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<NHK『あおり運転』は不十分!> 

2017-12-05 21:18:15 | 日記

11/24に関西熱視線「多発する“あおり運転” 
あなたならドウする?」が放映されました。 
過日、東名高速道路で無理に車を止められ、後続 
車に追突されて夫婦が死亡した事故の実体を検証 
すると共に、遭遇したときの対処法を考える番組 
です<尚、逮捕された男の容疑が悪質なのに、自 
動車運転処罰法の「危険運転致死傷」ではなく軽 
い「過失運転致死傷」だったことから、Twitter 
上などで、県警への疑問の声があがっているとの 
こと>。 

・何故あおり運転は起きてしまうのか?  
・運転中、人はふだんと違う心理状態。 
・どうすれば被害を防ぐ事が出来るのか?  
を中心に構成されています。 

出演者で、タレントの小原正子さんは、高速道路 
で運転中、後ろの車が右ランプをチカチカさせて 
ドケという事なんでしょうが、ヤッパリあおられ 
る~と言う事が何回もあって、運転て恐いな~っ 
て。今でも恐いんです(「あおり運転」は憎いし 
許せない」とも)。 
司会者も、私も30数年、車を運転していますが、 
あおられる事はたびたびありまして、自分もパニ 
ックになって事故を起こすんじゃないか、と言う 
恐怖に駆られた事があります、と。 
300人アンケートでは、あおられた経験ある79% 
(命の危険を覚えたことも)、無い21%、だそう 
です。 

他の事例として・・・ 
*老夫婦:後ろから、(クラクション)バババと 
 鳴らされた事は何回かあります。恐いですね~ 
*京都50代男性:一般道で後ろの若い男の車から 
 何度もパッシングされた上、前にはいられ低速 
 で走られ走行妨害された。ヘタすると事故にな 
 りますから、何故こう言うことをされないとい 
 けないのかと言う不満と、危険走行に対する憤 
 りはあります。と言い、又、高速道でも、後ろ 
 を走っていた車に横付けされ幅寄せされた。車 
 は前に入り込み急ブレーキ、やむなく側道に止 
 めたところ、前の車から男が降りてきて、「降 
 りてこい!」と言われながら激しく窓を叩かれ 
 た。生きた心地がしなかった、とも。 
*あおり経験者(20代男性)の話:周囲からは普 
 段は冷静・温厚な性格と言われているが、運転 
 中は感情の起伏が激しくなってしまう。向こう 
 が急ブレーキや方向指示器を出さずに曲がるこ 
 となどに、怒りが生じ、暴言なども吐いてしま 
 う。車の中と外で性格が違う、と告白。 

時に、重罪にも問われる「あおり運転」ですが、 
主な例として「パッシング、異常接近、急ブレー 
キ、幅寄せ・割り込み・クラクションで威嚇」な 
どがあります。特に、追越し車線での「あおり」 
が多いですが、対処法としては・・・、 
1)後ろにスピードをあげる車を見たら、なるべ 
 く早くウインカーで譲る意志を示す。 
2)急な割り込みや、異常接近車があり危険を感 
 じたら、やり過ごす(非常停車帯、SA、PA 
 減速レーン、コンビニなどに回避)。 
3)車を止められ、相手が降りてきたら、ドアを 
 ロック、窓を閉める、警察に電話。この時、相 
 手と目を合わせない(合わすとお互いヒートア 
 ップするから)。 
4)ドライブレコーダーの設置。レコーダー設置 
 のステッカーも効果有り。 

あおる人への提言として、  
1)「運転=公共の場」と認識(同じ利用パート 
 ナーとして譲り合う場)。  
2)同乗者が刺激しない(助長するのでなく、逆 
 になだめてあげる)。  
3)教習所などでの交通心理の教育(を受講する 
 と良い)。 
をあげています。  

サ~テ、番組の骨子は以上であり、それなりに有 
益な番組ではありました。所が! です、私に言 
わせますと、せっかくの良い番組なのに不十分で 
肝心要の部分がスッポリ抜け落ちているのです。 
画竜点睛を欠く、とはこのことです<皆様は、ど 
んな点に違和感を覚えましたか? それとも、何 
も感じませんでしたか?>  
私の思う「肝心 要(カナメ)」とは、「・何故 
あおり運転は起きてしまうのか?」の解明が全く 
為されていない、と言う事です。 
アッサリ、結論を述べれば、「あおられる人」は 
『唯我独尊(我がもの顔)』の運転をしている、 
に尽きるのです。よって、「運転=公共の場」と 
の認識がゼロ(室内の延長気分?)という事で、 
今後も「あおられ続けられる」のは、間違い無く 
(苦笑)、相変わらず、あおり行為も減らないこ 
とでしょう。 
タクシーがあおられる事は先ずありません。何故 
でしょう? タクシーに限らず、プロは運転中、 
1/3は中央や両サイドのミラーを見て運転して 
おり、常に周囲の状況を把握しているので、あお 
られる事も無いのです。事故を避ける為の立派な 
気配りでもあります。 
得てして、あおられ常習者は、交通法規をシッカ 
リと守り安全運転で、自信をもって運転している 
方が多いと思われます(高齢者や女性に多々見ら 
れるようです?)。よって、自分は正しい、悪く 
ないと思いがちです。言うまでも無く、それが、 
ハタ迷惑極まることを、早急に自覚しなければ成 
りません。 
今日、日本の交通事情は、制限速度の10km以上 
走行が現実です(別に、違反を推奨しているので 
は無く、現実の話をしているのです)。 
小原さんは、「後ろの車が右ランプをチカチカ」 
から、高速道の追い越し車線を「我がもの顔」で 
運転したと推察されますし、京都の男性に至って 
は後ろの車のイライラぶりから、かなりの独尊状 
態での運転と理解できます。「何故こう言う事を 
されるのか」、と不満を述べる前に、自身の運転 
が相当「我がもの顔運転」であった事を反省せね 
ばなりません。その反省を促す為にも、NHKは 
日本の交通事情の現実に即した、運転方法の番組 
作りをするべきでした<本当に「あおり運転」を 
無くしたいと思うのなら尚更です。でも、法治国 
家の手前、それも仕方ないか(苦笑)>。 

常習者への助言としては、公共の道路をお互い気 
持ちよく利用するためにも、タクシーのように、 
1/3は中央や両サイドのミラーを見ながら、常 
に周囲の状況を把握し、少しでも後ろに車が数珠 
つなぎになりそうなら、直ちに道を譲るべきです 
<女性運転者に多い、オシャベリに夢中になるの 
では無く(笑)>。又、流れに乗った運転を心が 
けることです。さすれば今後、あおられる事も無 
くなり、気持ち良いドライブが出来るでしょう。 
小原さん、お分かり頂けましたか?(www) 

何れにせよ今回のNHKの番組、2017-08-08付け 
ブログ<熱中症に水分補給は危険です!>に書い 
たように、塩水補給と言わず、単に水分補給で済 
ませてしまったと同様の隔靴掻痒感を覚えます。 
(良い企画だったのに、肝心要が欠落し、残念で 
す)。また、教習所でも、あおられる行為がナゼ 
起こるのかを、徹底的に教えこむ必要があると思 
います。悲惨な交通事故を減らすためにも。 


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