Siamo tutti un po' pazzi.

~我々は皆少しおかしい(イタリアの慣用句)~

普段色々考えていることの日記です。

一口漫画感想

2008年05月21日 | 漫画
昔ハマっていて、今でも好きな漫画&オススメ作品
「NHKまんがで読む古典 枕草子」(面堂 かずき、ホーム社漫画文庫、2006/02)
 この漫画本当に面白いです。古典って学校で習う勉強などではなく、その時代に生きた人々の娯楽小説・娯楽エッセイ集なんだということがよく分かります。「枕草子」はさしずめ「サラダ日記」でしょうか?(ネタが古くてすみません。私が中高生の時、これがものすごくOL間で流行っていたのです)今で言うと携帯小説みたいなモノですか?
 とにかく「え~、NHK?」とか「え~古典?」などと言わず、読んでみて下さい。絶対原文を読みたくなりますから!
 私が高校の時、古典の先生が「清少納言は自分が勉強できることを自慢した嫌みな女だ。それに比べて紫式部は勉強できることを隠していた控えめな女性だ」と言っていたことにものすごく腹を立てたことがあります。この人は本当に「枕草子」を読んだことがあるのだろうか?と思いました。
 しかし、この漫画を読んで今はっきりと分かりました。
 あの先生は絶対「枕草子」を読んでいない! (そうでしょ、T先生?)
 「枕草子」に関して上記のような考えをもっている男性諸君! 
 古典なんてカビが生えた文学老女が読むモノだと思っている女性諸君!
 ぜひぜひ読んで下さい!

「究極超人あ~る」(ゆうきまさみ、週刊少年サンデー、1985年 - 1987年)
 高校時代部室に鳥坂先輩の名言「逃げることは負けである」が貼ってあった。今でもこの言葉は私の座右の銘である。

「ここはグリーンウッド」(那州雪絵、花とゆめ、1986年 - 1991年)
 男子校ではないが元男子校の我が母校はまさしくこの学校のようであった。

「辺境警備」(紫堂恭子、プチフラワー、1988年 - 1992年)
 友人に勧められてはまった作品。隊長さんに神官さん、兵隊さんに背高さんなど魅力的な登場人物が一杯。普通なら背高さんや神官さんが主人公になるところを兵隊さんが主人公なのが紫堂恭子漫画の面白いところ。何のことか分からない人は一度読んでみよう。

「グラン・ローヴァ物語」(紫堂恭子、コミックトム、1989年 - 1993年)
 実は辺境警備より好きです。魔獣と人間の純愛に涙。

「月光」(那州雪絵、花とゆめ、1992年 - 1993年)
 異世界へトリップするファンタジーはこうあって欲しいと思うお話です。

「BANANA FISH」(吉田秋生、別冊少女コミック、1985年 - 1994年)
 高校時代リヴァー・フェニックスファンの友人に勧められました。私たちの世代にとってまさしく時代を代表する作品です。

「機動警察パトレイバー」(ゆうきまさみ、週刊少年サンデー、1988年 - 1994年)
 同じく時代を代表する作品。中学時代塾に通いながら一冊ずつ集めていたのが懐かしい思い出。

「風の谷のナウシカ」(宮崎駿、アニメージュ、1982年 - 1994年)
 小学時代友人に借りたのが最初。自分で集められるようになったのは高校時代。

「にしむく士」(大和和紀)
 結構最近の漫画。江戸の侍のこれでもかというぐらいのサラリーマン状態に涙です。

「BAD BOY」(市東亮子)
 花の仙人が本当にいるのではないかと信じてしまいたくなる作品。

「逮捕しちゃうぞ」(藤島康介、モーニング・パーティー増刊、1986年 - 1992年)
 高校時代に友人に紹介された作品。「最初の方ちょっとHだけど普通の作品だよ」と言われて借りたページは女性の裸がちょっと出て来る程度。今の少女漫画の状態を考えれば、あの頃の私たちはウブだった……

「なんて素敵にジャパネスク」(山内直実、花とゆめ)
 小学校の時、家庭教師のお兄ちゃんに紹介された作品。自分で集められるようになったのは高校時代。今でも平安時代を手っ取り早く知るには最高の本です。

「ざ・ちぇんじ!」(山内直実、花とゆめ)
 氷室冴子のファンの時に集めた作品。「とりかえばや物語」を氷室冴子氏が新釈版として小説化し、それを漫画化したもの。原作はかなりHな話です(さすが王朝文学)が、この話はギリギリそれを外しています。ええ、そりゃぁ、もう、ギリギリで。

「雑居時代」(山内直実、花とゆめ)
 氷室冴子のファンの時に集めた作品。出て来る登場人物すべて奇人変人ばかりなのに、誰もが自分だけはまともだと思っているのが笑えます。

「きらきら馨る」(高橋冴未、ウィングス、1995年 - 2002年)
 第1回の読み切り作品を立ち読みして気に入る。第2回(連載第1回)の作品をまたもや立ち読みして、買うことを決定。ストーリーはトンデモなのに時代背景はしっかりと考証してあって、平安時代好きの私にとってお気に入りの作品である。

「有閑倶楽部」(一条ゆかり、りぼん、1981年 - )
 小学生の時母が買っていたのを読む。主人公達のトンデモ設定が好きだったけど、オカルトは苦手だった。

「タッチ」(あだち充、週刊少年サンデー、1981年 - 1986年)
 アニメの再放送を見るために部活を早引きしたのも今では良い思い出。

「仏ゾーン」(武井宏之、週刊少年ジャンプ、1997年)
 アルバイト中立ち読みしてはまる。応援していたのに打ちきりになったのがショック。私の仏像好きはここから始まる。

「虹色とうがらし」(あだち充、週刊少年サンデー、1990年 - 1992年)
 あだち充唯一の江戸ファンタジー? でも好きでした。

「湘南爆走族」(吉田聡、少年KING、1982年 - 1988年)
 暴走族もの、不良ものは一時代を画しました。その代表作。

「DADA!」(吉田聡)
 秘書のお姉ちゃんの七変化ぶりが良かった。社長の言葉は一つ一つが胸に響きます。

「魔法陣グルグル」(衛藤ヒロユキ、月刊少年ガンガン、1992年 - 2003年)
 初めはギャグマンガだと思って読み始めましたが、いきなりのシリアスに脱帽しました。

「南国少年パプワくん」(柴田亜美、月刊少年ガンガン、1991年 - 1995年)
 初めはギャグマンガだと思って読み始めましたが、いきなりのシリアスに脱帽しました。

「笑う大天使」(川原泉作品は全てかも)
 何とも言えない作品の雰囲気が……。川原作品の良さは言葉で言い表せません。

「動物のお医者さん」(佐々木倫子、花とゆめ、1987年 - 1993年)
 私に間違った(そして正しい)大学生活を植え付けた元凶たる作品。

「空の帝国」(喜多尚江、花とゆめ、1993年 - 1997年)
 何が良いのか分かりません。でもやっぱり好きです。(ヌルイところかな?)

「帯をギュッとね!」(河合克敏、週刊少年サンデー、1988年 - 1996年)
 スポーツ漫画は嫌いなくせに、これだけは好きです。何で読み始めたのかは覚えてないけど、大学時代に大人買いしたことだけは覚えている。

「天使禁猟区」(由貴香織里、花とゆめ、1994年 - 2000年)
 世紀末という言葉が流行った時に出た作品。でも、今でも多くの青少年達に読んでもらいたい作品。

「昔、朧なる男ありけり」(水野十子)
 平安好きにはたまらない漫画。私にとっての水野十子作品はむしろこっち。


最近ハマってる漫画
「もやしもん」(石川雅之、イブニング、2004年8月 -)
 友人に勧められ、そのまま彼氏もはめた作品。農学部の実態を知っている人間からするとたまらない作品。樹教授は「真の神様」だね。

「夏目友人帳」(緑川ゆき、LaLa DX)
 第2話は何回読んでも号泣します。できれば第1話から読むと、さらに号泣します。人間って愛おしい……。


最近読んでいる漫画
「ONE PIECE」(尾田栄一郎、週刊少年ジャンプ、1997年8月 - )
 第1回作品を読んでこれは当たると思ったら、本当に当たったことが今でも自慢。

「鉄腕バーディ」(ゆうきまさみ、週刊ヤングサンデー、2003年 - )
 旧作読んで好きになり、新作を心待ちにしていました。どっちが好き? と問われてもどっちも好きと答えます。

「学園アリス」(樋口橘、花とゆめ、2002年 - )
 ギャグとシリアスのバランスが絶妙。

「落第忍者乱太郎」(尼子騒兵衛、朝日小学生新聞、1986年 - )
 小学生の時に読み始めて、そのまま読み続けています。小学生のギャグマンガと思う無かれ。室町~戦国時代の時代考証は完璧です。

「遙かなる時空の中で」(水野十子、LaLa→LaLaDX、2000年 - )
 平安もの? という勘違いで購入してからはまっています。ゲームはしていないのに……。

「なんて素敵にジャパネスク[人妻編]」(山内直実、花とゆめ→別冊花とゆめ、2004年 - )
 なつかし~、再開されたよ~という理由で購入。でも、ちょっとテンポが変わっちゃったよぉ。

「金色のコルダ」(呉由姫、LaLa、2003年10月 - )
 彼氏もはめた作品。基本はスポ根ものだけど、そうならないのはネオロマンスゲームだから?


コメントを投稿