中古でコンタックスAXが入荷した。
久々見る分厚いボディに思わずノスタルジック。この頃の京セラといえば、かなり狭いユーザー層に的を当てた商品を次々と出してたのを思い出す。
京「今は秘密ですが、今度びっくりする新製品出しますよ~」
僕「AFのレンジでも出すの?」
京「・・・」
数カ月後G1が発売。レンジファインダーでAFっていう、今で考えると「良く出したなぁ」って感じですが、当時は豪華な木箱に入れたセットまで発売されて、そりゃマニアには大喜びでした。
他にも完全機械式MFのS2、RTS3のスペックダウン機ST、トータルバランスに優れたRX、そして96年、ある意味究極のAF機であるAXが発売されるのである。
どちらかといえばユーザー層の年令が高かったコンタックス、当然主たる顧客の目がMFの操作に拒否反応を起してもおかしくはない。そんな中、MFレンズをボディ内でAF化してしまうという、逆転の発想で作られたのがAX。
オートマティックバックフォーカシングシステムって言う、カンタンに言うとフイルム部を動かしてAFにしてしまう強引な手法は、結果的にボディを必要以上に分厚くしてしまった。当然年齢層の高いお客様は、大きなボディに拒否反応を示し・・・。
この頃にNシステムに移行していたなら、まだ今でもコンタックスのブランドがあったかもしれませんね。
でもな~。このAX、好きなんですよね。今までMFツァイスを使ってくれた人の為に、レンズを買い替え無くてもAFで撮れる機体を作ってしまうあたり、「もったいない」の思想を感じ取れて、非常に好感が持てる。
でもあまりにニッチすぎた。
コアなユーザーを抱えてしまうと、市場の変化に即時対応出来なくなってしまう良い例になってしまった。そしてコンタックスのブランド自体が消滅しまうとは、この頃にはついぞ思って無かったことで。
コンタックスのSLRは持ってないけど、S2+テッサー45ミリはちょっと欲しいかも。
*****
AXと一緒に思い浮ぶのは、昔ナカミチで発売された、テープが180度回るオートリバースカセットデッキ。回るヘッドに精度が保てないからと、テープ自体を回転させてしまった逆転の発想が、なんか似てるなぁ、と。
・・・こんな所に共通性を見い出す奇特な人は多分僕だけだろうけど。で、今やミュージックプレーヤーといえばハードディスクだもんなぁ。諸行無常だね。
久々見る分厚いボディに思わずノスタルジック。この頃の京セラといえば、かなり狭いユーザー層に的を当てた商品を次々と出してたのを思い出す。
京「今は秘密ですが、今度びっくりする新製品出しますよ~」
僕「AFのレンジでも出すの?」
京「・・・」
数カ月後G1が発売。レンジファインダーでAFっていう、今で考えると「良く出したなぁ」って感じですが、当時は豪華な木箱に入れたセットまで発売されて、そりゃマニアには大喜びでした。
他にも完全機械式MFのS2、RTS3のスペックダウン機ST、トータルバランスに優れたRX、そして96年、ある意味究極のAF機であるAXが発売されるのである。
どちらかといえばユーザー層の年令が高かったコンタックス、当然主たる顧客の目がMFの操作に拒否反応を起してもおかしくはない。そんな中、MFレンズをボディ内でAF化してしまうという、逆転の発想で作られたのがAX。
オートマティックバックフォーカシングシステムって言う、カンタンに言うとフイルム部を動かしてAFにしてしまう強引な手法は、結果的にボディを必要以上に分厚くしてしまった。当然年齢層の高いお客様は、大きなボディに拒否反応を示し・・・。
この頃にNシステムに移行していたなら、まだ今でもコンタックスのブランドがあったかもしれませんね。
でもな~。このAX、好きなんですよね。今までMFツァイスを使ってくれた人の為に、レンズを買い替え無くてもAFで撮れる機体を作ってしまうあたり、「もったいない」の思想を感じ取れて、非常に好感が持てる。
でもあまりにニッチすぎた。
コアなユーザーを抱えてしまうと、市場の変化に即時対応出来なくなってしまう良い例になってしまった。そしてコンタックスのブランド自体が消滅しまうとは、この頃にはついぞ思って無かったことで。
コンタックスのSLRは持ってないけど、S2+テッサー45ミリはちょっと欲しいかも。
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AXと一緒に思い浮ぶのは、昔ナカミチで発売された、テープが180度回るオートリバースカセットデッキ。回るヘッドに精度が保てないからと、テープ自体を回転させてしまった逆転の発想が、なんか似てるなぁ、と。
・・・こんな所に共通性を見い出す奇特な人は多分僕だけだろうけど。で、今やミュージックプレーヤーといえばハードディスクだもんなぁ。諸行無常だね。