姿勢と引き上げとアン・ドゥオール（ターンアウト／外旋）。

人の身体は、左右対称ということは、まずないそうです。
そして骨盤は、前後、または左右にゆがみがあると、アン・ドゥオール（ターンアウト／外旋）しにくくなります。
たいていは、どちらの足が、アン・ドゥオール（ターンアウト／外旋）しやすく、どちらかの足がしにくくなります。




ちなみに、私は反り腰だけでなく、骨盤の右側が前に出ています。
これも、完全にクセになっています。
もちろん、ほんのわずかですが、このほんのわずかの歪みのために、アン・ドゥオール（ターンアウト／外旋）に支障が出てきます。
右足は開いてしまいやすいクセもあり、左足がアン・ドゥオール（ターンアウト／外旋）しにくいのです。


ただ、姿勢と引き上げがわかり始めて、なぜ、バレエでは引き上げる姿勢なのか、が、わかり始めました。
いくつか理由はあると思いますが、1本の軸に引き上げ集めることで、左右差や前後の歪みを限りなく吸収することができるから。
例えば、タンジュで後ろに足を出す時、出す足側の身体が開きやすいと思いますが、1本の軸でボディを強く保つと、足に引っ張られないかわりにおシりの割れ目が深くなって、おシりごと巻き込まれて入っていく感じすらします。
こうやって、こんな私ですら、まわらないものがまわるような、使うべきところを使うような身体の使い方に変わります。

まだまだ課題山積ですが、改めて、基本の中にすべてが凝縮されている気がしているところです。