大人のバレエ~不思議な魔法 & Something Good

大人になってバレエを始める方、始められた方に。
なにか、参考になれば幸いです。

バレエでの足の指。

2009-01-05 16:53:13 | バレエ大人
足の指は伸ばす。
足の指は床に吸い付く。
バレエのお稽古で、一度、バレエシューズを脱いで、バーレッスンしたことがあります。
(できれば、私がバレエを始めた頃にやってほしかった。。)
先生が、ひとりひとりの足を直してくれました。みんな
「そうだったのか。」
と、個々に悩みが解決。という感じでした。
バレエシューズは、形だけ真似をすると、意外と見た目をよくしてくれます。



前にも触れたことがありますが、足の指を伸ばしつつ、でも、足の指の肉球(?)は床に吸い付くようにすると、親指は別にして、特に、2番目と3番目の足の指の末節骨と中節骨の関節が曲がりやすいんじゃないかと思います。
バレエの本のお手本の写真を見て、そういうふうに曲がるのはいいんだ、というのを知りました。

これは、バレエ・ダンサーのお手本写真をもとに作成した画像です。
バレエの先生も、こんなふうに曲がるのはいい、と言っていました。





私は、バレエを始めた頃、足の指を曲げないと言われて、まっすぐにしていなきゃいけないんだ、と思いました。
そうすると、足指の肉球より手前に重心がずれてきます。
すると、自然にかかと寄り重心になっていきます。
これがクセになると、外モモ使いになります。
足が自然にバランスをとるために、そんなふうに筋肉を使うようになるそうです。
臀部も落ちます。
不思議なことに、足指、特に力の強い足の親指の肉球に力がこもると、内モモにつながりやすくなり、臀部が押し上がります。



最近、バレエ雑誌やプロのバレエ・ダンサーの足の写真を見て、
「やっぱり、足の4番目と5番目の指は曲がるよね。」
と思いました。



プロのバレエ・ダンサーの足の写真です。
4番目と5番目の指、曲がっていますよね。
初心者は、こういうのを曲がっていると思うと思います。
少なくとも、私はそうでした。




バレエ雑誌のお手本の写真をもとに作成した画像です。
「甲、指を遠くに伸ばす。」
とありましたが、足の指の末節骨と中節骨の関節が曲がっています。


大切なのは、遠くに伸ばすことで、少なくとも、指を縮ませることはないし、甲を伸ばすトレーニングにもなりますが、同時に、足裏と足指に力がこもるようになる(力むのではなく)ことのような気がします。
そうでないと、ポワントで立てないですし。
トウシューズは固いので、これは私の感覚ではありますが、最低限、サイズ・ワイズがあっていれば、後はトウパッドの厚みなどで多少調整されるので、足の指は曲がりません。
私は、トウシューズを脱ぐと、まっすぐな指が出てきます。

アンドゥオール(ターンアウト/外旋)で、「開く」というよりは、むしろ「足の付け根をまわす」というブログの友人の言葉に気づかされた私ですが、先生に教わったことやバレエの本などのお手本を見て、「足の指を伸ばす」という言葉も、ちょっと危険な気がしました。




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6 コメント

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あけましておめでとうございます (ミテキ)
2009-01-11 20:35:59
だいぶ明けてしまいましたが^^;今年もよろしくお願いします。

これ、私も勘違いしていました!

>まっすぐにしていなきゃいけないんだ、と思いました。
そうすると、足指の肉球より手前に重心がずれてきます。
すると、自然にかかと寄り重心になっていきます。

まさにこの通りの状態です!!!
指に力を入れると指が曲がってしまうため、力を少し抜く癖?がついてます。
アテールでもルルベでも、指じゃなく、(手で言えば)手のひらにあたるところに重心があります。
いつも「指に乗って」と注意されてましたが、特にルルベでは指に乗ると指が曲がるので、あえて控えめにしてました。あー長いこと間違ってたなあ。と思います。
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ミテキさんへ (acbe)
2009-01-12 11:52:48
コメントありがとうございます!
ミテキさんとは、発表会でいやな思いをしてぼろぼろな時、嫌味なコメントに対して、徹底的に味方になってくれて、励ましてくれたのが出会いのきっかけでした。
去年も、いろいろありがとうございました。
ごあいさつ遅れましたが、今年もよろしくお願いします!

足の指のこと、ミテキさんもでしたか。
私も、カイロプラクティックの先生に足の指に力を込めた時との違いを試されて、気がついた始末です。
バランスよく身体を使うためにも、正しい軸って大切だな、と実感しました。
それが、足指のちょっとしたことで、上体にずれが生じていって、それを、なんとか補おうと、へんなところに余計な負荷がかかったりして、結局、故障しやすい身体に。。ということなんだな、と、つくづく思います。

バレエシューズを履いていると、見た目、わかりにくいですよね。
ミテキさんは体力があるので、私みたいにもろくないと思いますが、足の指をしっかり使って、体力を活かして、がんがんうまくなってくださいね!
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Unknown (フェイ)
2009-01-13 06:39:08
足指の使い方って、実は私も良くわかっていないところがあります。
というのも、やはり自分の足も他の人の足も、
シューズに隠れてて、どうなっているのかが目視出来ないので。。。

先月から前半をバレエシューズでやるクラスにも出るようになったので、余計気にかかってはいたのですが、これでいいのかなぁ?と思いつつ、やり過ごしているような気がします。
トウシューズを履きこなせるようになるのが目的のクラスなので、バレエシューズの時でも「トウシューズの時に。。。」とトウシューズを履いた時の足の使い方にを意識しながらのレッスンなのですが、ホントのところ自分の足指がどうなっているのかは確認出来ないままです。

バーの前にストレッチ&筋トレがある時は、シューズを履かないので自分でも確認しやすいし
、先生にもチェックしてもらうようにしています。
(フレックスからポワントした時に、うっかりアキレス腱を縮ませてしまったのを誤魔化しても、絶対に見逃されません!)
指先に関してよく先生が注意するのは、「指を丸めないようにすること」はもちろんですが、「指に力を入れるのではなく、甲を伸ばす感じで、その延長上で指も遠くに伸ばす感じ」ということ。
タンデュの時なども、とにかく足裏を使うことと甲を伸ばすこと(で、指先を遠くに)!
結果として多少指が曲がってしまっても、それはあまり問題がないというような事をおっしゃってました。

バランスの位置に関しては、以前通っていた教室の先生が口を酸っぱくして「踵バランスにならないように!」とおっしゃってました。
いつでもルルベ出来るような位置でバランスを取るよう、時々踵を上げてチェックしてみなさい、と言われました。
これは確認しやすい方法なので、いつもやるようにしています。


。。。ところで、
上の写真を見て、思わず3枚目の写真の靴のかがり方に目が行ってしまいました。
靴の加工&調整、続行中です。
また、別のところでご報告しますね。
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フェイさんへ (acbe)
2009-01-13 17:05:30
トウシューズを履きこなせるようになるのが目的のバレエシューズのクラスっていいですね。
私は、先生に、しきりに「足が強い」と言われてきたせいか、あまり足の修正を受けなかったんです。
モダンでも、バレエっぽいこともお稽古していたので、らしく見えてしまっていたんじゃないか、とも思います。
なので、私も、正しさについてはあいまいで。。

>(フレックスからポワントした時に、うっかりアキレス腱を縮ませてしまったのを誤魔化しても、絶対に見逃されません!)

私もそう感じます。よかった。。
フレックスでふくらはぎ側が伸びた状態を保つつもりで、甲側をさらに伸ばす感じで、モダンの時からトレーニングしてました。
これが身に付くと、ポワントしても、ひざの後ろがちゃんと伸びるように思います。
正しくは、別の目的があるのかもしれませんが。


>結果として多少指が曲がってしまっても、それはあまり問題がないというような事をおっしゃってました。

やっぱりそうなんですね。よかった。
でも、私は、足の指先まで、力がいく感じがするのですが。。
「指を伸ばす」だけだと、私の通っているクラスの方もそうでしたが、初心者の方は、指が曲がっちゃいけないと思うみたいなんです。
私もでしたが。
甲のあたりで力を寸止めするような感じにして、指が曲がらないようにするんじゃないかと思いました。
これをしてしまうと、指には力が届かないと思うんですよね。
少なくとも、私がやると、そうなってしまいます。。
「遠くに」を意識すれば、少なくとも、指を縮めてしまう・丸めてしまうことは避けられる訳ですが、自然に曲がる分にはいいんだということがわかると、足の指まで意識がいって、自然に足の指先まで力の通り道ができるような感じがします。

ドゥミポワントからポワントにあがる時も、足の指の肉球(?)を使っています。
トウシューズの中では、指の動きは制限されているので、使うような感覚といった方が正しいかもしれません。

ひたすら「足でやらない!」とだけは注意されるだけあって、足の感覚は、わりとはっきりしています。

かかと重心は、気をつけないといけないな、とつくづく思いました。
これも「足の指は伸ばす」で、伸ばすのに、母趾球あたりに重心を置いて、指をフリーにしてしまった結果なんですが。
母趾球って、膨らんでいるじゃないですか。
だから、指を伸ばすために、指の床へのつきが甘くなってしまっていたんです。
土踏まずを引き上げているのは、親指なんだそうです。
指がしっかり床についていないと、土踏まずも落ちて来てしまいます。
そして、身体がバランスをとるしくみで、太ももの前に力が入るようになり、お尻は落ちる。。(涙)

結局、バレエって、全身重要なんですよね。
先生に言われた通りにやっているつもりが、いつの間にか、そうでなくなってしまう。


>上の写真を見て、思わず3枚目の写真の靴のかがり方に目が行ってしまいました。

不思議なかがり方ですよね。
きれいな方がいいですが、かがりに関しては、大変じゃなければいい、とも思ってしまいます。(苦笑)









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Unknown (フェイ)
2009-01-14 14:00:34
トウシューズのためのクラスと言っても、
たぶんメニュー自体は普通のお稽古内容と同じだと思います。
私は出たことがないので想像でしかないのですが
普通の基礎クラスに連続しているポワント・クラスがあるお教室がありますよね、
それと似たような構成なのかもしれません。

普段のレッスンと違うのは、
バレエシューズでのレッスンの時から足の使い方にかなり重点が置かれていて
「トウシューズを履いた時にもここをこう使って。。。」と説明があり、
トウシューズに履き替えてからは
「さっき練習したように足を使ってね」と連続性をもって指導されます。
普段のクラスはバーからトウシューズを履いているのですが、
改めてバレエシューズでタンデュやデガジェ、フラッペなどをしっかり練習した後でトウシューズを履くと
やはり足裏が普段よりもクリアに感じられる気がします。
足裏の使い方だけでなく、キレイなつま先とか、丁寧な足捌きとか、
普段のレッスンでも大切な点をじっくり丁寧に訓練しましょうという感じで
とても気に入っているクラスです


「伸ばす」という感覚をつかむのは、難しいなぁと、つくづく感じています。
指先もそうですし、バレエで最初に言われる「脚の裏筋を伸ばして。。。」というのもそうなのですが
「伸ばす」というと、つい別な部分に余分な力をこめて
力で押し伸ばすというか、熨す?ような感じになってしまい、
しかも長いことそれに気がつかなかったりします。

たぶん、子供の頃から体育などで
「腕をグーッと伸ばして背伸びしてぇ~」とやる時の、力いっぱい引き伸ばす、
あの感覚を当てはめてしまったのだと思います、私の場合。
力まない、緩めて伸ばす、という感覚がわからなくて、
先生に聞きながら、ああでもない・こうでもないを続けているうちに
ある日突然ひょんなことから
「ああ、この感覚だったのか。。。」というのがわかったりするのですが、
そこまでの道のりがとんでもなく長かったりして。

私の場合、
脚の裏筋は「伸ばす」というより「とにかく踵だけを押し出そうとする感じ」、
足指は「伸ばすのは指ではなく甲で、指はその延長上にそっと添える感じ」、
ターンナウトに必要な足の付け根前面は「そこ自体は全面的に無視して、
お尻の穴の後ろ脇の小さな筋肉をキュッと締める感じ」
にする方が、結果として余計な力を入れずに目標とする部位がストレッチされる気がします。

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フェイさんへ (acbe)
2009-01-14 19:15:17
>普段のレッスンと違うのは、

このくだりですが、正しいポワントワークに導いてくれる感じがします。
いいクラスですね!


>指先もそうですし、バレエで最初に言われる「脚の裏筋を伸ばして。。。」というのもそうなのですが
「伸ばす」というと、つい別な部分に余分な力をこめて力で押し伸ばすというか、熨す?ような感じになってしまい、

フェイさん、すごいですね!
私は、緩めて伸ばすって、わからないです。。
緩めると、ほんとに緩んでしまう、というか、ラクしてしまうというか。。
ストレッチをはじめ、なんでもリキんでしまうとだめなので、それだけは、気をつけるようにしていますが。
後は、伸ばす場所に意識を持っていって「伸びる。伸びる。」と暗示をかけるくらいです。
なんて、繊細さがないんでしょう!

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