65オヤジのスタイルブック

ポップアートとユニクロ 2

relax特別編集 IT`S YOUR LIFE あなたはユニクロが嫌いですか?

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○ユニクロをユニクロとして着ない本です。

名古屋市美術館の展示を観て、ふと思い出したのは、かのユニクロのポップアートTシャツだ。

ウォーホルやバスキヤ、キースへリングのポップアートをプリントしたTシャツも今は姿を消し、街で着ておられるのは、なぜかポップアートとは無縁な御仁だけ。若者が着ている姿など滅多にお目にかかれない。

小生もこのTシャツちょっと着る気にはなれなかった。バブル期にはミュージアムグッズとして売られていたこれらのポップアートTシャツは、かつてはおしゃれな人たちが愛用していた。価格も5千円程していた。

ではなぜ流行らなかったのか?答えは簡単。ユニクロだからだ。
ユニクロの存在は、おしゃれな人たちにとって、隠れブランド的な存在だと思う。
例えばいろんな他のブランドとの組み合わせで光る存在なのだ。
おしゃれな人が着るとらしく見えてしまうことに近い存在なのだ。

後はリーズナブルでありながら高素材と言う点においては他の追随を許さないと思う。僕も、ユニクロのファインコットンシャツなどシンプルでいてよく出来たシャツだと思うし、女性もののパンツやカットソーのTシャツなど機能的でスタイリングも優れていると思う。


ユニクロのファッションブランド化を重視しているのか、ポップアートTシャツ以降、数多くのコラボ商品が発売されている。
失礼だと思うがこの路線は絶対失敗すると思う。僕はファッションリーダー的思考で、ユニクロは進むべきではないと思っている。

あのフリースブームの火付け役として世間に認知されたユニクロは、フリースによってファッション界全体を停滞させたのは事実。昨年より、レザーアイティムが台頭してファッション界に元気が出てきた。

ユニクロがファッションブランドとして進むより、来るべきウォームビズに備えフリースの販売に力を入れて環境問題に貢献するほうが、自然に優しくて良いと思うのだが。

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