8日目

モレスモ対バイディソバ．

僕はもちろんモレスモを応援．
敗因を探すとすれば，勝てるはずの試合だったことか．

さて，勝ち残っている選手から誰を応援しようか．

Farnese Montepulciano D'abruzzo

ファルネーゼ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2005
KBワインで1,080円．「パーカーが絶賛」というやつ．

最近イタリアワインをよく飲んでいるけれど，これってけっこう久しぶり．

僕がワインにはまり始めた頃って，リラ（旧イタリア通貨）が暴落していて，
イタリアワインはすごく安かった．キャンティクラシコで1000円しないものがあったり．

その反動なのかなんなのか，大人になってから（？）はそんなに手が伸びない．

ただ，いまはなにせユーロが高いこともあって，ボルドーなんかは高くて買えない．
で，リーズナブルで飲みごたえのあるワインを探すと，南仏やチリと並んで，イタリアがでてくる．

僕も「パーカーポイント○○点」とか言われると「けっ」とか思いはするのだけれど，
安いワインに関しては信用できます．

で，これもすごくおいしい．多分また買います．

２週目初日／前言撤回

ウィンブルドンも２週目．

昨日は，先週雨で順延になった，森上－ヴィーナスの３Ｒの続きを観た．

森上惜しかった．

先週，「僕はテニスにおいてはナショナリストではないので」とか書いたけれど，
国籍ではなく（ほんとは多少あるが），プレイの内容があまりに素晴らしかったので，
森上を応援しないではいられなくなってしまった．

素晴らしいコートカバーリング，足の速さにショットの思い切りのよさ．
小気味のいい彼女のテニスはもともと嫌いではなかったのだけれど，惚れ直しましたね（笑）．

特に第３セット中盤は圧巻．
芝でヴィーナス相手に互角以上に打ち合っていた．主導権を握っていたのは森上だったと思う．

惜しまれるのは，幸運なネットインにも助けられて，
ヴィーナスのサービスをブレイクした直後，５－３でのサービスゲーム．

ヴィーナスが弱いときの顔になっていたし，いけるかと思ったのだけれど，
さすがに少し腕が振れなくなっていた．

でも仕方がないと思うんだよなあ．大チャンスだからこそ．

経験が，ときには邪魔をする．
「去来する思い」みたいなよけいなことを考えていたわけではないと思うけれど，
27歳の森上にとって，もしこの勝利を得られていれば，どれだけ大きな意味を持ったことか．

試合にのぞむ選手は，みんなそれぞれの経験を抱え，それぞれのチャンスに挑んでいる．
充実した時期を迎えている選手，連覇を狙う選手，若い初出場の選手，
最後の戦いになるであろうベテランの選手，必死に努力して怪我から復帰してきた選手．

試合の「掛け金」はみんな違うのだ．

僕は若い選手がぽっと出てきて勢いで勝っちゃうことよりも，
「ベテランの選手がついにつかんだ栄光」みたいな話に弱いのだけれど，それはこういう理由．

もちろん，森上選手には，まだまだ何度もチャンスがくると思う．
だって，こんな素晴らしいプレイができるのだから．

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ウィンブルドンで，ネットインが試合の行方を左右することは珍しくない．

ネットインで僕が思い出すのは1988年男子ＱＦ．
２連覇のあと，前年度は２Ｒ敗退のベッカー対前年度優勝者・パット・キャッシュ．

ベッカーが３－０で完勝して，「ここは俺の庭だ」ということを示したのだけれど，
試合を決めたのは２度のコードボールだった．

それはまるで，テニスの神による裁定のようだった．

ヴィーナスのサービスゲームでのネットインも，
テニスの神様が，素晴らしいプレイを続ける森上の背中を，軽く押してくれたように思えたのだが・・・．

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ヴィーナス－シャラポワの怪獣対決がまた実現か．
個人的な嗜好からいえば，あまり観たくないタイプの試合（うるさいんだもの）．

女子は今年も，モレスモに勝ってほしいかなあ．