熟メン茶々丸の「毎日が美びっとカルチャー」

山形美術館の名品と荻須が見たパリ画壇 稲沢市荻須記念美術館

先日、僕の住む地域、西尾張にある二つの美術館巡りに行きました。残念ながら、江南には美術館はないのですが、お隣の一宮市と稲沢市には、出身画家の名を冠した美術館があります。

先ずは、稲沢市荻須記念美術館の市制60周年開館35周年を記念した特別展「山形美術館の名品と荻須が見たパリ画壇」を観賞

荻須高徳は、稲沢市出身の洋画家で生前はパリで過ごし、パリの街並みをモチーフにした作品で有名な洋画家です。ここでは、主に荻須を主要なテーマにした展覧会が開催されていますが、今回は、近現代のフランス美術の名品を所蔵している山形美術館の協力の元、同時代に生きたパリの画家たちとの交流の軌跡と共に紹介されています。山形美術館の名品としてシャガール、ピカソ、ローランサンを初め20世紀の巨匠さの大作が8点に、20世紀中から後期に活躍したパリの画家たちの大作が30点余りが展示され、常設展示室の荻須作品も加え、パリのエスプリ漂う華やかな展覧会となっています。

今回のように画家の名前を冠した美術館は、画家のアトリエを再現した部屋があるのが特色で、こうした空間に身を置いてみると、画家が生きた時代の空気を感じることができます。奥の回廊を進み、どこか、パリの自然を感じる庭を横目にしながら、ぜひアトリエと荻須が歩んだ画家の道を楽しんでみてください。

 


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