春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『さすらいの青春』Le Grand Meaulnes(1967フランス)

2019-05-03 16:59:17 | 日記
監督=ジャン=ガブリエル・アルビコッコ
音楽=ジャン=ピエール・ブールテール

出演=ブリジッド・フォッセイ、ジャン・ブレーズ、アラン・リポール、アラン・ヌーリ、ジュリエット・ビラール

おとぎ話のような幻想の世界に魅せられてしまった主人公オーギュスタン・モーヌ(ジャン・ブレーズ)の苦悩にみちたその後の悲しい物語。人里はなれた森の中にたたずむ、お城のような邸宅で知った美しい娘イボンヌ(ブリジッド・フォッセイ)との淡い恋。いとこのフランソワ(アラン・リポール)がみつめる恋人同志のあまりにもはかない、あまりにも悲劇的な結末。イボンヌには許婚者に裏切られ、失意の日々を送るフランツ(アラン・ヌーリ)という弟がいる。旅芸人の一座に身をやつすフランツを村で見つけたモーヌは、共に愛する人の消息をたずねあい、永遠の友情を誓いあう。イボンヌがパリにいる、風のたよりに教えられた住所の建物の前にたたずむモーヌ。同じようにフランツを裏切った後悔の念にかられる、かつてのフィアンセのパランティーヌ(ジュリエット・ビラール)。イボンヌは結婚してしまった、バランティーヌの告げる事実に自分を偽って彼女と結婚してしまうモーヌ。しかし運命は皮肉、愛する恋人同志をけっして結びつけようとはしない。イボンヌはモーヌとの再会を待ち、フランツはパランティーヌを探し続けていた・・・・・。

音楽はロジェ・バディム監督の『獲物の分け前』のジャン=ピエール・ブールテール。編曲と指揮はベテランのジャン=クロード・プティ。

ここに紹介するのは、ニセトラではなくカバーで、ブールテールの旋律にルイ・アマデが詞をつけてリシャール・アントニーが歌う格調高いシャンソン。これは、サントラとは違った味わいのある一枚。

『さすらいの青春』リシャール・アントニー


『さすらいの青春』オリジナル・サウンドトラック


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こめへん)
2019-05-03 18:00:31
私もこのシングル持ってます。好きな曲であり作品で、カバーがあればみな聴いてみたいというw
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Unknown (862831)
2019-05-03 18:11:02
こめへんさん。私が聴いたことのあるカバーといえば、フイリップスのドル箱、ミシェル・クレマン楽団のを聴いたことがありましたが、これはまったく和調のひどい下手くそな演奏でした。YouTubeにもあったと思いますが、フイリップ・サルドのカバーが良さそうですね。
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Unknown (ボルナ)
2019-05-03 21:39:07
元々のサントラは「19世紀末の話に1967年に曲を付けた」というより、「もっと昔の話に現代の作曲家が曲を付けた」というような一種風変りな仕上がり(賛辞のつもり)ですが、リシャール・アントニーによるカバーだとなぜか時代相応の感触になっていて、そこが面白いというか。

そういえば、原作小説のタイトルは映画の原題と同じで、訳書のタイトルも大抵は「グラン・モーヌ」ですが、1冊だけ映画に引っ張られて『さすらいの青春』という書名で出てるのもあったりします(てか、手元にあります)ちなみに訳文の出来はといえば、1、2を争うほど良かったです。
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Unknown (862831)
2019-05-04 05:57:40
ボルナさん。これはとてもいい物語で、いい音楽ですね。ジャン=ピエール・ブールテールの音楽は映えてます。こめへんさんの大学時代の恩師の先生が、心から愛して止まない文学だそうです。リシャール・アントニーの歌は、なかなか優れた高貴なシャンソンですね。サントラの方は、最近になってCDがリリースされ、ステレオ録音の綺麗な音質の演奏です。
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