ルジマトフ

「ルジマトフのすべて 2007」を観に行きました。
で、チラシに混じっていた「ゲスト出演者変更のお知らせ」。
ルジマトフが8月に膝間接の手術をするため、12月の「ライモンダ」のゲスト出演がなくなりました。
かわりにアブデラフマン役には、イーゴリ・コルプが出演するそうです。
これに伴い、チケット1枚につき、2,000円が返金され、どうしてもキャンセルしたい場合は、例外措置としてキャンセルに応じるようです。
私は、イーゴリ・コルプについて、あまり詳しくありませんが「ルジマトフのすべて 2007」にも出演していて、なかなかつかみのあるダンサーだな、と関心を持ちました。

今回の「ルジマトフのすべて」では、3回も32回転フェッテを見ました。
「ドン・キホーテ」でエレーナ・エフセーエワ、「白鳥の湖」でヴィクトリア・クテポワ、「海賊」でイリーナ・ペレン。
ポワントでの踊りは、この3つだけでした。
初日のせいか、細かいミスが目立った気がします。
特にエレーナ・エフセーエワは、後で、パートナーのミハイル・シヴァコフを怒ったかもしれません。
つかみ損ねた感じだったので。

それとも、たまたま、私がバレエの発表会前で、ミスにばかりに意識が行きやすかったせいでしょうか。
確かに「舞台、ひろっ。。」
と、自分が緊張してしまいました。

ルジマトフの「ボレロ」は、ご存知の方も多いかもしれませんが、フラメンコ・バージョンでした。
前にダンスマガジンのインタビューで、
「自分がフラメンコを踊れているのかどうか、わからない。」
とコメントしていましたが、ルジマトフは正直だな、と思いました。
私も、ルジマトフの踊りは、フラメンコそのものではないように思いました。
フラメンコ調の彼独特の踊りを踊っている。そんな感じがしました。
なので、まわりの本物のフラメンコ・ダンサーの迫力がすごくて、いっしょに踊らないで、かけあいのように分けてほしい気がしました。

実は、私が、ちょっとフラメンコを習ったのも、前に「ルジマトフのすべて」で観たフラメンコがすばらしかったからなんです。
でも、パリージョ（カスタネット）に悪戦苦闘。
そのせいで、もともと頸椎ヘルニアで肩こりがひどい方なのに、さらにひどくして、頸椎ヘルニアを患った時の右手のしびれまで再発してしまいました。
小指から中指までうまく動かなくなってしまって、急遽、カイロプラクティックで診てもらう始末。
すぐに治してもらえましたが、残念ながら、フラメンコは諦めることにしました。
スカートにフラメンコシューズにパリージョ。高かったのに。。



【「ルジマトフのすべて 2007 おもな出演者のプロフィール】

○ファルフ・ルジマトフ
1963年ウズベキスタン生まれ。ワガノワ・バレエ・アカデミーで学び、81年キーロフ・バレエに入団。86年プリンシパルに昇格。2007年5月、レニングラード国立バレエ芸術監督就任。

○ユリア・マハリナ
1968年レニングラード生まれ。8年ワガノワ・バレエ・アカデミー卒業、キーロフ・バレエに入団。87年「白鳥の湖」で主役デビュー。

○イリーナ・ペレン
1998年ワガノワ・バレエ・アカデミー卒業、レニングラード国立バレエに入団。入団直後に大抜擢を受け「白鳥の湖」で主役デビュー。

○エレーナ・エフセーエワ
1982年12月13日イジェフスク生まれ。2001年ワガノワ・バレエ・アカデミー卒業、レニングラード国立バレエに入団。すぐに「くるみ割り人形」で主役デビュー。

○イーゴリ・コルプ
マリインスキー劇場バレエののプリンシパル。1996年ベラルーシ国立バレエ学校卒業。同年、ワガノワ国際バレエコンクール入賞、マリインスキー劇場バレエのオーディションを受け入団。98年ソリストに昇格。