毎年、ボーナスが支給されると、普段レコード店などに行ったことのないお父さん達が、映画音楽ファンの子供のために、お土産として「20曲も入って、1500円だぞ」と誇らしげに買ってきて、プレゼントされた子供は「お父さん、ありがとう」といいつつ、内心喜んでいないカバーリングレコードのLPの代表的なのが、このアンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラでしょう
CBS・ソニーのドル箱とはいえ、まずこの楽団のファンは、少ないことでしょうなあ
このようなレコードですね。このチープ過ぎる演奏は、トラウマになった人も多いいはず
このようなレコードですね。このチープ過ぎる演奏は、トラウマになった人も多いいはず
アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラ・ライヴ・イン・ジャパンなんて演奏会がもしもあったら、ゲンナリするコンサートでしょうねははか
でも、この楽団のシングルカットが、私の知る所では三枚ほどアンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラのシングルは『続・エマニエル夫人』(セリフ入り)、『卒業試験』そして以前にも紹介した『巨像の大陸』の三作品である。これはなかなか好演奏で、『続・エマニエル夫人』はセリフが入っていることから、オリジナル・サウンドトラックより、とまで書かれている。けっして演奏技術が下手くそな訳ではない
この楽団のアレンジャーは矢野立美、松井実といった人たちで、太田裕美のバックミュージシャンをしていたという。まあ、CBS・ソニーてすから当然ですが
という訳で、アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラの曲を聴いて、トラウマを甦らせましょう
アンサンブル・プチとスクリーン・ランド・オーケストラの演奏から数曲『TVテーマ・スペシャル』
『エクソシスト』からチューブラー・ベルズ
『デリンジャー』のテーマ
個人的にいいなと思ったのが「グランド・オーケストラ」と名乗らなかったことで、その正確さは評価できます(笑)
さすがに「チューブラー・ベルズ」までくるとどうかと思われますが、ここまで徹底してると、逆に(一部で)カルト的な人気が出そうな気もします←ある意味賛辞のつもり
アンサンブル「プチ」(小編成)と正直に名乗っているのも良いですw
問題は、「サントラ」という概念をあやふやにしか、あるいはぜんぜん分かってない’当時の中高生や情弱な大人が、映画の思い出を求めて買っちゃったことかなあw