@

@

ナチ賛美の麻生氏発言、海外からも厳しい批判

2017-09-07 09:36:01 | ネットワークニュース

 何百万人も殺したヒトラーは「動機が正しくても駄目だ」(8月29日)などという麻生太郎副総理兼財務相の発言が問題になっています。しかし、同氏は、過去にもナチス・ドイツなどに関連して多くの問題発音を繰り返してきました。
 麻生氏は2013年7月29日、東京都内で講演したさい、ナチス・ドイツが進歩的なワイマール憲法を骨抜きにした経緯に膏及し、「あの手口、学んだらどうか」と述べました。㌧国民が気がつかないうちに、政権を縛る憲法を機能しないょうにしてしまえというのが発音の狙いです。
 「終末期」医療を受けている高讐などを攻撃する暴言も。13年1月21日、当時も副総理兼財務相だった麻生氏は、政府の「社会保障制度改革国民会議」の会合で、延命治寮は不要だとする主張を展開。終末期医寮を受ける患者を指して「チューブの人間」と表現しっつ、「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医摸を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」など
と発言しました。その直後過去にも問題発言繰り返すから、全国の高齢者団体や保険医協会などから強い抗
議を浴びました。
 さらに16年6月17日にも、北海道小樽市で開かれた自民党の集会で、「90(歳)になって老後が心配とか、わけのわからないことを言っている人がテレビに出ていたけど、いつまで生きているつもりだよと患いながら見ていた」と述べました。
 民族差別的な発言もしています。07年3月、外相だった麻生氏は長崎市内で講演したさい、中東和平外交
について「米国人にできないことを日本がやっている。日本人というのは信用がある。青い目で金髪だったら多分駄目よ」などと発言。
 それに先立つ05年10月15日には、九州国立博物館(福岡県太宰府市)の開館記念式典で総務相として祝
辞を述べたなかで麻生氏は、「1国家、1文明、1言語、1文化、1民族、(こういう国は)ほかの国をさがしてもない」などと発音しました。多様な文化や民族、言語が共存する日本社会の現実をねじ曲げ、他民族、他文明を排除するかのような暴言です。
 麻生氏の発育に酷似しているのが、「一つの民族、」つの帝国、一人の総統」という有名なナチのスローガンです。このスローガンのもとで、ヒトラー率いるナチス・ドイツは、「優秀なアーリア人」=ドイツ民族を至上なものと主張し、ユダヤ人など他民族を虐殺したほか、障害者や難病患者などを差別し、「断種」や「安楽死」を強要しました。
 〝ヒトラーの動機は正しかった″とする今回の麻生氏の発言を、英大手紙ガーディアンなど国外メディアも相次いで報道。ドイツの週刊誌『シピーゲル』のネット版は、「麻生太郎氏は過去から何も学んでいない」と批判したほか、米国に本部を置く在外ユダヤ人非政府組織(NGO)の「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、「苦痛と失望」を表明するなど、海外からも厳しい批判の目が向けられています。
     


安倍9条改憲に反対 全国市民アクション 結成 著名19氏発起人 3000万人署名を提起

2017-09-05 10:15:12 | ネットワークニュース

 安倍首相による9条改憲を阻止するため、広範で多様な人々を結集しようと「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が結成され、発起人らが4日、衆院第1議員会館で記者会見を行いました。3000万人を目標にした9条改憲に反対する一大署名運動を提起。「憲法改正の発議そのものをさせない世論をつくっていく」と強調しました。


写真

写真)有馬頼底さん

写真

写真)澤地久枝さん

写真

(写真)杉原泰雄さん

写真

(写真)瀬戸内寂聴さん

写真

(写真)田中優子さん

写真

(写真)なかにし礼さん

写真

(写真)浜矩子さん

写真

(写真)益川敏英さん

 発起人は、著名な19氏(別項)。呼びかけに応えた個人・団体が参加して実行委員会が8月31日に結成され、8日には東京都中野区の「なかのZERO」大ホールでキック・オフ(発足)集会を開催します。

 会見では、発起人の一人で評論家の佐高信さんが発言。「改憲へと踏み切る動きが出てきたもとで、私たちも反対の動きをスタートさせ、幅広く戦線をひらいていきたい。安倍政権が狙うのは『壊憲』です」と訴えました。

 実行委員会には、「総がかり行動実行委員会」に参加する団体に加えて、「安全保障関連法に反対する学者の会」「安保関連法に反対するママの会」の有志なども参加。「九条の会」も「戦後日本と憲法の最も大きな岐路」だとして参加しています。「九条の会」が他団体と共同するのは初めてです。

 会見に参加した「九条の会」事務局の渡辺治さん(一橋大学名誉教授)は、「憲法改悪に反対することは、会の趣旨そのものです。先頭に立って活動する決意です」と語りました。

市民アクション 発起人19氏

 安倍9条改憲NО!全国市民アクションの発起人19氏は次の通り。(敬称略)

 有馬頼底(臨済宗相国寺派管長)、内田樹(神戸女学院大学名誉教授)、梅原猛(哲学者)、落合恵子(作家)、鎌田慧(ルポライター)、鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)、香山リカ(精神科医)、佐高信(ジャーナリスト)、澤地久枝(作家)、杉原泰雄(一橋大学名誉教授)、瀬戸内寂聴(作家)、田中優子(法政大学教授)、田原総一朗(ジャーナリスト)、暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)、なかにし礼(作家・作詞家)、浜矩子(同志社大学教授)、樋口陽一(東北大学・東京大学名誉教授)、益川敏英(京都大学名誉教授)、森村誠一(作家)