以前、シングル盤を紹介したジャン・ピエール・ポジのアルバム
タイトルのete d'amourは、日本では「さらば恋の夏」というタイトルで知られており、ゲオルゲ・ザンフィルやポール・モーリアのカバーが有名で、売り出しが遅かったせいか、このオリジナルは大して知られていない
日本では未発売のアルバムですね
タイトルのete d'amourは、日本では「さらば恋の夏」というタイトルで知られており、ゲオルゲ・ザンフィルやポール・モーリアのカバーが有名で、売り出しが遅かったせいか、このオリジナルは大して知られていない
でも、これがとてもいい曲なんですよ
ちなみに、このアルバムも、こめへんさんからのプレゼント
しかも、アルバム自体が、彼の本来の本国イタリアで制作されていることもあり、フランスで探しても見つからなかったとのことで、ご苦労されたという
本名はクラウディオ・ジッチで、正真正銘のイタリア人
フランスで売り出すために、ジャン・ピエール・ポジを名乗っている模様
主に、クラウディオ・ジッチ名義では、映画音楽の仕事が多い
ロマン・ポランスキーやアンディー・ウォーホールらの作品の
音楽を、よく担当している
では、YouTubeコーナーです
Jean Pierre Posit
Jean Pierre Posit
Gheorghe Zamfil
Paul Mauriat
ザンフィルのポピュラー曲カバーには疑問を感じるものも多いのですが、これはメロディラインの音色が似ているせいもあってか違和感が薄いですね。「シルクロード」のサントラをカバーしてもうまくいったかもしれません。いくら音色が似てるといっても「コロンボ」のテーマをカバーしたらどうなったか分かりませんが(笑)
ポール・モーリアのバージョンは妙にカッチリして聞こえるのが正直驚きでした(苦情ではありません)。カッチリという形容とはあまり関係ない人のように思っていましたので。
ちなみに、この曲の一番最初に紹介されたヴァージョンは、ザンフィルでした。当初の曲名は、「哀しみのパンの笛」でした。ポール・モーリアが二番目で、その時に「さらば恋の夏」になり、幾らか遅れてオリジナルのジャン・ピエール・ポジの演奏が紹介されましたが、シングル盤のみで、しかもリリース枚数も大変に少なく、FMでもあまり取り上げられなかったので、知っている人は極端に少ないですね。
アンドレ・ポップの「恋はみずいろ」がポール・モーリアに横取りされたのと、同じ構図かも知れませんね。
そうそう、ウェルナー・ミューラーは、リカルド・サントスも名乗っていましたね。
でも、確かにジャン・ピエール・ポジというフランス人名をフランスで売り出すために、その名を使うイタリア人というのは、クラウディオ・ジッチ以外に聞いたことはありませんね。ただ、この曲自体がフランスのイージーリスニングの雰囲気といっても過言ではないため、案外それがローマで演奏された曲としても、クラウディオ・ジッチはイタリア人でありながらも、ジャン・ピエール・ポジというフランス人という架空の名前の人といった方が、どうしてもしっくりきますね。
ザンフィルに『シルクロード』のテーマを演奏させたら、これはなかなかいいものが仕上がると、私もかねてから考えていましたね。恐らく、宗次郎の『大黄河』のイメージとダブる面があるからかも知れませんが、『刑事コロンボ』のテーマは、エレクトロニクスなので、音が似ていてもパンフルートには、合わないでしょう(笑)
オリジナルがやっぱ一番良いかな〜。