３月開始より核禁止条約交渉、 国連総会決議採択。日本政府反対

　【ニューヨーク共同】国連総会（１９３カ国）は２３日、核兵器を非合法化して廃絶することを目指し、来年３月から「核兵器禁止条約」の制定交渉を始めると定めた決議案を賛成多数で採択した。「核兵器なき世界」の実現を目指し非核保有国が主導、核兵器を禁止する初の条約の制定に向けた交渉が国連を舞台に動きだす。

　米国、ロシアなど核保有５大国は、核禁止条約制定に強く反発。唯一の被爆国である日本も、核保有国と非保有国の対立激化を招くなどとして１０月の委員会決議に続き総会で反対票を投じた。

「東京新聞」