春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『ローズバッド』/『続・エマニエル夫人』アンドレ・デュボワと愛のオーケストラ

2019-05-16 05:41:34 | 日記
『ローズバッド』ROSEBUD
監督=オットー・プレミンジャー
音楽=ローラン・プチジェラール

出演=ピーター・オトゥール、リチャード・アッテンボロー、クリフ・ゴーマン、クロード・ドーファン、ブリジッド・アリエル

豪華ヨット"ローズバッド"で、サマー・バカンスに地中海での航海に出た世界大富豪の娘たちが、アラブ・ゲリラの"黒い九月"に誘拐された。パリではニューズ・ウィークの記者で、実はCIAエージェントのラリー・マーチンが、"ローズバッド"号で誘拐された娘の祖父であるフランスの大統領の邸宅に呼ばれ、娘たちを取り戻すことを依頼される。一方、"黒い九月"は娘たちの裸像を写したフイルムとテープを送り付け、ヨーロッパ、及びアメリカの全TV放送網を通じて、彼等の主張を全世界の人々に伝えるように要求して来た…。

『続・エマニエル夫人』
監督=フランシス・ジャコペッティ
音楽=フランシス・レイ

出演=シルビア・クリステル

全世界をエマニエル・ブームに巻き込んだ待望の続編、ストーリーは前作にひきつづき、夫の後を追って香港へ旅するエマニエルが、次々と多彩な男女のモラルを越えた愛の遍歴を続けていく…。

『ローズバッド』オリジナル・サウンドトラック



オリジナル・サウンドトラックよりとごまかしているニセトラですが、『ローズバッド』のメイン・テーマの冒頭にセリフというか、映画のサントラ音源が入っています。

アンドレ・デュボワと愛のオーケストラとクレジットされていますが、アンドレ・デュボワはベルギーのプロでュサー兼アレンジャーで、イージーリスニングのオーケストラ・リーダーでピアニストでもあります。

アンドレ・デュボワの演奏


なお、このレコードは、ティスコメイト・レコードからリリース。

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4 コメント

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Unknown (こめへん)
2019-05-17 23:47:45
セリフと効果音だけサントラとしてかぶせた演奏というのは、この盤で初めて知りました。それに権利金払うのなら、サントラ音源ちゃんと買って使えばいいのに。あるいは当時のことですから、宣伝として、日本の配給会社がタダで使わせてくれたのでしょうかw
サントラも、アンドレ・デュボワのオリジナル曲もいいですね〜。
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Unknown (862831)
2019-05-17 23:58:54
こめへんさん。おそらくサントラをリリースせずに、アンドレ・デュボワの演奏を売り込むのが狙いだったのかも知れないですね。この記事を書くまで、てっきり邦人楽団演奏と勘違いしておりましたが、実際に同じくディスコメイトからアンドレ・デュボワのアルバムは出ておりますし、ベルギーのイージーリスニング系のアーティストだとはつゆ知らず。デュボワさんに失礼しましたですよ(笑)
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Unknown (ボルナ)
2019-11-02 05:36:58
ローズバッドのテーマは聴くだけサスペンス系列だと判るところが愉しいですね。プティジラールは色々なスタイルの曲を書いているなと思ったら、広い範囲で活動している人だったので納得したものです。映画音楽では、曲によってヨーロッパ色がはっきり表れているところが好ましく思われます←個人の感想です それがクラシック作曲家としての経歴と関係あるかは正直不明ですが
アンドレ・デュボワの演奏はしっとりした感触がいいですね。「続・エマニエル夫人」のカバーは未聴なのですが、フランシス・レイの原曲がしっかりしているので、おそらくは良い仕上がりになっているかと。
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Unknown (862831)
2019-11-05 10:57:46
ボルナさん。この『ローズバッド』のテーマは、所謂セリフだけサントラではありますが、演奏がなかなか凝っていまして、YouTubeで上げたサントラ以上に迫力があり、目の回るような演奏です。冒頭のドラムスは、どこかへヴィメタを思わせるものがあります。しかも、ベルギーのオーケストラなので、ローラン・プティジェラールのようなフランス人が演奏するには、とてもマッチしている感じがあり、このことはフランシス・レイの『続エマニエル夫人』にも共通していますね。ディスコメイトレーベルからは、アンドレ・デュボワと愛のオーケストラのアルバムも出ていて、恐らく聴き心地のよいイージーリスニングのアルバムかと思われます。アルバムには、残念ながら『ローズバッド』のテーマは入ってはいないですが。ですから、日本の覆面楽団の演奏のような、安っぽさは、感じられないですね。
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