すくらっぷ・ブック

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風立ちぬ・美しい村/堀 辰雄

2009-05-18 15:16:53 | books
たまには真面目な文学でも。
これでも昔は文学少年だったんだぜ。
夢は国語の先生だし。

で、この堀辰雄の「風立ちぬ」と「美しい村」
一番好きな作家で、一番好きな本。
もう情景描写とかが素晴らしすぎる。

他にも優れた作家はたくさんいるし、
たまに軟弱とも評される。
が、このような文章を書いた人を他に知らない。

今でもかばんの中に入れて、
たまに読んでいる1冊です。




となり町戦争

2007-12-03 15:06:27 | books
となり町戦争を読んだ。

うーん。
なんだかなー。
着眼点は面白いんだけど、
結局遊んじゃってる気がする。
本文によく出てくる「リアル」っていう言葉が、
逆に感じてしょうがなかった。

評者が実際の戦争もこんな感じかもって評してたけど、
それは戦争を知らない人が書いた本を、
戦争を知らない人が読んで、
戦争ってこんな感じって言ってるだけの気がする。
と、戦争を知らない自分が書いてみる。

僕らが知っているのは、あのクウェートの夜空のに数多に飛び交う機銃の映像だ。
あの元で何が起こっていたか、ぜんぜんわからないけれど、
それでも、あれは確かに戦争であった。
けれども、ブラウン管越しのその映像から戦争を捉えることができた人はそう多くないだろう。

恋愛小説としての見るべき点はあったことは付け加えておく。




ぼくんち

2006-07-14 19:09:07 | books
久々に読んだ。

なんともはや言い難い感情が生まれるのは毎回のこと。
ふと、どんな批評をされているのかと調べてみた。
以下抜粋。

…と思ったけど、言葉にすると、どれもなんだかしっくりこない。
どのレビューも似たようなことは書いてあるが、
どれもその内容を捕らえてはいるが、一口では足りない。
と言って、自分でも書けなそうなので書かない。

で、文庫で出版された「はれた日は学校をやすんで」を買いました。
ちょっとした手違いでまだ少ししか読んでないけど、
やはりこちらも名著です。

で、西原理恵子は絵が下手(自称)です。
でも、漫画家です。

最近の漫画は絵が綺麗なのはたくさんあるけれど、
内容の点から言えば及第点には遠く及ばないと思う。
どれもこれも良い楽器にエフェクターずらーっと並べたクソバンドみたい。
でも、西原理恵子にはボロッボロのアコギ一本の味がある。
そんな気がしてます。

アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集成

2006-04-14 15:25:34 | books
Henri Cartier‐Bresson

マグナムフォトの創設メンバーで、
「決定的瞬間」という言葉を作った人物。
晩年は作画も。

どのメディアで見たのかは忘れてしまったが、
彼の絵を見たことがある。
山のデッサンだったが、今でも忘れられない。

この本にそのデッサンが載っているかは未確認。
だって高いもん。

今一番欲しい一冊。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000082140/503-5106478-8031933