Siamo tutti un po' pazzi.

~我々は皆少しおかしい(イタリアの慣用句)~

普段色々考えていることの日記です。

平 清盛 第35回「わが都、福原」

2012年09月09日 | その他(感想)
大河ドラマの感想として大好きだったブログが感想を書くのをやめてしまって、ちょっとガッカリです。
もう一つ、ここも好きで読ませていただいていたブログも感想を非公式にしてしまって。
大河ドラマを見る楽しみの半分が失われた心地です。
ちなみに、来年はともかく再来年の大河ドラマが未だに発表されないってどういう事なんでしょう?
一応、予測立ててみているのに。

本命:戦国(織田信長)
対抗:江戸(徳川光圀)
大穴:平安(紫式部)


とかね。

第35回「わが都、福原」

第何回からか忘れたけど、いつの頃からか私はこの大河で源氏パートばかりを楽しみにしています。
もともと源氏の方が好きだったのもあるけど、なんか玉木義朝がいい役をしていて、彼の夢の行く末が楽しみになってしまったのである。
いえ、本当に玉木義朝や小日向為義とかがいい役をしていて、もう義朝が為義を切るシーンは涙が止まらなかったです。
で、その義朝の遺児、頼朝の行く末は・・・と、毎回そこばかりを楽しみに見ているのです。
だから、感想といっても源氏パートばかりになると思うが・・・。

今回、わたし的によかったシーンは、三浦義明や上総常澄、佐々木秀義たちが出てきたシーン。
このあとの頼朝の挙兵を知っているだけにちょっと嬉しくなってしまった。
三浦義明はこのあと衣笠城を枕に壮絶な死が待っているんだけど、描かれるかな?
・・・無理だろうな。主役が頼朝になってしまう。
あと、もう一つ残念だったのは、小四郎が出てきたのはいいけど、北条宗時が出てこなかったこと。
妹に甘いお兄ちゃんを期待していたんだけどな。

時政「政子!ちょっとは女らしゅうせえ!」
宗時「ははは。いいじゃないですか父上。政子らしくて」
時政「宗時! お前がそうやって政子を甘やかすから!」

というのを希望していました。

とはいえ、政子を見た瞬間、即決で縁談断る佐々木秀義には爆笑。
お前ら、未来の御台所を、覚えていろよ!!o(^▽^)o

さて、話の本筋は題名通り清盛が福原に都を置く話かと思いきや、いろいろ心中複雑ならざるものを持つ頼盛の話がメインでした。
正妻、池禅尼の子供でありながら唯一出世が遅れている人間としてその苦悩が描かれているような、描かれていないような・・・・・・。
平家パートになると突然舌足らずになるのが、今回の大河ドラマの一番悪いところです。
源氏パートや朝廷パートよりたくさんの尺をもらっているはずなのに何ででしょう?

って原因は分かっているんですけど。
この脚本家さんの徹底的なまでの伏線へのこだわりなんですよ。
この回で頼盛が言ったセリフは忠正が言ったセリフ。
そこにこだわったゆえの頼盛の設定なんでしょうけど、なんかこのセリフを回収するためだけの頼盛が存在しているようなそんな気がしてしまった。

うまく言えないけど、大河の面白さって一脚本家が制御できない時代のうねりを感じることなんじゃないかな。
頼盛は確かに平の一門から浮いた存在だった。
その浮いた存在であるが故、みっともなく立ち回り、結局唯一一門で一族を残すことができた。
そういう描かれ方の方が、時代のうねりと不思議を感じられたんじゃないかな。
ここで、なんか雰囲気で清盛に感服してしまうんじゃなくて、清盛の前では平家のために何か言いながら裏で八条院とつながっていたほうが面白かったと思う。

何か、ブログ再開してみたところで、ぶつぶつと大河の不満をぶちまける場所になりそうですが、大好きだったブログの管理者へのエールを込めて、場末からほそぼそと発信させていただきます。

コメントを投稿