月曜日のTBSドラマ「ダブルフェイス」、インファナル・アフェアファンなら、どう観たでしょうか。僕もファンとして、興味深く観ました。
ダブルフェイスは、香港映画の傑作「インファナル・アフェア」のリメイクドラマです。知らない人に解説すると、警察に潜入したマフィアとマフィアに潜入した警察官の潜入捜査を描いた作品です。
オリジナルは、警察に潜入したヤクザをアンディ・ラウが、マフィアに潜入した捜査官をトニー・レオンと言う二大香港俳優が演じて話題となった作品で、一部では警察とマフィアの抗争を二部では潜入した二人の過去を、三部では、アンディ・ラウ演じる潜入マフィアの苦悩と結末を描いています。
今回のダブルフェイスは、最初の作品を、前後半にわけて制作され、前半は地上波のドラマとして、後半はWOWWOWのドラマ(その後に地上波での放映予定)として放映されます。
今回のダブルフェイスの感想ですが、潜入捜査官を西島秀俊とマフィア潜入者を香川照之のキャスティングが実に巧くはまっていました。
過去にもハリウッド版としてマーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド」が話題になりましたが、こちらは監督自身が作品を観ないで、原作を下に制作されているので、かなりオリジナルと異なるイメージがあります。その点が、オスカー受賞を観てもオリジナル作品として評価された結果だったのかと思います。
今回のドラマは、横浜を舞台に描かれていますが、アジアと言う共通した価値観があってか、かなりオリジナルに忠実な描きかたでした。羽住英一郎監督自身も、オリジナルのファンであり、リスペクトしていることで、日本的な空気感を加えて、今回の作品でオリジナルすばらしさまでも伝えているように感じました。
後半のドラマ展開は、紹介サイトを見る限りかなりかなりオリジナリティのある展開のようです。ここも日本人と言う設定から来るかと想像しますが、期待して後半を楽しみたいです。