11/24に関西熱視線「多発する“あおり運転”
あなたならドウする?」が放映されました。
過日、東名高速道路で無理に車を止められ、後続
車に追突されて夫婦が死亡した事故の実体を検証
すると共に、遭遇したときの対処法を考える番組
です<尚、逮捕された男の容疑が悪質なのに、自
動車運転処罰法の「危険運転致死傷」ではなく軽
い「過失運転致死傷」だったことから、Twitter
上などで、県警への疑問の声があがっているとの
こと>。
・何故あおり運転は起きてしまうのか?
・運転中、人はふだんと違う心理状態。
・どうすれば被害を防ぐ事が出来るのか?
を中心に構成されています。
出演者で、タレントの小原正子さんは、高速道路
で運転中、後ろの車が右ランプをチカチカさせて
ドケという事なんでしょうが、ヤッパリあおられ
る~と言う事が何回もあって、運転て恐いな~っ
て。今でも恐いんです(「あおり運転」は憎いし
許せない」とも)。
司会者も、私も30数年、車を運転していますが、
あおられる事はたびたびありまして、自分もパニ
ックになって事故を起こすんじゃないか、と言う
恐怖に駆られた事があります、と。
300人アンケートでは、あおられた経験ある79%
(命の危険を覚えたことも)、無い21%、だそう
です。
他の事例として・・・
*老夫婦:後ろから、(クラクション)バババと
鳴らされた事は何回かあります。恐いですね~
*京都50代男性:一般道で後ろの若い男の車から
何度もパッシングされた上、前にはいられ低速
で走られ走行妨害された。ヘタすると事故にな
りますから、何故こう言うことをされないとい
けないのかと言う不満と、危険走行に対する憤
りはあります。と言い、又、高速道でも、後ろ
を走っていた車に横付けされ幅寄せされた。車
は前に入り込み急ブレーキ、やむなく側道に止
めたところ、前の車から男が降りてきて、「降
りてこい!」と言われながら激しく窓を叩かれ
た。生きた心地がしなかった、とも。
*あおり経験者(20代男性)の話:周囲からは普
段は冷静・温厚な性格と言われているが、運転
中は感情の起伏が激しくなってしまう。向こう
が急ブレーキや方向指示器を出さずに曲がるこ
となどに、怒りが生じ、暴言なども吐いてしま
う。車の中と外で性格が違う、と告白。
時に、重罪にも問われる「あおり運転」ですが、
主な例として「パッシング、異常接近、急ブレー
キ、幅寄せ・割り込み・クラクションで威嚇」な
どがあります。特に、追越し車線での「あおり」
が多いですが、対処法としては・・・、
1)後ろにスピードをあげる車を見たら、なるべ
く早くウインカーで譲る意志を示す。
2)急な割り込みや、異常接近車があり危険を感
じたら、やり過ごす(非常停車帯、SA、PA
減速レーン、コンビニなどに回避)。
3)車を止められ、相手が降りてきたら、ドアを
ロック、窓を閉める、警察に電話。この時、相
手と目を合わせない(合わすとお互いヒートア
ップするから)。
4)ドライブレコーダーの設置。レコーダー設置
のステッカーも効果有り。
あおる人への提言として、
1)「運転=公共の場」と認識(同じ利用パート
ナーとして譲り合う場)。
2)同乗者が刺激しない(助長するのでなく、逆
になだめてあげる)。
3)教習所などでの交通心理の教育(を受講する
と良い)。
をあげています。
サ~テ、番組の骨子は以上であり、それなりに有
益な番組ではありました。所が! です、私に言
わせますと、せっかくの良い番組なのに不十分で
肝心要の部分がスッポリ抜け落ちているのです。
画竜点睛を欠く、とはこのことです<皆様は、ど
んな点に違和感を覚えましたか? それとも、何
も感じませんでしたか?>
私の思う「肝心 要(カナメ)」とは、「・何故
あおり運転は起きてしまうのか?」の解明が全く
為されていない、と言う事です。
アッサリ、結論を述べれば、「あおられる人」は
『唯我独尊(我がもの顔)』の運転をしている、
に尽きるのです。よって、「運転=公共の場」と
の認識がゼロ(室内の延長気分?)という事で、
今後も「あおられ続けられる」のは、間違い無く
(苦笑)、相変わらず、あおり行為も減らないこ
とでしょう。
タクシーがあおられる事は先ずありません。何故
でしょう? タクシーに限らず、プロは運転中、
1/3は中央や両サイドのミラーを見て運転して
おり、常に周囲の状況を把握しているので、あお
られる事も無いのです。事故を避ける為の立派な
気配りでもあります。
得てして、あおられ常習者は、交通法規をシッカ
リと守り安全運転で、自信をもって運転している
方が多いと思われます(高齢者や女性に多々見ら
れるようです?)。よって、自分は正しい、悪く
ないと思いがちです。言うまでも無く、それが、
ハタ迷惑極まることを、早急に自覚しなければ成
りません。
今日、日本の交通事情は、制限速度の10km以上
走行が現実です(別に、違反を推奨しているので
は無く、現実の話をしているのです)。
小原さんは、「後ろの車が右ランプをチカチカ」
から、高速道の追い越し車線を「我がもの顔」で
運転したと推察されますし、京都の男性に至って
は後ろの車のイライラぶりから、かなりの独尊状
態での運転と理解できます。「何故こう言う事を
されるのか」、と不満を述べる前に、自身の運転
が相当「我がもの顔運転」であった事を反省せね
ばなりません。その反省を促す為にも、NHKは
日本の交通事情の現実に即した、運転方法の番組
作りをするべきでした<本当に「あおり運転」を
無くしたいと思うのなら尚更です。でも、法治国
家の手前、それも仕方ないか(苦笑)>。
常習者への助言としては、公共の道路をお互い気
持ちよく利用するためにも、タクシーのように、
1/3は中央や両サイドのミラーを見ながら、常
に周囲の状況を把握し、少しでも後ろに車が数珠
つなぎになりそうなら、直ちに道を譲るべきです
<女性運転者に多い、オシャベリに夢中になるの
では無く(笑)>。又、流れに乗った運転を心が
けることです。さすれば今後、あおられる事も無
くなり、気持ち良いドライブが出来るでしょう。
小原さん、お分かり頂けましたか?(www)
何れにせよ今回のNHKの番組、2017-08-08付け
ブログ<熱中症に水分補給は危険です!>に書い
たように、塩水補給と言わず、単に水分補給で済
ませてしまったと同様の隔靴掻痒感を覚えます。
(良い企画だったのに、肝心要が欠落し、残念で
す)。また、教習所でも、あおられる行為がナゼ
起こるのかを、徹底的に教えこむ必要があると思
います。悲惨な交通事故を減らすためにも。
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