マンガ感想「進撃の巨人」「十五少年漂流記」

お題：「進撃の巨人」とかけて「十五少年漂流記」ととく。その心は・・・



「進撃の巨人」諫山 創

極限状態における少年・少女の葛藤が眩しいぐらいです。
なんとなく失われた何かを思い出しそう。

まぁ、何かと話題になっている漫画ですし、あえて詳しく書く必要はないかな、と思います。
はっきり言って絵はものすごく汚いし、ディティールも狂いまくり。
１１巻になっても作画能力の向上は全く見られないが、畳み掛けるようなストーリー展開に知らず知らずのうちに続きを手に取ってしまいました。
しかも、後から判明した事実を踏まえて読み返してみると、そのときの登場人物の言動に二重の意味が見えてきたりとかして・・・
謎が謎を呼ぶ展開となっています。

まぁ、これも連載当初から言われているけど、残酷描写ありまくりです。
一気読みすると夢で巨人に襲われます。
さらに、人間の醜悪さも包み隠すことなく描かれています。
だからこそ、「闘うことの素晴らしさ、美しさ」も描かれています。

何から語ればいいのかさっぱり分かりませんが、作中で一番かっこいいのは私はアルミンだと思います。
誰が一番好きかと言われれば、やっぱりリヴァイなのですが、格好いいからというより「変」だから好きです。
次点はハンジ。



「十五少年漂流記」しわすだ

極限状態における少年・少女の葛藤が眩しいぐらいです。
なんとなく失われた何かを思い出しそう。

ジュール・ヴェルヌの原作が大好きで、つい手に取ってしまいました。
現代日本が舞台の翻案ものです。

欲を言えば、もうちょっと長く続けてほしかったなぁ。

ところで私は、主人公のブリアンよりドノヴァンが大好きでした。
アニメ版でも原作でもどちらのドノヴァンも大好きでしたが、この漫画のドノヴァン（殿内）もなかなかいい性格しています。
この漫画の殿内がそもそもどこへ行くつもりでこの船に乗ったのかは気になるところですが…。
次点はゴードン（後藤）。（原作も漫画も）

アニメ版も一応案内
瞳のなかの少年・15少年漂流記 [VHS]


さて、お題の答えですが、

「私は三白眼が好き」

「進撃の巨人」のリヴァイも漫画版「十五少年漂流記」の殿内も見事な三白眼なのです。