春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

AIRPORT LOVE THEME / VINCENT BELL

2019-07-08 16:20:28 | 日記
『テンタクルズ』でもお馴染みのヴィンセント・ベルのアルバム。
『大空港』の愛のテーマが、このアルバムのタイトル。ですが、今回このアルバムを選んだのは、それなりのワケがあります。
曲目
『大空港』のラブ・テーマ
『真夜中のカーボーイ』からうわさの男
『1008日のアン』
『ひまわり』
『ア・タイム・フォー・アス』
『いそしぎ』
『地獄に堕ちた勇者ども』
『ダーリング・リリ・マルレイン』『ニッキー』
と、ありますが、入っていない曲もあります。
私がこの中で嬉しかったのは、彼の演奏による『地獄に堕ちた勇者ども』が入っていたからでした。これは、まだ「ポピュラーアラカルト」になる前の、毎月第4火曜日にオンエアされていた「FMコンサート」で関光夫さんが映画音楽番組をやっていた頃、私は中学二年。その年の6月、主にジェリー・ゴールドスミスの特集をしていたが、リクエストのコーナーで、このヴィンセント・ベルの演奏する『地獄に堕ちた勇者ども』が流れたのだ。その時はよく覚えていなかったこともあり、ヴィンセント・ベルも知らなかった。ご存知この作品はルキノ・ヴィスコンティ監督作品で、モーリス・ジャールが音楽を担当しているが、この演奏では、あのゴツゴツ感がない、イージーリスニング・ナンバー。何故関さんがサントラを使わずこのヴィンセント・ベルの演奏をチョイスしたかはわからないが、とにかくこちらが流れ、しばらく演奏者を探していた。そして、遂に彼の演奏と知った。当時モノラルのラジカセしか持っていなかったので、今、こうしてステレオで聴けた喜びは大きい。
これも、こめへんさんが個人輸入で入手させてくださった。手元でCDで聴ける喜び。感激ですなあ。
では、フル・アルバムでお楽しみください。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ボルナ)
2019-07-04 00:44:24
ぽわんぽわんした音調や女声コーラスの使い方がいかにも時代を感じさせますね←賛辞のつもり
「地獄に堕ちた勇者ども」はモーリス・ジャールによるものとは随分違っている、というかこれをイージーリスニング調にアレンジしてしまうというのはなかなか思いつかないアイデアのような気がします(笑) もとのBGMでは舞台になった時代の雰囲気を伝える感触になってましたが、ここではそれがすっかりそぎ落とされて、イージーリスニング風に聞きやすくなってます。ただ、その分、却って陰の部分が際立っているようにも聞こえますが←賛辞のつもり
とはいえ、これだったら、他の曲に中に混ざってもそれほど違和感はなさげなので、チョイスされた理由はそれかもです。
返信する
Unknown (こめへん)
2019-07-04 06:42:51
このCD-Rのオメガというレーベルはプライベートのようで
他に「冒険また冒険」「オフサイド7」とか、ツボなアイテムを出してました。このアルバム、私は、「1000日のアン」が入っていたのが驚きでした。この曲のカバー演奏というものを初めて聴いたので。
返信する
Unknown (862831)
2019-07-05 10:57:48
ボルナさま。仰せの通り、『地獄に堕ちた勇者ども』も、見事にイージーリスニングに変身していますね。モーリス・ジャールの曲なので、もともと旋律は美しいのですが、随分大幅にアレンジを施したと思います。この人の『大空港』のラブ・テーマは、サントラを凌ぐ名曲ですが、私もこのアルバムを聴いて、「そっか!ヴィンセント・ベルだったんだ」と思いました。この演奏で初めて『地獄に堕ちた勇者ども』を知ったものですから。サントラを中心に流す関さんが、どうしてこちらのレコードをオンエアしたのかはわからないですが、長年これがサントラと勘違いしていました。この同じ回の放送でモーリス・ローランの『ザ・ヤクザ』が流れ、これもサントラと勘違いしていましたから(笑)何しろ、あの頃は関さん=サントラという図式が頭にありましたから。
返信する
Unknown (862831)
2019-07-05 11:04:49
こめへんさま。オメガはかなり珍しいのをリリースしていたのですね。そういえば、フィリップスのサントラのみを集めたオムニバスアルバムに、『燃えつきた納屋』の擬似ステレオヴァージョンが入っていました。この曲がモノラルなのも、『夕なぎ』と同様恣意的にしたのかも知れないですね。このアルバムはCD-Rながら、なかなかの凝った選曲ですね。私も『1000日のアン』のカバーは初めて聴きました。
返信する