長になった西川氏も、陰になり日向になり政権を支えている安倍氏も、なんとも気の毒なことである。
閣僚人事も解散もままならず、さらに「麻生下ろし」まで自民党内から声が高まる。まだ1年も経っていないのに、これほど落ち着きのない政権も見たことがない。
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麻生政権自体、早期の解散――これは細田幹事長自らの発言だった――年内解散と言っていたのが、ずるずると先延ばしとなったのである。
また、ぶれた印象…人事構想の反発予想以上→尻すぼみ首相(読売新聞) - goo ニュース
麻生首相が自民党の細田幹事長との会談で、党三役人事を事実上撤回する意向を示したのは、党内の反発が予想以上に強いことを考慮せざるを得なかったためだ。
首相、党人事見送り…「自分から言ったことない」(読売新聞) - goo ニュース
首相は「党役員人事をやるとか、自分から言ったことはない。外野が言っているだけだ」と述べ、細田氏ら党三役を交代させない考えを示唆した。
つまり、党三役人事と衆院選をはかりにかけて、それなりの合理的な判断をしたつもりなのだろう。
麻生首相の分析 言語分析未来予測/ウェブリブログ << 作成日時 : 2008/09/27 08:22 >>
お友達内閣などと揶揄されるのは、閣僚人事に文教族などのあまりにも身近な人間を登用したからだが、それよりも自分で操作できるであろうという思い込みが楽観的な人選になったからである。これは明らかに小泉前首相の真似であり、深い思慮と計画があるとは思えない。そのときの自分との関係における都合を優先したもので、とても責任のある決断とは言えないものだ。
財政再建と緊急経済対策などのバランスが崩れるほどの矛盾を見せるのであれば、本音と建て前が明らかとなるばかりか、気分が変わりやすいという性質まで現われるかもしれない。
もうすでに「財政再建と緊急経済対策などのバランス」は大きく崩れ、また赤字国債の発行で借金を積みました麻生政権である。おまけに3年後の消費税増税と、それは「骨太の方針09」に明記されるはずであったのが、見送られた。見送られたのはこれだけではなく、社会保障抑制もである。
これほどあからさまな本音と建て前に満ちた財政再建などは見たことがない。
また、これほどのリーダーシップのない首相も、だ。
「閣僚人事と解散権は首相の判断」と、小泉氏からあれほど言われていながら、人事も解散期日も迷い放し。
それで落ち着きがなく楽観的に決断しようとすると、方々から文句が来て動揺してしまう。
元々、小派閥で党をまとめきれる力などはありはしないのだ。それで「政権が持たない」と思うと、すぐ妥協してしまう。郵政の問題も同じ。これが「ぶれ」の正体だ。
もっとも政策における矛盾と、建て前と本音からの気の変わりやすさが、「すぐ妥協してしまう」という判断の本質的原因ではある。
特に麻生首相の想定外は、鳩山邦夫前総務相であろう。
結局、日本郵政は西川社長続投で決着したのだが、操作できるはずの鳩山邦夫総務相が言うことを聞いてくれない。結局、ここでも日本郵政の社長と政局をはかりにかけて、それなりの合理的な判断となった。
しかしそれでも鳩山邦夫前総務相の口が閉じるわけではない。「首相の振付師は菅、安倍氏」などというニュース記事が出たりするのだが、これがオフレコの取材だったのか題名だけで内容は削除されてしまって、単なる噂になってしまった。
自民に頼まれて社長になった西川氏も、陰になり日向になり政権を支えている安倍氏も、なんとも気の毒なことである。
閣僚人事も解散もままならず、さらに「麻生下ろし」まで自民党内から声が高まる。まだ1年も経っていないのに、これほど落ち着きのない政権も見たことがない。
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