監督=アーサー・ヒラー
音楽=ヘンリー・マンシーニ
出演=ジーン・ワイルダー、ジル・クレイバーグ、他
若い出版業者ジョージは妹の結婚式に出席のため、ロスからシカゴ行きの特急に乗った。隣の車室には美術史家シュライナー教授の秘書ヒリーが乗っていた。ジョージは忽ち彼女と親しくなり、夜彼女の部屋で恋を語り合っていた時、一瞬窓越しに逆さづりになった男の死体が・・・
若い出版業者ジョージは妹の結婚式に出席のため、ロスからシカゴ行きの特急に乗った。隣の車室には美術史家シュライナー教授の秘書ヒリーが乗っていた。ジョージは忽ち彼女と親しくなり、夜彼女の部屋で恋を語り合っていた時、一瞬窓越しに逆さづりになった男の死体が・・・
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音楽はヘンリー・マンシーニ。本来ならRCA辺りからサントラがリリースの筈。しかし、この頃マンシーニはRCAとの契約が切れていて、『華麗なるヒコーキ野郎』はMCA、『料理長殿ご用心』はEPICソニーからと変則的なレーベルからのリリースになっており、ましてやサントラのなかった『大陸横断超特急』は日本ビクターお抱えのフィルム・スタジオ・オーケストラでオリジナル・サウンドスコア盤を出すことになった。聞いたところによれば、このアレンジとキーボードを担当しているのは、大野雄二氏と言われている。
確かに「愛のテーマ」のエレキピアノの演奏は、いかにもそれっぽい。ここではYouTubeにあったので、早速紹介しましょう。
「メイン・タイトル」
ホントラの「メイン・タイトル」
1つ気になったのは、アレンジどころかキーがはっきり違うことです。ホントラはヘ長調ですが、ニセトラはホ長調になっています。違っていたからといって別に音楽的にマイナスになっているわけではないのですが、どうしてそうなったかはちょっと謎です。誰もチェックしなかったとは考えにくいので、何か理由あって変えてあるのかもしれません。