当って砕けろ あおき公

団塊世代と若者世代のコラボレーションで
社会貢献、地域参加をサポート

イスラエルのハイテク産業と日本進出

2008-06-30 18:19:39 | Weblog
 今年、建国60周年を迎えたイスラエル。
(1947年11月の国連決議に基づき1948年5月に独立宣言)
いわば団塊世代と年輪が重なる。
去る2月26日にオルメルト首相が来日し、ホテルニューオータニで
講演を行なった。米国PR会社に動員された聴講者が多かったよう
でアグレッシブな首相の講演が終わると8割方は引き上げた。
だが、ここからが同行した経済ミッションの出番である。
イスラエルとEUの貿易は順調だが対日本は低いレベルで推移している。
ハイライトはイスラエルで「電気自動車ネットワーク」を目指す
シャイ・アガシのプレゼンだ。3年後には数万台の電気自動車を
イスラエルで走らせる。50万基の充電スタンドを整備する。
日産のゴーン社長がこの構想に飛びつき1億ドルの資金提供を申し出
たそうだ。
「成功すれば世界最大の産業になる」、、期待できるかもしれない。
5月に行なわれた建国記念祭はいつものニューオータニからフォー
シーズンスホテルに会場を変えて行なわれた。日本在住のユダヤ篤志家
の支援を批判されたため自前の予算でやらざるを得ず招待客を縮小して
開催したようだ。運良く参加することができた。
常連の佐渡ヶ獄部屋は場所中とあって琴欧州などの力士は見られなかっ
たが、昨年に引き続き森田健作氏が親善大使を勤める。
来春は氏にも変化がありそうだ。
2月にNPOの主催した「イスラエルハイテク産業紹介セミナー」では、
フラッシュメモリー(東芝から製品化されたUSBメモリー)や内視鏡カプセル
などのほか、新たなアイデアの技術が披露された。(日本進出を希望する
32社の資料あります)
いま通販業界で話題なのが「MV Pen(エム・ブイ・ペン)」。紙に書いたメモ
を簡単にデジタル化できる便利なペンとして人気が出ている。
12600円で購入できる。
通常の紙に専用のペンで手書きした内容を、そのままパソコンに取り込ん
だり、文字読み取りソフトと連動させることで、手書き文字をデジタル化する
装置だ。専用ペンといっても、ペンの芯はボールペンのスタンダードなもの
が使えるし、ユニットも少し大きめなクリップ程度の大きさだ。
仕組みにはイスラエルの高度な技術が採用されている。
と、さまざまなニッチの技術が得意なイスラエル、印刷機のサイテック、
経営ソフトのマジックソフト、3D技術のヤッパ、など日本で流通している
製品も多い。日本の技術開発、生産システムとうまく結びつけば大飛躍を
遂げる可能性もあるだろう。

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