安倍改憲・暴走政治は許さない、今こそ憲法を守り生かそうと共同広げ
5月3日(憲法記念日)は、現在の憲法が施行されてから70年の節目にあたります。安倍政権が改憲の動きを強め、憲法をふみにじる暴走政治を続けるもと、県下各地で憲法を守り生かそうと多彩な取り組みが行われました。
「九条の会」奈良と九条の会奈良県ネットワ一 クは4日、日本体育大学教授(憲法学)の清水雅彦さんを講師に「憲法を生かし平和、個人の尊厳をまもる日本を」と題した第12回九条の会憲法講座を奈良市内で行い、250人が参加しました。
集会は、主催者挨拶のあと、市民連合・奈良共同代表 浅野詠子さんが「市民と野党の共同を発展させよう」と連帯の挨拶を述べました。
和光大学当時の教員仲間であった作家の寮美千子さんが 日本体育大学教授・九条の会世話人清水雅彦さんのプロフィールを紹介しました。
清水氏は、安倍首相が3日におこなったビデオメッセージで「憲法は国の未来、理想の姿を語るもの」と発言したことに対して「憲法は国家権力を縛ることで国民の権利を守るもの」と批判しました。
また、自民党改憲草案の「緊急事態条項」の問題点にもふれ、災害などは現在ある法律で十分対応できるとのべ、今の憲法理念を実現していくことが大切で、それが実現していないもとでの改憲は危険だと語りました。
奈良市民連合や「子どもと教科書橿原ネット21」、「原発ゼロヘ・生駒の会」、「9条の会奈良県ネットワーク」の代表がそれぞれの活動を報告し、憲法について語りました。
集会後のパレードでは「みんなの力で改憲止めよう」とコールをあげ、沿道の市民にアピールしました。
命の奪い合いの戦争から解放する平和憲法9条②項のリアル化を目指す
倶楽部 第29回例会
今回は、「新聞うずみ火」「なら文化交流会」との合同開催によるシンポジウム。第1部の基調報告は、矢野宏記者の「森友学園と安倍政権の闇の世界」。
第2部のパネル・ディスカッションでは、若者を含めた4名のパネラーにより、この問題に通底する、政治・経済・教育・官僚制度の民主的在り方や政教分離についての意見や批判を、参加の皆さま方との討論を通じ、その本質に迫ります。
基調報告は50分。パネルディスカッションは休憩の20分を挟み、2時間の予定。問題の深層を見つめ、デモクラシーとポピュリズムとの差違、危機感の共有と、おのおのの生活の中で炎をともす集まりになるような展開が期待されます。
●テーマ 新聞うずみ火・なら文化交流会、ピジョン倶楽部共催「森友学園問題」
◆とき 2017年4月15日(土) 13:30時~16:30時
◆ところ 西部公民館 6F 中会議室
★奈良市学園南三丁目1-5(0742-44-0101)近鉄学園前駅
南口徒歩1分 (スターバックスが1階にあるビル)
■参加費:500円(資料代茶菓子代)
矢野 宏 (やのひろし)
1959年12月生まれ。「新聞うずみ火」代表・フリージャーナリスト。元黒田ジャーナル記者。ラジオ大阪「ニュースワンダーランド」、「中井雅之のハッピーで行こう!」などで、コメンテーターとして日々のニュースをわかりやすく解説してきた。2002年から2014年まで、関西大学非常勤講師として「マスコミ文章実習」の講義を担当。主な著書として、『大阪大空襲訴訟を知っていますか』(せせらぎ出版)、『関西電力と原発』(高橋宏と共著、西日本出版)のほか、神戸連続児童殺傷事件の遺族、山下京子さんらにインタビューした『絶望のなかに希望を拓くとき』(女子パウロ会)など多数。http://uzumibi.net/
●森友学園問題の一つは、この国の憲法に基づく民主的意思決定のあり方の問題ではないでしょうか?それは、天皇制、原発、安保法制、共謀罪、特定秘密保護法等にも通底するといえましょう。意見を交流し様々な観点から問題を考えます。
主催 「九条の会」兼良 九条の会奈良県ネットワーク
日時 5月4日(木) 午後1時 開場、 1時半 開演
会場 奈良県文化会館小ホール
講師 清水雅彦日本体育大学教授(憲法法学)、九条の会世括人