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普段色々考えていることの日記です。

平 清盛 第37回「殿下乗合事件」

2012年09月30日 | その他(感想)
先週は、家に客が来ていて、感想書く暇なかったです。
夜8時、ドラマ始まって、私はじりじりしているのに、帰らない。帰らない。
結局、帰ったのは8時45分。
なんで、そんなベストタイミングで帰るかな?

今日は台風直撃で引きこもり決定なので、ゆっくり感想書きます。


 第37回「殿下乗合事件」 

と言っても、最初の印象忘れていますが、
とにかくいまだに残っている印象だけでも。

 面白かった!(=^▽^=) 

その一言につきます。

政治的な駆け引きと重盛の苦悩、時子、重盛、経子、等々の微妙な関係。
伝承と史実との見事なコラボレーション。
今後の伏線。

どこをとってみても面白かった。
なぜ、このような作品をもっと早く作れなかったのか・・・
返す返すもそこだけが不満(* ̄m ̄)

さて、平家パートが面白かった分、イマイチだったのは源氏パート。

遠藤時政の家に、ふらりと頼朝が訪れるところから話は始まります。
頼朝は例の八重姫の事件依頼、意気消沈しているという設定らしいですが、
意気消沈というよりむしろ うつ病患者 です。

そこへ、空気読めない客がやってきます。
うん。どこにでもいるよな。
バッドタイミングでやってきて、いつまでも居座る客。

そうして、頼朝くんは聞きたくもない愚痴を聞かされる羽目になるのです。

ただ、「清盛はすごい!」という話はともかく「義朝が負けなかったら」というのはやりすぎだと思う。
この時の豪族って、そういう時勢を見てあっちついたりこっちついたりしていて、
長田忠致の裏切りも時勢を見ての生き残り作戦だったわけだし。
むしろ、 「裏切りって何? 美味しいの?( ゜v^ ) 」 という世界だしね。この時代は。
ここでくだまいているメンツも、源氏裏切って平家に付いたから生き残っているわけだしね。
「平家の時勢はすごいな」
「源氏がここまで落ちぶれるとは」
「いやぁ、なんか貴族っぽくなっている平家より俺は源氏の方が好きだったけどなぁ」
「それは言ってみてもしゃあないでしょ、今は何がなくとも平家なんだから」
ぐらいの会話でよかったんじゃないかな?
 そうしたら、貴族っぽくなっている平家への不満とか批判とかが盛り込めたんじゃ。

でも、この会話を政子が聞いているのは新鮮。
今までの政子像って、「愛しい人のために嵐をものともせず家出」する恋する乙女で、
頼朝と結ばれたのも政治的な部分ではなく、ひたすら恋する乙女の一途さ故という感じでした。

だけど、この政子なら、政治的な部分でガンガンに絡んできそう。
何よりも東国武士の愚痴を頼朝の視点で政子が聞いていることに、
これからの源氏パートが大いに期待できそうです。

というわけで、本日はもう一度感想を書く事になると思いますが、
ひとまずはこれにて。

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