大人のバレエ~不思議な魔法 & Something Good

大人になってバレエを始める方、始められた方に。
なにか、参考になれば幸いです。

骨格的要因に振り回されないアン・ドゥオール。

2009-04-15 13:17:17 | バレエ股関節ストレッチ&アン・ドゥオール
アン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)。バレエ関連書籍によると、ふつうの人では、股関節の外旋可動域は45度程度。
でも、バレエダンサーでも平均50度、最大で70度程度だそうです。
医学の専門家は、アン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)の度合いを決定するのは、股関節を構成する骨の構造にあると指摘しています。
一番重要なのは、大腿骨頸部の形と大腿骨頭がヒップソケットに収まる角度。
その次が、ヒップソケットのくぼみの向き。
3番目が、股関節の周囲にある靱帯の弾力性。
4番目は、股関節と太ももにある筋肉の弾力性。
で、自分で改善できるのは4番目の「股関節と太ももにある筋肉の弾力性」だけだそうです。
こう書くと、もう、大人はアン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)しないくらいな印象を受けてしまいますが、筋肉をほぐして得られる可動域は、個人差はあるにしても、それなりの可動域を得られると私は思います。
筋肉が固まって萎縮していると、当然、関節にも詰まる方向の力が働きますし、それが左右アンバランスだと、それだけで骨盤が歪むので、ロックがかかったのと同じ状態になって、アン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)しなくなったりもします。
ちなみに、私のことです。
それはともかく、バレエダンサーでも平均50度。
ふつうの人で、すでに45度程度の可動域があるのですから、ネガティブになることはないと思います。
私でさえ、カイロプラクティックの先生の手を借りると、けっこうな可動域になります。
使えるかどうかは、また別ですが。




バレエダンサーでも平均50度の可動域というアン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)ですが、それでも、バレエダンサーは、みんな180度くらいの可動域があるように見えます。
それは、ざっくり言うと、身体の使い方によるもののようです。
足全体で回して回して、回し上げる。そんな感じでしょうか。



で、低次元ながら、私。
当たり前のことだったりするのかもしれませんが、軸足のアン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)は、どうやってキープするのだろうと思いました。
筋肉でキープするのは当たり前なのでしょうが、「回す」のでなく開いていた私は、ぐるっと回して、外ももで止めてキープしていたので、そういう、ヘンな疑問が湧きます。

でも、とっくの昔に、先生は教えてくれていたのに気がつきました。
「動足」も、どんなことをしていたとしても、アン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)するのだ、ということに。
両足が同じことをしていなくても、左右のアン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)のバランスでキープする。
気をつけるところを気をつけながら、こうやって取り組むことで、実質的な可動域が広がり、加えて身体の使い方を身につけていくのだと思いました。

後は、とにかく筋肉をしなやかに保つこと。ですね。




いろいろなストレッチやエクササイズが紹介されていますから、自分にあうものをチョイスすればいいと思いますが、私は、「引き上がった、まっすぐな1本の軸」があってのアン・ドゥオールだな、と実感しているところです。

家では、例えば1番ポジションなら90度くらいで、ドゥミ・プリエ・タンジュ・デガジェを軽くやって、軸と足の付け根をまわす感覚を確かめてから、広げていくようにしています。
これならどこでもできまし、身体に負担もかけません。




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