NHKのドラマで人気だった「外事警察」の劇場版「外事警察・その男に騙されるな」を観てきました。
個人的には、渡部篤郎、真木よう子、尾野真知子、遠藤憲一など、好きな俳優が登場する作品なので、映画公開も待ち遠しく、劇場版でしか味わえないスケールを期待してました。
物語は、ドラマの公安部外事警察部第4課作業班が集結。班長の渡部扮する住本班長を中心に、朝鮮半島で流失したウランによる、核爆発テロの解決に動くと言う内容です。
日本での工作員とされる男の妻(真木よう子)をスパイに取りんで情報を得ていく過程が緻密に描かれる分と終盤の韓国ロケによる爆破シーンや北の開発者、テロリスト、韓国のNIS(以前のKCIA)などが絡み、静と動の緊迫感が交錯して最後まで緊張感のある作品でした。
その男に騙されるなのサブタイトル通り、嘘に嘘を重ねながら真実にたどり着いていく、渡部扮する住本の情を抑えながら冷酷にふるまう姿や真木よう子や開発者の男・田中泯の迫真の演技やキム・ガンウ演じるNISの若き捜査官のクールな演技と役どころも適材適所で、作品にリアリティを増幅させてました。
期待通りのスケールに加え、過酷な任務に翻弄される人間模様が描かれたヒューマンアクション映画でした。