【本】モダンタイムズ 伊坂幸太郎 2010年05月18日 | 本 モダンタイムス (Morning NOVELS)読了日:05月14日 著者:伊坂 幸太郎 ★★★☆☆ 『楽観とは、真の精神的勇気だ』 『たとえ、自伝や年表に載るような大きな出来事が起きなくても、 小さな行動や会話の一つ一つが、人生の大事な部分なんです』 (本文より) 舞台は21世紀半ば ある言葉を『検索』した人間が次々と襲われる 情報は監視され 操られ 人々も操られる 人々はシステムの一部でしかない 人と人 人と情報 人と金 人と国家 人と社会という形があるようでない抽象的で得体の知れないものが 巧く描かれています
【本】チルドレン 伊坂幸太郎 2010年05月18日 | 本 チルドレン (講談社文庫)読了日:05月11日 著者:伊坂 幸太郎 ★★★☆☆ 『ジャージ、ジャーズ、ジャズ』 『子供のことを英語でチャイルドと言うけれど、 複数になるとチャイルズじゃなくて、チルドレンだろ。 別物になるんだよ』 (本文より) 短編集のような長編集のような作品 家庭裁判所調査官 その調査官のお世話になる非行に走る少年少女 銀行強盗の現場に居合わせた青年たち その事件で青年たちが知り合った盲目の青年とその恋人 ものすごく勝手なことを言うけれど 少年たちに慕われている椎名という家庭裁判所調査官 クセがかなりあるけど いいやつなんですよね
【本】プリズンホテル(3)冬 浅田次郎 2010年05月18日 | 本 冬 プリズンホテル(3) (集英社文庫)読了日:05月10日 著者:浅田 次郎読書メーター ★★★☆☆ 『いいか小僧。 死んでもいいというのと、死にたいというのは大ちがいだ。 最高の男と最低の男のちがいだぞ。一緒くたにするな』 (本文より) 先日読んだプリズンホテルの続編 任侠の親分さんが経営する奥湯元あじさいホテル 通称プリズンホテルにやってくるワケありのお客さんたちが繰り広げる爽快なストーリー 一冊目はおもしろかったけど この作品は程よいというところでしょうか この中途半端感は 二冊目を飛ばして読んでしまったからかもしれません