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シェル☆レビュー

2010-10-18 20:48:31 | diary
さーて、今年の秋冬は!

ってことで、さすがに半袖では寒くなってきました。
となると、どこもかしこもアウターの話題でもちきりなのです。
じゃ、少しだけオススメでもってことです。
以前にフリースをやったので、
今回はシェルでいってみようかと。

用途も予算も人それぞれ。
まんべんなくね。

【Patagonia / Torrentshell Jacket / ¥17,850】

なんだか今年は値段の高いラインナップの中でも稀有な廉価なモデル。
結局、シェルが高い理由っていうのは、
防水、透湿性の高さと軽さとコンパクトさで決まる。

シリアスな山にはちょこっと向いてないけど、
ハイキングや街着にはもってこい。

しかもカラーバリエーション豊富。
一押しはやっぱり久々のパープルですな。

気を使わずにガンガン着倒せるのもいい。

ただ、個人的に今年のパタゴニアには惹かれるものがない…
一応、一通りチェックしてきましたが、
今期一番優秀なのはキャプリーンでした。


【Outdoor Research / Transfer Jacket / ¥13,965】

このスペックでは奇跡の価格。
昨今人気のソフトシェルです。

ソフトシェルのいいとこっていうのは、
透湿性の高さと動きやすさ、そのわりにそこそこの防水性があること。
シリアスな山なんかでは、インサレーションとしても活用できる。
ということは、荷物がひとつ減るということです。

で、このジャケット。
デュアルプルのフードだったり、
内張りフリースだったりと手抜きはなさそう。
実物を見てみたいところ。
一枚持っておいて損はないジャケットじゃないかな。

うーん、うちに競合品がなければ買ってたな。


【Arc'teryx / Gamma MX Jacket / \50,400】

Climbing Magazine's Editor's Choice Award受賞の一品。
これもソフトシェル。

個人的にアークのシェルはあんま好きじゃないんだけど、
このGamma MXは別格。
フーディーもありますが、オススメはジャケットのほう。
ま、自分が持ってるのはフーディーですが。

良くも悪くもアークっぽくないデザイン。
抜群の透湿性。
絶妙な裁断。
かなりハイレベルなジャケットです。

Abyss Blueが素敵だと思います。

ま、値段がね…
シーズン的に長く着られるし、用途も幅がきくので、
その辺の折り合いがつけばなんとか…


【Westcomb / Mirage Hoody / \74,550(参考価格)】

アークが中国生産に拠点を移した際に、
スタッフがバンクーバーの工場をそのまま使って創めたブランド。

で、このジャケットの売りは二点。

まず、センターをずらしたジッパー。
これってわりと重要で、首周りの快適さが段違い。
これができるのは止水ジッパーのおかげ。
このジッパーにフラップは付けられないよね。

次に、素材がeVentってこと。
防水性と透湿性に優れた話題のファブリックです。
ちなみに、ここの別のジャケットを持ってるんだけど、
eVentは確かに透湿性は高い。
ちょっと防水性は試せてませんが、
最近ではテントの素材なんかでも活用されてるので、
間違いないと思います。
しかも薄くて軽いしね。

立体裁断で着やすいし、デザインも秀逸。
ぶっちゃけ、アークのハードシェル買うなら、
値段もそんな変わんないこっちのほうがオススメ。

ま、逆に言うと、それくらい高いってことが難点…


【Marmot / PreCip Jacket / \15,540】

マーモットのロングセラー。
独自素材のPreCipを使ったジャケットです。

このジャケットの売りは実はデザインにある。

最近のアウトドアウェアのデザインっていうのは特化されてるわけ。
山で使うか、街で使うかの二極化。
言ってしまえば、なぜかアウトドアパンツにあわせられないアウトドアウェアや、
アウトドアパンツにしかあわせられないアウトドアウェアなんかが溢れてる。
その点、このプレシップはすごい。
パンツを選ばないデザイン。
パッと見すげー普通だけどね。

値段も手ごろだし、ちゃんと手入れすれば防水性も高い。
個人的にはすごく好きなジャケットです。


【The North Face / Scoop Triclimate Jacket / \47,250】

たまには酷評もね。

昔からノースの好きなパターン。
インナーにダウンがついたり、フリースがついたりと。

で、これって何の意味があるわけ?
「ちょっとだけ暑いな」、って時にシェルだけ脱げるから良いわけじゃん。
それを一体化させる意味ってなんもないよね。
一回脱いでから、ダウンを取り外してまた着なおすとか。

こういう意味のないウェアに騙されないようにね。

で、酷評ばっかじゃあんまりだと思って他のノースのウェア漁ってみたけど、
…ごめん、いいのないわ。
ま、ファッション性は高いんじゃん?
ドット柄とかチェック柄とか出してるし。

あ、ノースは好きでしたよ。


【Haglofs / Arete Jacket / \63,000】

ぶっちゃけ、自分の範疇じゃありません。

個人的におっさんスキーヤーがゲレンデで若い女の子をナンパするためのブランドだと思ってる。
白髪で髭とかだったらなおさらよ。

ま、そんな中でデザインが飛びぬけてるのはこのジャケットかな。
ヨーロッパのいいとこ出ました!って感じのカラーリング。
ド派手なカットだけどまとまってる。
最近の媚びた派手さとはちょっと違うね。

レイヤーフードはデザインは好きじゃないけど、
結局一番便利かもね。

そもそもヨーロッパ物にはあんま興味がないだけなのよ。


【Rab / Latok jacket / \63,000】

イギリスのブランドです。

これも素材はeVentですな。
カラーリングとデザインは好き。

ただ、ポケットの位置が残念だな。
ハンドウォーマーポケットとチェストポケットが同位置って。
実は結構使いづらいんだよね。

あとはフード周りがせっかく凝ってるんだから、
もう一工夫あってもよかったかも。
ドローコードをポケット内で連結させるとかね。

自分では着ないけど、なかなか良さ気なジャケットではあります。
というか、女の子に着て欲しいブランドなんだよね。
UKなんだからデニムにクラークスとかで。
そこにボンボリついたニットキャップとセルフレームのメガネだな。

かわいいは正義。
うん、好き。


【Golite / Ether Wind jacket / \13,650】

ウルトラライトの雄、ゴーライト。
つーこって、どうせならウィンドシャツですな。

たしか100g切ってんじゃなかったっけ?
さすがです。
あくまでもウルトラライトを追求する方針は賞賛に値する。

町でも山でも雨風に起因する体力の消耗って実はすごい。
そんななかで、パッカブルなこういうジャケットはマストなわけ。
特に、自転車乗りの人はカラビナにでも引っ掛けて常備しておくべき。

ま、対抗はアークのスコーミッシュ、パタゴニアのフーディニでしょ。
けど、値段と軽さではこれに軍配が上がるかな。


【Mountain hardwear / Synchronicity Jacket / \48,300】

別に…


ま、今回はこんな感じで。

日本でもやっとここ数年でソフトシェルが台頭してきた。
やっぱ、着易さはハードシェルの比じゃない。
けど、やっぱり防水性はハードシェルには勝てない。
透湿性に関しては素材やベンチレーションでまちまち。
と、一長一短あるわけです。
例えば自転車乗る人なんかは透湿性の高いソフトシェルにウィンドシャツ常備とか、
普通に街着ならハードシェルが軽くて着脱も容易だし、インナーも選ばない。

あとはゴアテックス神話も完全に崩れたね。
各社独自素材を打ち出して同等の防水性をキープしてる。
ゴアならなんでもいいわけじゃないんですのよ。

と、クソ雑誌みたいに見た目だけじゃなくて、
素材とか機能に目を向けてみるのもいいんじゃないかと思ったりします。

参考になれば幸いです。


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1 コメント

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Unknown (たむら)
2010-10-19 16:12:07
参考になりました。
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