大人のバレエ~不思議な魔法 & Something Good

大人になってバレエを始める方、始められた方に。
なにか、参考になれば幸いです。

バレエ/骨盤を立てたまま、足の付け根を抜く。

2010-09-01 14:45:34 | バレエの基本
後ろへのタンジュまたはデガジェ、ルティレ、横デベロッペ。。あたりがわかりやすいでしょうか。
動足に骨盤が引っ張られませんか。
バレエでは、よく、上体の長方形をキープしたまま。と言われます。
肩と腰を結ぶ長方形です。
これをキープするために、
「足の付け根を縮める。」
と注意されたりします。





長くやられている方は、ご存知のことだと思いますが、私は、最近まで、どうすれば、上体の長方形をキープしたまま、後ろへのタンジュやデガジェ、ルティレ、横デベロッペができるのか、よくわかりませんでした。
どうあがいても、骨盤ごと持って行かれます。
でも、骨盤ごと持っていかれると、足の付け根は可動していかないのです。
ということが、カイロプラクティックの先生のおかげでわかりました。

骨盤は立てて開かず、動かさず、足の付け根(図の赤丸の部分)を可動させる訳です。
この訓練をバーレッスンでしているのです。

後ろへのタンジュやデガジェは、足の付け根が前に動くことで、後ろに可動します。
横のルティレやデヴェロッペは、足の付け根が下に動くことによって、あがります。
ただ、ハマったままでは可動域がとれないので、アン・ドゥオール(外旋/ターンアウト)が必要だったり、遠くに出すことで「抜く」訳です。

これは、最初からできる訳ではありません。
訓練して、徐々に可動域が広がっていきます。



面白いことがありました。
座って開脚して柔軟をすると、一応、べちゃ~っと上体が足について、端から見たら、軟体系に見えるacbeです。
そりゃ、まわりからうらやましがられます。
が。これ。



片足のお尻の骨の出っ張ったところのすぐ脇(赤いところ)に丸めたタオルを入れて、横向きに上体を倒すと、とたんに「普通の人」になってしまいました。
どれだけ骨盤ごといっていたか、いやというほど、思い知りました。

が、これをやった後に、タオルをとって、横向きに上体を倒すと、足の付け根に変化を感じました。
いわゆる抜け感です。

丸めたタオルは、図の赤↑のところに入れるのです。
骨盤がスライドするのを抑えて、足の付け根を優位にストレッチさせています。

スプリッツは、前に来る足の、同じくお尻の骨の出っ張ったところのすぐ脇に入れます。
すると、骨盤が前後に持って行かれるのを抑えてくれます。




私は、けっこういいストレッチになっているのですが、同じような悩みをお持ちの方のお役に立てば幸いです。

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12 コメント

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謎がとけました! (マンネリ)
2010-09-03 15:55:37
コメントを入れたのですが、送れていないようです(涙)。とにかく貴重な記事をありがとうございました。この事を知らないでやるのと、知ってやるのでは、大きな違いです!感謝! 投稿再トライの為短文になってしまいました。
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マンネリさんへ (acbe)
2010-09-04 11:19:17
コメントの件、理由がわからないのですが、せっかく書いていただいたのに、申し訳ありません!
でも、なにかお役に立てたようで、本当にうれしい限りです。
こんな素敵なコメントをいただいて、私も元気もらいました。
本当にありがとうございます。
バレエ、がんばってください!
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有り難うございます。再び投稿します (マンネリ)
2010-09-04 20:38:07
ちょうど一年前のレッスンの時です。代行の先生で人数も少なめだったのでバーのストレッチで一人ずつチェックを受けました。片足バーに乗せ、アンオーで上げた足の方へ前屈です。全員普段通りにやりましたが、全員姿勢がダメでした!骨のアラインメントの説明を受け、一人一人次々直されました。私は直された時、フラフラして思わず先生にしがみついてしまいました、立っているのもつらく手をアンオーにも出来ず、無論前屈なんて無理でした。上げてる自分の足はやけに短く感じられ、、なんか違和感がありましたが「お尻が割れちゃてます!」の説明に納得。その後自分でその姿勢をやろうとしても中々身につかずいつの間にか忘れて、楽な格好になってました。「骨盤を立てたまま、」の記事でそうだったんだ~ お尻が割れてる=骨盤をもって行かれる 事だった!と、、これだとつじつまが合うのです!謎がとけました! 骨盤を立てたまま、バーに足を乗せるのはかなり大変です。でも注意してみると、タンジュ、ロンデでも皆さん骨盤ごともって行かれちゃてます!!(すいませんレベルが低い、、)。私は歴8年ですが、初級クラスと言っても数年たっていたので、本当の基礎は習ってないので、疑問を感じ、できたばかりの教室に一年間通いました。少しはわかったつもりでいましたがこのブログで撃沈と感激が交互に(笑)!またまたヤル気になりました。acbeさんの開脚の写真をみて唖然、、凄すぎて見るのが嫌です(敬意を賞して)
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素敵なブログありがとうございます (初心者)
2010-09-05 01:48:45
いつもブログ拝見させていただいています。
書いてあることがよく理解できないぐらい万年初心者で申し訳ないですが、とっても大事なことだということだけはすごくよくわかります。
五番もとんでもない角度でしか出来ない、結果、足も斜め前にしか出せずバレエ以前という感じでトホホ。いくら何でももう少し何とかしたい、ほんとに。少しでもマシになるように頑張りたいと思います。
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たびたびおじゃまいたします (マンネリ)
2010-09-05 11:00:39
またコメントを入れましたが、違う所を押してしまい戻ったのですが文章が消えてました(ショック)。短く言うとacbeさんが整体で散財しているのに、私達は無料で詳しく教えてもらっている訳です。ハウツー物の本は「何故そういうレッスンをするのか?」ということ迄書いてありません、なので、理屈がわからないと動けないオバサンには本当に有り難い限りです!貴重なブログに心よりお礼を申し上げます。
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マンネリさんへ (acbe)
2010-09-09 11:30:35
お返事遅くなって申し訳ありません!
再び、コメントを、本当にありがとうございます!
ちなみに、画像は、サンプルで、私じゃありません。(汗)
私は、身体は割と柔らかいのですが、まさに骨盤持って行かれ派なので、とてもお手本できませんから。

カイロプラクティックの先生から教えてもらったことと言っても、身体は個性の固まりですから、皆さんにお役に立つという訳でもなく、また、ここだけが解決してもすべてが解決するものでもないので、ほんとに同じようなことで悩まれている方のヒント的にお役に立てばという程度の情報です。
なので、気になさらないで大丈夫です。

でも、やる気が湧いて来たなんて、うれしい言葉までいただき、私も、がんばって画像作ったりして、記事をアップしてよかった、とうれしい限りです。
本当にありがとうございます!
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初心者さんへ (acbe)
2010-09-09 11:38:02
お返事遅くなって、本当に申し訳ありません!
コメント、ありがとうございます!
誰でも最初は初心者です!
プロを目指すというような方は別にして、何歳から初めても、必ず上達しますから、大丈夫です!
これは本当です。
私のブログは、基本ができるようになると、上達していく、みたいな視点で書いているんですが、私自身ヘタクソで、本当に先生の言っている言葉の意味が身体につながらず。。
もっともっと、わかりやすく掘り下げていきたいと思います。
少しでもお役に立てることが書けるよう、がんばります!
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バレエじゃないですが・・・ (kazu)
2010-09-10 11:26:49
フィギュアスケートの浅田真央選手の写真で、骨盤がもっていかれていない前後スプリッツの写真を観たことがあります・・・。

・・・氷の上で超美しい体制を保っていられるのも脅威のスタミナも骨盤がもっていかれてないおかげなのかな・・・と思いました・・・。

私もいつも骨盤もっていかれてます。今度意識してストレッチしてみます。
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kazuさんへ (acbe)
2010-09-10 15:02:06
コメントありがとうございます!
骨盤が立っていることは、これは、普通の姿勢でも正しい状態だそうです。
運動では、例えば、ジャンプは、骨盤が立っていると、上へあがる力が働きやすいというしくみだったりします。
お尻が抜けると、体幹が下がってしまうんだそうです。
そうすると、外の筋肉でやりはじめて、外の筋肉の強さに引っ張られて、中の筋肉を痛めやすく、怪我しやすい体になる。
体って、そういうしくみなんだそうです。
すべて、カイロプラクティックの先生の受け売りですが。(汗)
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受け売り大歓迎! (マンネリ)
2010-09-10 20:07:27
受け売りおおいに勉強になってます!先日のレッスンのピエドラマンの時、早速回りを見渡してみました。お尻付き出たビミョーな姿の多いこと、、、スプリッツも、、。自分は両方苦手です。でも先生からは「前後開脚はお腹は立てたまま」と言われてるので、とても180度は厳しいです。180度出来てる人も、あら?、顔だけ向きを変えたら左右の開脚と同じではないか!そんな形です。一応どこかしらのストレッチにはなっているのでしょう。
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