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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

EUROサッカーに見るEURO経済の関係

2012年06月30日 | 【スポーツ】

いよいよ、サッカーEURO2012の決勝が明日未明に行われる。

今回の決勝に残ったのは、前回チャンピオン。今や世界一の実力を持つスペイン。そして、伝統のカテラティオから、スペイン張りのパスサッカーで躍進したイタリア。

サッカー好きの茶々丸オヤジは、今回の決勝を予想はしてはいましたが、イタリアがドイツを2対1で破るとは予想外でした。イタリアの場合は、ワールドカップでも、常に新生FWの出現で番狂わせを演じてきましたからバロッテリの活躍が、その証明となりました。

スペインに分があるのは否めないが、イタリアの勢いが上回る可能性もあると思います。決勝は、パスサッカーの美しい試合と世界を代表するGKの堅守にも注目です。

しかし、今回ユーロを襲った経済危機の中での開催でしたが、主役をやはりドイツでした。

ユーロ経済を二人三脚で支えてきた、ライバル国フランスが、僅差で決勝トーナメントに進出したものの、スペインに完敗。もはや支援に翳りのあるフランスを象徴しているかのようでした。

今大会のドイツは、予選では、今のヨーロッパを一人支える圧倒的な力強さにあふれ、決勝トーナメント準々決勝では宿命の相手であるギリシャに、ユーロ離脱を目論む輩に、我が国の支援があるから立ち直ることができるとのメッセージを突きつけたような激闘。そして、次の支援国イタリアには、敗戦を通して逆に喝をいれたように感じました。

決勝は、第二、第三の支援国候補のイタリアとスペイン。すばらしいサッカーで、自国の経済に精神的エナルギーを注入して欲しいものです。


過ぎ去りし昭和の人々

2012年06月29日 | 【エッセイ・コラム】

今週は、茶々丸オヤジにとって、印象深い昭和を代表する芸能人の方がお亡くなりになりました。

双子ジュオとしては、不世出の歌手のひとり、ザ・ピーナッツの伊藤エミさん。ゴジラ対モスラでモスラのテーマを歌った姿が印象深く、恋のバカンスの美しいハーモニーは、今でも歌い継がれる名曲で、あの、ハーモニーをまねて、女性がハモってた光景がよく見られました。

小野ヤスシさんは、コミックバンドながら軽妙な演奏が好きでした。当時大人気だったテレビ番組「スターどっきり(秘)報告」の司会振りが印象深いです。

そして、今朝、突然の訃報で驚いたのは、地井武男さん。最近では「ちい散歩」で新境地を開いた感じがありましたが、なんと言っても「北の国から」の中畑和夫役が最高で、主人五郎さんの陰に寄り添いながら支える渋い演技が好きでした。

昭和の時代を彩った人々が、天国が召されるのは時代の流れとしては当然ではあっても、今や病で70前半でこの世を去るのは残念でなりません。

残された昭和を代表する方々には、まだまだ現役でがんばってもらいたいなと思ってます。


大河ドラマと視聴率

2012年06月28日 | 【エッセイ・コラム】

大河ドラマの「平清盛」が低視聴率で散々な批判を受けています。これは、地元知事や相変わらず視聴率だけでしかドラマを評価できないマスコミなどの外野の声が拍車をかけた結果です。

以前から、もうドラマの視聴率など、もはや無用の長物だと言って来ました。今では、10%半ばで上々の出来といわれるドラマで、平清盛が、歴代ワーストを記録しても、なんら問題はないと思います。

特に歴史上の人物を取り上げる大河ドラマの中で、人気度から見れば決して良いとは言えない人物を取り上げた脚本家と主役を演じる松山ケンイチの勇気に拍手を送りたいほどです。

今や大河ドラマは、イケメン、アイドル全盛の時代です。大人気を得た坂本竜馬も、日本人が一番好きな歴史上の人物と福山雅治の風貌が重なった結果だと思います。

今回の清盛役の松山ケンイチも、時代の雰囲気を感じる風貌で、僕的には共感を持っています。

その他のキャスティングも決して見劣りすることはなく、特に朝廷側の面々も、役者のキャラクターとは異なる人物像を演じていて興味深いです。

今やドラマは、終了後にその評価が上がるケースは少ないないです。ケンイチ君もワーストのレッテルを貼られ、落ち込んでいるとの噂を聞きますが、決して怯むことなく、むしろ開き直って大胆になってほしいです。


曾我蕭白と伊勢の近世美術・石水博物館

2012年06月26日 | 【美術鑑賞・イベント】

今年の夏は、曾我蕭白が熱いです。そんな、蕭白の虜に茶々丸オヤジもなっています。

前回の三重県立美術館で開催中の「曾我蕭白と京の画家たち」展の関連で、石水博物館で開催中の「曾我蕭白と伊勢の近世美術」展を鑑賞しました。

石水博物館は、津市の実業家にして、陶芸家として活躍された川喜田半泥子が設立した博物館で、平成23年5月に垂水の千歳山に移転オープンししました。

ガラス張りの回廊とコンクリートのモダンな建築は、森の中でシックに溶け込んでいます。

今回の展覧会は、石水博物館所蔵の掛軸や屏風による蕭白作品に18世紀に伊勢の地で生れた書画や古萬古などの工芸作品などが展示されています。

三重県立美術館から車で10分ほどの場所にありますので、セットで観賞されると良いかと思います。緑に包み込まれるような異空間は、ゆったりと気分で美術鑑賞できる癒しの場所です。

博物館下方にある登録有形文化財の千歳文庫。川喜田家の所蔵品を収蔵するために建設され、今も石水博物館の収蔵庫として使われています。

 


DVD「明りを灯す人」

2012年06月25日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、キリギス共和国の監督兼主演の異色作「明りを灯す人」です。

監督、脚本、主演を務めたアクタン・アリム・クバト氏は、ソ連から独立したキリギスで監督としての道を地道に歩み、今回の作品でカンヌの正式出品を得て注目を浴びる映画監督です。

舞台は、キリギス共和国の小さな村。ソ連から独立して20年、未だ不安定な政治情勢の中で、明り屋さんとして、貧しい人々のために懸命に働く電気工。彼は、自らが作る風車で村中を明りで満たすことと愛する家族に息子が授かることを願っています。そんな、村に私利私欲のために村の平和が脅かそうとする人々が現れ彼等と一人対立していきます。

自然と共存共栄しながら慎ましく生きる村人と急変する政治経済に翻弄される人々の相反する生き方を通して、幸福とは何かを静かに語りかける作品です。

ラストは、わだかまりが残るものの、全編キリギスの大自然の中の村で撮影されるシーンはすがすがしさを感じます。そこで生きる純粋無垢な村人の姿もリアルな感動を生みました。

人間と自然が作り出すものの違いを思い知らされ、唯一「明り屋さん」の生み出す風力発電の明りだけが自然と融合したものに見え、人々のために尽くす純朴な精神だけが自然と結び付く進化だと感じました。


トップ企業神話の終焉

2012年06月23日 | 【エッセイ・コラム】

ナンバー1企業が、圧倒的なシェアを手に入れることで、各分野で売上の大半をしめることは定説となっている。たとえば、トヨタ、NTTドコモ等がその最たるものです。

最近そのナンバー1の定説に疑問を感じるようになってきました。1位になるために企業を大きくする。そのことが目標となって、価格競争や商品の同類化が顕著になっているように思います。

結果、ナンバー1企業に対する安心感や信頼感も薄くなり、今の消費者にとっては、1番と2番とか関係がなくなっているように思うのです。

最近話題になっているのが、100円ショップのセリア。商品企画を女性に視点で進め、トップのダイソーと比べてオリジナリティの高い商品が多く、女性層に人気が集まっています。

もし、セリアがナンバー1を目指していたら、単純に商品数を増やし、店舗数を拡大する戦略を進めていたと思います。

今のコンビニ業界やハンバーガー業界は、完全に競争を捨てているように見えます。それは、無意味な競争を捨てて、独自化を進めているように感じるのです。

2番が無意味な競争を捨てた時、差別化や独自化が進み1番との差が近づいて来るように思います。

企業間の競争も大切ですが、その競争が、社員や消費者の利益を損なっては、もはや存在感さえも失いかねない難しい時代になっていると感じるのです。


井岡VS八重樫世界統一戦

2012年06月21日 | 【スポーツ】

昨日の世界ミニマム級世界王者統一戦は、稀に見る見事なタイトルマッチでした。

世界チャンピオンが7人もいる日本で、しかも、WBCとWBAの世界王者が対戦する統一戦は、世界的にもめずらしいタイトルマッチでした。

井岡選手の技と八重樫選手のパンチの重さ、好対照の二人が拳をかせね、両者引くことのない真向勝負のファイトに胸をすく思でした。

終了とともに、すべてを出し尽くして健闘を称えあったふたり、勝者は判定で井岡選手に挙がりましたが、八重樫選手の両目の腫れがなかったら、勝者は彼の手にあったように思えます。

これぞ、ボクシング。今回のゲストの二人、薬師寺VS辰吉戦をほうふつとさせるタイトルマッチでした。

今回のタイトルマッチは、日本ボクシング協会会長で、八重樫選手のジム会長の大橋氏のマッチメイクだったそうです。チャンピオンベルトを奪われことも覚悟して、この一線を組んだ大橋会長には敬意を表します。

しかしながら、7人のチャンピオンがいながら、低迷の日本ボクシング。その象徴が、あの、スポンサー名を貼り付けた美しさのカケラもないボクシングパンツが象徴しています。

工夫すれば、スポンサー広告もいろいろとアイデアが生れると思うのですが、これは僕の勝手な私見でしょうか。ボクサーの体の一部にスポンサーが貼り付く現実。せめて、ボクサーの体だけは神聖であってほしいです。

今回のマッチメイクにより、ボクシングの低迷打破につながることを期待して、リングの中で戦う選手だけは神聖な存在にしてほしいと思います。


DVD「ハーブ&ドロシー」

2012年06月20日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、アートファンにも、ドキュメンタリーファンにも必見の作品「ハーブ&ドロシー・アートの森の小さな巨人」です。

現代アートのコレクターとして、もっとも有名な夫婦、ヴォーゲル夫妻のコレクションと共に歩んだ半生を描いたドキュメンタリー作品です。

郵便職員の夫と図書館司書の妻の出会いから、当時の最先端アートのミニマルアートやコンセプチュアルアートのコレクション収集の歴史をアーティストとその周辺の人たち、そして夫妻のインタビューを通して描かれています。

夫妻のコレクションの定義が、低予算で、小さなアパートに収まる大きさの作品なのですが、その点数は4000点にも及び、部屋中をアートが占領するような生活で、他人が見れば息が詰まるような空間です。

その中で、夫妻がアートと対話しながら、さらに猫や熱帯魚、亀などの生きものたちとく楽しく生きている姿が微笑ましく感じます。

アートと言う共通の趣味の中で、慎ましく生きる夫妻ですが、アートに対する審美眼はコレクターの枠を超えて、アートディレクターでもあり、キューレターでもあります。

そんな、膨大なコレクションを1点も売る事無く収集、保管して、ナショナルギャラりー無償で贈与します。二人のコレクションが、常に公開される機会を持ち、さらに二人にとってミュージアムと言う名のプライベートルームを得ます。

そして、4000点にも及び作品は、全米で50作品を50箇所の美術館に永久保存するプロジェクトにまで発展します。

この映画は、単なるアートコレクター夫妻の収集記録にとどまらず、二人が互いのアートに対する情熱を認め合い、寄り添いながら人生を謳歌しているところが観る人に共感を得ていると思います。

難解と思われる現代アートを理解するうえでも、ハーブ&ドロシー夫妻は、アートの楽しい先生です。

ぜひ、アートを通して、普段着の夫婦愛も味わってみてください。


DVD「CUT・カット」

2012年06月19日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は数々の国際映画祭で大反響を得た映画「CUT」です。

イラン人監督のアミール・ナデルと日本人キャスト、スタッフの協力で完成した奇想天外なヒューマンドラマです。

物語は兄の支援を得て、映画を撮る主人公は、内外の名匠の映画をこよなく愛し、自主上映会を開き、路上で娯楽映画を批判しながら、映画の芸術性を訴え演説を繰り返す日々を過ごしている。そんなか、ヤクザの兄が残した映画資金のための借金を返済するために、ヤクザたちの殴られ屋になることを決意する。

主演の西島秀俊が殴られるシーンが大半を占める単純なストーリー。しかし、そのシーンが壮絶かつ鬼気迫るもので、殴る者たちも、殴られる彼も変化していく。特殊メイクによりゆがんだ顔や肉体。ボロボロになった体を慰め、明日に向かう力を得るように、名匠の作品の中で身を横たえ、墓所に祈りを捧げる。静と動が交錯する日々が詩的で美しい。

不条理な世界で、兄が死んだトイレを戦場として生き続けようとする主人公の強固な意志と愛するもののために命を賭して闘う、崇高な美しさえも感じる作品でした。

戦いを終えた男が出した結論にも注目して観てもらいたい映画です。


ジュディ・オングと竹田耕三展・古川美術館

2012年06月17日 | 【美術鑑賞・イベント】

古川美術館と分館・為三郎記念館で開催中の「愛・逢・藍~ジュディが刻み、耕三が絞るそれぞれの風景」展を観賞しました。

木版画作家として長きにわたり活躍しているジュディ・オングさんと有松絞りの作家であり、研究者でもある竹田耕三氏がコラボレーションしたユニークな展覧会は、古川美術館で、ジュディ・オング倩玉の木版画の大作が並び、分館の為三郎記念館では、竹田耕三氏の有松絞りの作品が、飾られています。

芸能界で活躍する著名人が絵画の世界でその才能を一端を開花させた方は、数多く見えます。古くは、石坂浩二、米倉まさかね、雪村いずみ、加山雄三、最近では、八代亜紀、工藤静香などが有名でしょう。こららの芸能人は、洋画家として活躍されています。

その他の分野では、片岡鶴太郎さんが日本画で、亡くなられた緒形拳さんが書の世界でその才能を開花されています。

そんななか、木版画の世界で長きにわたり制作活動を続けられきたジュディ氏は、絵画の世界の第一人者と言えます。

今回の作品は京都や名古屋の美しい日本の四季を彩る作品や故郷、台湾に中国本土にへと足を伸ばした雄大な風景や中国の文化の趣を感じる作品など、そのほとんどの作品が、日展や白日展」などの出品作や入選作で大画面の迫力ある大作です。

分館の竹田耕三氏の藍染を中心にした様々な有松絞りの技法に彩られた大作が並び、数奇屋造りの母屋にある数々の間に飾られ、優美な和の世界が広がっていました。

日本独自の藍の色による作品と美しい庭を一体となって今の季節にふさわしい涼の心地よさのある空間となっています。

彫りと染めの競演による日本の伝統美を味わえることができる展覧会に足を運んでみてはどうでしょう。

 


【美的B級グルメ】麺屋らあいちのベトコンラーメン・岐南町

2012年06月16日 | 【グルメ・名古屋めし】

※すりゴマをトッピングしたベトコンラーメンは、すり鉢の器で提供されます。女性にもファンの多い逸品です。

ベトコンラーメンは、一宮と岐阜が発祥のご当地ラーメンで、ベトナム戦争で、アメリカ軍を敗北に追いやったベトナム兵の総称ベトコンから来てます。

なぜ、ベトコンかと言うと豚バラ肉と赤唐辛子とにんにく、にら、もやしがたっぷりと入ったスタミナラーメンだからです。

元祖ベトコンラーメンで有名な一宮の新京は、暖簾わけで東海地区に広まり、商標登録をせず、各地にベトコンラーメンの名が広まりました。

今回のベトコンラーメンは、岐南町にある「麺屋らあいち」の人気メニューで、基本のベトコンラーメンにしょうゆ、味噌、白湯の4種類で、どの味もこくのあるスープです。

スープは、奥美濃古地鶏の鶏がらベースに、国産の豚肉を用い青森県産のにんにくやニラ、もやしなどの国内産にこだわった体にも優しいラーメンです。

元祖ベトコンラーメンは、細めんを用いていますが、ここは、あえて中太麺を用いることで、こくのあるスープに負けない喉こしの良さも味わえます。

元祖をしのぐ、深みのあるベトコンラーメンは、ベトコン好きの舌を、ただ辛いだけの単純なラーメンと思っている方の舌をうならせると思います。


映画「幸せへのキセキ」

2012年06月15日 | 【映画・ドラマ・演劇】

実話に基づく話題の映画「幸せへのキセキ」を観賞しました。

内容は、ご存知かと思います。妻を亡くした夫が、二人の子供たちと共に、閉園寸前の動物園を再生するヒューマン作品です。

茶々丸オヤジも、映画館で予告篇を何度も観てるので、大体の内容は理解していました。

この映画、地味ではありますが、ハリウッド作品です。なにせ、マット・デイモンが父親役を、彼を支える女性飼育員をスカーレット・ヨハンソンが演じてます。この二人でかなりのギャラが払われてるかなと思いつつ、本編に入ると、二人のキャラを失うほどのナチュラルな演技で物語の中に入り込んでました。

また、コリンフォードの母を亡くした失意を隠すように、父に反抗する息子や屈託のない、愛らしい笑顔で魅了する幼い娘役のマギー・エリザベス・ジョーンズや息子に恋心を抱く女性飼育員の姪にSUPER8でヒロインを演じたエル・ファニングが演じていて、三人の子役が見事な演技で華を添えていました。

本作は、封切り前に「奇跡体験・アンビリバーボー」で主人公のベンジャミン・ミーの著書を忠実に紹介されていました。

今回の映画では、実話から脚色された部分がかなりありました。たとえば映画では、妻がすでに亡くなっていたり、息子が反抗的だったりと、事実と少し異なる部分が見受けられます。

しかし、今回の作品は、感動的な実話の部分だけでなく、家族の再生が、誰でも起こりうる形で描かれています。

妻の死とは別に、父親と息子、娘の関わり方などに問題を抱えている親にも勇気を与えてくれます。

真実にかなうものはないからこそ、あえて、事実と異なる部分も加え、癒しやユーモアをふんだんに盛り込んで、楽しく、優しさあふれる作品に仕上がっています。

涙があふれるような衝動は感じませんでしたが、動物園で働く作業員の一人になったようにスクリーンに溶け込む映画でした。

 


アートな言葉・松岡正剛

2012年06月14日 | 【エッセイ・コラム】

日本文化の伝承者で、現代思想家の松岡正剛氏の著作「アートな言葉」を読みました。

本書は、危ない言葉、切ない言葉、リスクな言葉など、セイゴウ語録をまとめた中のアートについての語録です。

古今東西の芸術や文化やそこにかかわる、芸術家や文化人を端的な言葉で表現した小気味のよい書籍です。

アートの領域も幅広く語られ、時空を超えて様々な視点で、平易に語られ、なるほどこういう考え方もあるんだ、こんな共通項があるんだと、楽しく読み進むことが出来ました。

ともすると、現代美術と古典絵画や文学を切り離して考えがちですが、本書は芸術や文化を点ではなく、線でとらえ、川の流れの如く真の芸術は、脈々と流れ永遠に語り継がれることを実感します。

あえて、書籍の中の言葉は紹介しませんが、アートの深みをセイゴウ語録を通して感じてみてはどうでしょうか。

 


ザックジャパン敵地オーストラリアでドロー

2012年06月13日 | 【スポーツ】

昨日のワールドカップアジア最終予選。テレビの前で一喜一憂したファンも多かったと思います。

僕も、しかり。しかも激闘のゲームの末でのドロー。誰もが、思いもしない敵に勝ち星を奪われたと思っているに違いないです。

最悪の(状態にした?)グランドコンディションは、中盤を省いた戦術をひくオーストラリアの攻撃と日本のパスサッカーを想定した見事なホーム戦術でした。

審判のイエローカードも、おそらく自分が何枚出したかわからないほど、試合全体をコントロールできていないようでした。

その象徴が、内田選手のペナルティーエリア内のファールとロスタイムの本田のフリーキック間近の試合終了の笛。内田選手のファールも、オーストラリアのオジェック監督でさえ否定するもので、終了の笛も、ルール上は問題なくても、フリーキックを蹴らせたてからの笛か、ファールと同時に終了の笛を吹くべきです。

多少なりともサッカーを知る経験者なら、主審の笛は絶対であっても、ゲームをコントロールする瞬時のジャッジメントが審判に求められると思います。

よもや、サウジアラビアの主審が、中東とホームのはざ間で、ジャッジメントに迷いを生じたと揶揄したくもなるジャッジでした。

しかしながら、監督も選手も、誰一人としてゲーム後、そのことに触れず次の試合にモチベーションを保っているようでした。そんなザックジャパンに、今までにない頼もしさを感じました。

勝ち点7の好スタートで、第一ラウンドを終えた日本。こうなったら、最終予選を圧勝で締め、本田選手も語る世界一を目指してほしいです。

がんばれ!ザックジャパン!


器といれもの展・徳川美術館

2012年06月12日 | 【美術鑑賞・イベント】

先日、仕入先の額縁屋にさんの帰り、次の納品先にまでに時間があり、久しぶりに徳川美術館に足を運んでみました。

今回の企画展示は「器といれもの-大名道具の用と美」。所蔵品を中心に、古くは縄文、弥生から江戸時代まで、また、中国明代や朝鮮王朝の器や道具箱などが並ぶ、めずらしい企画展でした。

器は、この地方にゆかりのある釉の陶器や染付けの陶磁器に、白磁、青磁の器など、日本、中国、韓国の名品がずらりと並べられています。

また、大名の道具箱を象徴する細やかな蒔絵の装飾を施された刀剣を収納する箪笥、茶道具や化粧道具、書道品などを収める箱など、目を見張る品々に圧倒されます。

国や時代を超えて受け継がれた、用と美の道具たち。大名の感性と主役を支える脇役への深い心配りを感じる展示でした。