さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

スーパーエッシャー展

2007-01-07 01:38:14 | 美術

ずっと行きたいと思っていた「スーパーエッシャー展
ついに行ってきました~

以前、かなり人気のある展示を、
土曜日の夜に見たときには、
思った以上にすいていたので、
今回も、「雨だし、夜なら、空いている?」と
空き空きであることを期待して行ったのですが、
下りエスカレーターの前に
「チケットをお持ちのお客様はすぐ入れます。
 チケット購入のための待ち時間は35分」
という文字が見えて、少し躊躇。
といってもまもなく会期が終わりますから、
並んで入ることにしました。

確かに、Bumkamuraの美術館で、
チケット購入のための、あれだけ長い行列を見たのは初めてだったので、
びっくりしました。
実際のところ、待ったのは15分弱でした。
17時40分過ぎに入ったのですが、
当然美術館内にも、大勢人がいました。
4部に分かれていたのですが、
1部と2部は駆け足で見て、
3部と4部はじっくり見てきました。

Bumkamuraの特集ページに、
”今回の展覧会では、
  だまし絵の巨匠といった既存のイメージから一歩踏み込み、
  版画家としてのエッシャーの素晴らしさも紹介します。”
とありますけれど、その狙いどおりの展示でした。
私も知っていたのは「描く手」であり、「昼と夜」であり、「滝」であり、
すべてだまし絵だったのですが、
好きなイタリアの風景画を始め、多くの、だまし絵でない作品も
生み出されていたのですね。

それから、びっくりしたのは、
だまし絵を描く前に、数多くの正則分割の図を描いていたこと。
それから、それには数学の知識が使われていたこと。
最後に、それを生み出すきっかけが、
スペインのアルハンブラにあること(だって私の憧れの地でもあるのですもの!)。
あと、エッシャー父が、明治政府のお雇い外国人で、
福井の三国町にいたのも、かなりの驚きでした。


エッシャーは、
だまし絵のような不思議な世界を作り出せる天才だと思っていたのですが、
天才も、影で地道な作業をしていることを知りました。
エッシャーの”想像力と構成力”を称えている文章を見ましたが、
本当にそのとおりですね。
あとは、真面目なものを見ていると笑いを加えたくなる・・・というような文章に
大共感!(共感したわりに、覚えていないのが、哀しいところです)
やっぱり人生に笑いは必要ですものっ!

気づいたら19時過ぎ。
慌ててみたつもりでも、1時間半もいたのね。びっくりでした!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。