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普段色々考えていることの日記です。

『NHKまんがで読む古典 枕草子』面堂 かずき

2009年06月02日 | 漫画
枕草子 (ホーム社漫画文庫―NHKまんがで読む古典 (特5-1))
面堂 かずき,清少納言
ホーム社

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「NHKまんがで読む古典 枕草子」(面堂 かずき、ホーム社漫画文庫、2006/02)
 この漫画本当に面白いです。古典って学校で習う勉強などではなく、その時代に生きた人々の娯楽小説・娯楽エッセイ集なんだということがよく分かります。「枕草子」はさしずめ「サラダ日記」でしょうか?(ネタが古くてすみません。私が中高生の時、これがものすごくOL間で流行っていたのです)今で言うと携帯小説みたいなモノですか?
 とにかく「え~、NHK?」とか「え~古典?」などと言わず、読んでみて下さい。絶対原文を読みたくなりますから!
 私が高校の時、古典の先生が「清少納言は自分が勉強できることを自慢した嫌みな女だ。それに比べて紫式部は勉強できることを隠していた控えめな女性だ」と言っていたことにものすごく腹を立てたことがあります。この人は本当に「枕草子」を読んだことがあるのだろうか?と思いました。
 しかし、この漫画を読んで今はっきりと分かりました。
 あの先生は絶対「枕草子」を読んでいない! (そうでしょ、T先生?)
 「枕草子」に関して上記のような考えをもっている男性諸君! 
 古典なんてカビが生えた文学老女が読むモノだと思っている女性諸君!
 ぜひぜひ読んで下さい!



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