すくらっぷ・ブック

ex)audioblaze,frost flower

カバーっていうのを自分なりに噛み砕いてみた

2011-01-31 23:52:28 | diary
音源あがってるんで、ちょっと重いかも。

世の中にカバーというのは数多とありますな。
下手すりゃ、本家より有名なやつもあったりして。

で、バンドでもソロでも、カバーをやるときにそのままやっても面白くない。
というか、そのままやってるのは聴いてるほうも面白くない。
とはいえ、自分のフォーマットに置き換えるだけもつまらない。
バランス感覚っていうのがスゲー大事だったりする。



例えばこれ。



OasisのI Am The Walrusですね。
あんまよく知らないですが、
エンディングの定番になってたとか。

ま、原曲も文句なしでカッコいいですが、
そこから実験的要素を排除して、
ライブならではの要素を足すとこんな感じになるのかと。

で、これはすごく上手くやってると思います。
ストレートにアップデートした典型かと。



で、次はこれ。



RadioheadのCeremonyです。

これは一聴するとストレートなカバーに聴こえますが、
原曲をスゲー好きなんだなっていうのが伝わってくる。
これはこれで昇華してる感じがいいですな。
単純にカッコいいし。
そもそも、選曲がいいよね、個人的に。



ちょっとついでにNew Orderを続けます。



Nouvelle VagueのBlue Mondayですよ。
この人たちって、多分この辺の曲大好きなんだろうね。
先のRedioheadとは逆に完全に自分達のフォーマットに乗っけてる。
けど、原曲の良さはスゲー残ってる。
特に、Blue MondayなんかはNew Orderで一番有名な曲だから、
カバーする人は多いけど、電子音寄りにしすぎて、
「別にこの曲でやらなくてもいいんじゃね?」ってアレンジとか、
コードと歌詞だけ残して、そのままバンドサウンドに突っ込んで、
「うわー、やっちゃった…」っていうのが多いんだけど、
このカバーは見事にバランス取れてる、ザ・カバーって感じで好きなのです。



で、次。



Death in VegasのAge of Concentね。
これはライブでも見たことあるけど、スゲーよ。
そもそも、この曲に関して本人達が言ってるのは、
「原曲が完璧すぎて足すことも引くこともできない」
ってことなんです。
足りないのはNew Orderの演奏スキルじゃ…
っていうのは置いといて、
「曲」そのものの本質を知ってる人たちの演奏って感じよね。
こういうのは、みんながハッピーだ。



比較対象として、おんなじ曲でもこれだけ変わるっていう例を。



Arcade FireのAge of Concentです。
これも好きよ。
スゲーシンプルに本質引き出すとこうなるよねって感じ。

で、視点を少し変えて。
超有名曲っていうのがありますね。
もう有名なアーティストの代表曲みたいな。
個人的には自分でそれをやることにはあんまり興味が沸かないかな。
というか、カバーをするにあたり、
まず、曲よりもアーティストありきだと思ってて、
溢れんばかりのリスペクトを持ってカバーをする決心をするわけです。
で、そうなると、好きな曲はたくさんあるわけで、
自分の中でやりたい曲と代表曲が合致する場合がほとんどないと。



と、そんななかで圧巻なのはこれかな。



Tori AmosのSmells Like Teen Spiritです。
自分の中のカバーの定義からはちょっと外れるっていうか、
ま、ありがちなフォーマットだよねってところだけど、
さすがの姉さん、ここまでガッチリつかまれると文句も出ませんわ。
これくらいやれればアリだなっていう典型。

と、まぁ、カバーもそれぞれ。
やり方もそれぞれ。
とは言え、好きな曲+自分達のフォーマット=カバーっていう短絡的なのはダメなのはおわかりでしょう。



最後に、ちょっと反則だけど好きなカバーを。



この雰囲気とリスペクトがカバーだよね。








サンバーストが下手っぴなギターの正規取扱店に対するグチ

2011-01-31 00:58:06 | diary
ちょっと理由あって、
今日某楽器店兼リペア屋行ったんですわ。

で、こう尋ねたのですよ。
「ギターの組み込みはおいくらくらいかかるのでしょうか」と。
したら、ろくに詳細も聞かずに、

「見ないとわかんないですね、高けりゃ10万くらいですかね」

だってさ。

ま、工房もラーメン屋もそうですが、
どんだけこだわりがあるのか知りませんが、
客に対してぞんざいな態度取ってると潰れるよね。
ましてや、このご時勢。
今、まさにここに伏字なしで店名あげて、
拡散したらなんか起きるかもしれないぜ。

ま、どこに持っていっても10万円かかるとして、
ましてや、10万円が相場より安かったとしても、
少なくともこの店にだけは持っていかないことが確定しましたとさ。

店員としてのお前は偉いのかもしれんが、人としてのお前は偉くもなんともねーぞ。




祝500回記念

2011-01-28 01:32:19 | diary
何がって?

このブログのポスト数がこれで500になりました。

どうやら、2006年の4月からスタートしているようなので、
5年弱で500ということで、平均で年間100くらいは書いてるみたいですね。

実は、その前にも別のサイトで数年やってたから、
それを足せばそこそこの数になっているはずですが、
ま、地道にでも続けることが結果に繋がるということを、
改めて思いましたとさ。

これからも地道に細々とでも続けていくつもりです。
ろくでもない内容もあれば、激レア情報もあったりするこのブログ。
今後もスタンスは変わらないと思います。

末永くお付き合いください。




電報

2011-01-28 01:13:46 | diary
皆さんは電報を送ったことはありますか?

そもそも、電報は通信網が発達していなかった昔に、
郵便より高速に通信ができるという手段でした。

それが、FAXやメールの発達によって、
当初の目的で使われることは少なくなり、
現在では、もっぱら祝電、弔電、笑っていいともくらいしか使われなくなってるようです。

で、後輩が結婚するということなので、
そもそも誘われてもいませんが、
祝電を送ることにしました。

以前にも送ったことはあったのですが、
その時は電話で申し込んだ気がする。
今回はネットから申し込みをしました。

で、NTTの電報のサイトを開いたわけです。

まず最初に台紙なんかを選ぶわけですが、
男が男に送るのに、押花電報とかキティちゃん電報とかはありえないので、
ごくごく一般的なものを選びました。
一般的なものは無料ですが、花束がついてるものだったり、
オルゴールが鳴ったりとさまざまな種類があるわけで、
値段もピンキリなわけです。

そして、本題の文字入力。
例文もあるのですが、いまいちピンとこないのと、
若干スベってるような文章なのでスルー。
今回はまじめに考えてみました。
ちなみに、電報の値段はこの文字数で決まるようです。
今回は5行程度の、電報の中ではそこそこ文字数が多いレベルの内容になりました。

で、いざ、支払いの段になってビックリ。
2,500円オーバーとか。
うーん、電報ってお高いのね。

お祝い事なので、ケチるわけではありませんが、
払わなくてもいいものに払うのもアホらしいんで、
ちょっとネットで相場なんかを調べてみて発見。

電報って、NTTだけのサービスかと思ってたけど、
実は他にもたくさんあるんですね。
その中からあるサイトから、同文章で見積もり。

すると、半額程度で送れることが判明。
ちなみにそこは台紙で値段を取って、
一定の文字数までは無料というパターンのところでした。

電報なんて、なかなか貰う機会もないので、
相手の一生の記念日にそんな形で送るのも、
なかなか良いものだと思いました。




浪漫

2011-01-25 23:58:05 | diary
男は色々なものに浪漫を感じます。
その物から色々な思いを馳せること。
それが浪漫なのではないかと思うわけです。

時計もそのひとつ。
時計が嫌いな男はなかなかいないでしょう。

というわけで、その浪漫にほだされて、
時計を結構買い込んでいたのですが、
この機会に結構処分しました。

その理由としては、
やっぱりアンティークは手を掛けてあげないとダメってこと。
ギターもまったく同じ理由で処分したのは浪漫からくる発想なのですよ。

今回、チュードルのレンジャー、ロレックスのオイスターを処分しました。
これを手放そうとした理由は、やっぱり思い入れなのかな。
どっちも勢いで買ったものだったっていうのが理由かな。

で、手元には一昨年購入したGMTマスターとスピードマスターを残しました。
スピードマスターに関しては、成人祝いに買ったと思い入れのある品物だし、
GMTマスターに関しては、なんとなく自分の中で壁を越えた一本だったから。

そう、要するに個人的な浪漫のあるなしで決めたわけです。

と、そんな折に、スピードマスターのベルトを革ベルトに替えてみました。



どう?カッコいいでしょ。

フォーマルな場面で使える革ベルトの時計が欲しいな~って思ってて、
「買っちゃえよ」っていう悪魔の囁きと、
「また買うのかい」っていう天使の叱責を天秤にかけてて、
はたまた、最近出番の少なかったスピードマスターを使いたいっていう衝動もあって、
冷静に考えてみたところ、このアイデアが生まれたわけです。

ほとんどの用途にも服にも合わせられる最強のコンビです。
どっちも浪漫に満ち溢れてるし。

ちなみに、ちょっとスピードマスターの話をすると、
忘れもしない中学2年生の時のFINE BOYSっていう雑誌で初めて見て、
「うわー、なんてカッコいい時計だー」って思ったのが最初です。
もう20年も前の話だな。

そんで、時は流れて、いざ成人のときに時計を買おうと出かけたわけです。
最初はロレックスを買おうと思ってて、
色々物色したんですが、なんとも気に入ったものがない。
まだまだ、エクスプローラーⅠが20万円前後で買えた時代でした。
で、ふとスピードマスターが目に入って、
「あ、お久しぶりっす」ってことで購入と相成りました。

ちなみに、世間では手巻きのほうが良しとされてます。
フェイスも自動巻きに比べて大きいし、
なにより、アポロの宇宙飛行士が使用していたのが手巻きだったからです。

けど、そのファーストインプレッションが自動巻きだったんで、
いまだに手巻きより自動巻きのほうに魅力を感じます。
文字盤のバランスも好みなんだな。

自動巻きのスピードマスターはお手ごろ価格なんで、
結構はめてる人が多いのがちょっと気になってたんだけど、
今回、ベルトを変えたことで、
また気分も変わってガンガン使用できそうです。

次買うのは当分先だな。




定点カメラで自分を見てみる

2011-01-23 01:00:34 | diary
うーん、最近から回ってるな。
なんせ、から回ってるもんだから、
なんとかしようと思うアイデア自体がから回ってるみたい。

ま、俗に言う負のループってやつか。

反省ばっかしてても、
ダメなもんはダメだったりするし、
ある意味、自分で逃げ道を潰すことは、
単純に自分を変な風に追い込むだけだしね。

こんな時は気分転換が必要か。




「たまゆら」全話上映イベント~いつか想い出になっていく~

2011-01-22 23:18:38 | diary
ということで、行ってきました。

「たまゆら」全話上映イベント~いつか想い出になっていく~



概要はこちら。

http://www.tamayura.info/

個人的声優御三家のうちの二人、阿澄佳奈、井口裕香、
そして、トークレベルが半端なく、普段聴いてないラジオでも、
ゲストに出る時だけは聴いている儀武ゆう子、
あと、最近大人気、竹達彩奈の四人が主演、
更には、大好きな作品「ARIA」の監督、佐藤順一監督と、
とんでもなく個人的ツボをつかれた作品です。

で、そんな「たまゆら」はOVAで全4話なんですが、
今回はその一挙放映+トークショーということで、
こりゃ行かなきゃいかんだろ、ってことで、
先日、朝っぱらからチケット争奪戦に望んだのですが、
まんまと惨敗。
今日聞いたところによると、435席が7分で完売だったそうです。

行くことをあきらめきれずに、
ちょっくらオークションを覗いてみると、
定価1600円のチケットが数倍の価格で取引されてる。
良席に関しては、桁が違ったりしてるしね。
許すまじ転売ヤー、と思ったところですが、
偶然にも、ほぼ定価で落札することができました。
ざまー、転売ヤー。
発券手数料考えたら赤字じゃないか?

と、紆余曲折の末、チケットをゲットしたわけです。

で、「たまゆら」本編なのですが、
TVで放映されたものを録っていて、
正月にでも見ようかなと思ってたんですが、
今回のイベントのことを知って、封印してました。
初めてが劇場の大スクリーンで見られるとか贅沢じゃん、ってね。

さて、レビュー。
本編は15分×4話の約1時間。
うん、なかなか面白かった。
あの空気感は監督独特だと思った。

そしてトークショー。
まず最初に儀武ゆう子(a.k.aチギブー)が登場。
やっぱ今回も司会兼演者ということか。
しょっぱなからトークが面白い。
そして、会場があったまった頃に、
阿澄佳奈(a.k.a かなち)、竹達彩奈(a.k.a あやち)、佐藤監督(a.k.a サトジュミチ)が登場。
たまゆらの話をしながらも、いちいちチギブーが面白い。
進行もしつつ、あの瞬発力は素晴らしい。

ドラマCDの発売決定等の新情報を交えつつ、
1時間ほど経過した頃、重大発表があるとのこと、
そしてスクリーンに映し出された驚愕の事実とは!?

「儀武ゆう子生誕30周年間近」

と、完全な肩すかし。
ま、面白かったけどね。

そして、本当に発表された本当の驚愕の事実とは!?



はい、念願のTVアニメ化決定とのこと。
思わず「おぉー」と声出ちゃったよ。
恥ずかしい、言わせんな。

そして、そのあとにラジオで欠席の井口裕香(a.k.a ゆかち)のビデオレター。
こちらも期待を裏切らないさすがのクオリティー。

とそんなこんなで、本編1時間、トークショー1時間30分の、合計2時間30分。
存分に楽しんでまいりましたとさ。

たまゆらじお復活も楽しみだ。




あやまってもゆるさない

2011-01-22 11:45:22 | diary
やられた。

ここ数日、ふつふつとネット上で問題になっている例のアレ。

「魔法少女まどか☆マギカ」ネタバレ問題。

注意して、ネットでもその辺の情報は拾わないようにしてるんだけど、
ふと開いたページにネタバレがありました。

本編のインパクトも強かっただけに、
なんにも知らないピュアな目で見たかったよ。

この悔しさは忘れない。
当分引きずるな。

ネタバレはやめようね。




どうせやるならこだわりを持って

2011-01-20 23:09:07 | diary
年が明けた瞬間から怒涛のような忙しさ。
残業残業の毎日。
この忙しさはまだまだ終わりそうもなく。

ま、暇なら暇で文句言うし、
忙しけりゃ忙しいで文句言う。
なんとも我侭な生き物だね、人間って。

さて、話は変わって、たまにはちょっと洋服の話でも。

皆さんは普段ぼくがアウトドアウェアばっか着てるから、
そういうのが好きで、どっぷりハマってるとお思いでしょう。

が、実は根っからのヴィンテージ大好きっ子です。
最近ではかなりの数を手放してしまったので、
もう手元にはあんまり残っていませんが、
ふと、「あ、ちょっとおしゃれしたい」とか思ったときは、
大抵ヴィンテージで固めたりします。

とはいっても、超王道にそんなに興味があるわけでもなく、
なんとなく雰囲気があるものが好きなんで、
多少偏っていたりしますが。



そんな中、ちょっくら嘆かわしいのが「実名復刻」ってやつですね。
最近だと、HeadLightやらBig YankやらLeeのハウスマークやら。

ま、ビジネスとしては間違ってはないんじゃないんですか?
でもさ、ヴィンテージ好きな人なら、
ヴィンテージの良さは新品には出せないってこと一番わかってるんじゃないですかね。
ましてや、それを実名で復刻することに何の意味もないとわかってるはずなんだけどね。

とはいえ、全部が全部悪とは言いませんよ。
例えば、Big Yankの山ポケのネルシャツなんかは、
オリジナルなら余裕で10万円くらいするんじゃない?
それが、復刻なら数千円で買える。

で、店員さんに薀蓄を聞かされてそれを買ってみる。
それで初めてディテールとかがわかるわけです。

「あれ、これってポケットが山型になってる!」
「おっ、裾にマチがついてる!」
「へー、ボタンって猫目なんだ!」

みたいな感じで。

そういう部分に興味を持って、いずれ本物が欲しくなる。
そうすると見分ける目もついてくる。
それで本物を手に入れて、さらに気がつくことがあったりする。

「え、ボタンが菱形だよ?」
「袖のリブが離れてる!」

みたいにね。
そうすると、さらにどっぷりとハマっていくわけです。

そんな導入の一着としては、ま、いいとは思いますがね。
実名のほうが買う方もとっつきやすいだろうし。

ただ、いつまでも実名復刻=ヴィンテージと思っちゃう人がいるのも事実でね。
そんな勘違いは自分の中で黒歴史になるようにしないといけません。
同じディテールだったとしても、それはまったく別物なのですよ。

そんな中で、上手いなーと思ったのは、
ラルフローレンの別ライン、RRLかな。
あそこは、ヴィンテージの良さを完全に昇華したブランドだったね。
どうせヴィンテージにハマるなら、こういうところから入ったらいいのにと思う。
ハマったあとでもRRLは取り入れることができるしね。
そもそも、ラルフローレンさんは超カッコいい着こなしするよ。
NBの1300をはじめてカッコいいと思ったのは、
ラルフローレンさんが履いてるのを見たときだもの。

ま、洋服なんて今あるものはほとんどが何かの模倣だしね。
あなたが今着ているものも、実は遡ってみると元となるオリジナルがあるかもしれない。
上手く現代風にアレンジしているものもあれば、
完全に劣化してるものもありますがね。
元ネタ知ってると、思わず「クスっ」となるようなものもあれば、
「うわー、やっちゃってるなぁ…」っていうものもあるということです。

ま、そういう目を養っていきましょうぜってことです。