オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

「タイムトラベラーズ・ワイフ」

2020年02月19日 20時52分17秒 | 読書

ながらく江戸で遊んだので、ちっとは違うものを読んでみようと手にしたのが

主人公はヘンリーとクレア。
クレアが6歳のときに初めて出会ったのが、
未来からタイムトラベルしてきたヘンリー。
未来で二人は結婚するんだな。
てか、結婚してるのだ。
現代のクレアが二十歳の時にヘンリーと出会って付き合い始めるが、
その時のヘンリーはクレアを知らない。
つまりクレアに会いにタイムトラベルしていたのは結婚してからのヘンリーなのでした。
ほんとにもう、ややこしくてね。
出会った年月日と二人の年齢が小見出しになってるけど、
数字に弱いので目印に付箋を付けて読んだのです。
付箋を何枚使ったことか?

タイムトラベルって、自分自身には出会わないものだと思ってた。
ですがここでは幼い自分に出会ってタイムトラベルしたときの対処法を教えているの。
なにせタイムトラベルは身一つ(つまりすっぽんぽん)なので、まず着るものを手に入れなくてはならない。
事情を知っていて助けてくれる人もいるが、いつの時代のどこへ行くのか自分でわからない。
住居侵入や摺りのやり方など、トラブルを避ける方法を子供時代の自分に教えるのです。
捕まったとしてもフッとまた消えてしまうのだけどね。

クレアは赤ちゃんが欲しいのだが、ヘンリーは気乗りしない。
赤ちゃんにタイムトラベルの体質が遺伝することを恐れているのです。
そして赤ちゃんを授かるのですが何度も流産を繰り返す。
胎児がタイムトラベルしてしまうのです。
これ以上はネタバレになるから書きませんけど、なんとも不思議なの物語でした。
映画化もされているようです。