ロッキーシリーズ歴代ナンバー1に輝いた映画「クリード 炎の宿敵」を観賞。
ボクシング映画において、唯一無二の存在がロッキー。宿命のライバルたちとの死闘を繰り広げてきたシルヴェスタ・スタローンの現役時代のロッキーから、アポロの息子アドニスのトレナーとなったロッキーが、チャンプとして育て上げるクリードの続編。
今回の作品は、ファンなら必然的に生まれた感じがすると思います。何せ、クリードの挑戦者は、かつてクリードの父アポロをリング上で死に追いやったドラコの息子ヴィクター。ドラコは、ロッキーに敗れ不遇の日々を送り息子と共に復讐の鬼と化しているという設定。
冷戦下からソ連崩壊につながる物語も、米ソから米ロへと移行、また、ドルフ・ラングレン演じるドラコも渋いオヤジで登場し、さらに妻までも夫と子供捨てて、ロシア官僚の妻におさまっている。その妻もプライベートでスタローンの別れた妻。その妻が出演するという互いの懐の深さが、物語に現実味を持たせてます。
結末は観ずともわかると思いますが、今回は前後の死闘は見ものです。僕は泣きませんでしたが、ロッキーと共に生きた男たちの涙がどこそこか聞こえていました。
シルヴェスタ・スタローンの出演が今回が最後とも言われいるの今、クリードのこの二作で終わる予感がします。なのでロッキーを愛するあなたにとって必見の映画でしょう。