これはニセトラ扱いしていいのだろうか?
原作=レイモン・ペイネ
監督=チェザーレ・ベルフェット
音楽=アレッサンドロ・アレッサンドローニ、エンニオ・モリコーネ
優しい微笑みをたたえて、ソッと寄り添う恋人たち。レイモン・ペイネの描く、あの名もないカップルが、ヴァレンティノとヴァレンティナという名を与えられて、愛の翼に乗って世界旅行をするーそれがこの映画![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/65/20493b46f6bd0455dabc33808be6b74a.jpg?1568024089)
デミス・ルソスの歌うエンニオ・モリコーネ作の主題歌は、かなりの評判になったけど、セブンシーズから出ていたLPには
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/65/20493b46f6bd0455dabc33808be6b74a.jpg?1568024089)
デミス・ルソスの歌うエンニオ・モリコーネ作の主題歌は、かなりの評判になったけど、セブンシーズから出ていたLPには
、版権の違いから、この主題歌は収録されていなかった
また、このデミス・ルソスのアルバムには、映画には直接関係ない曲とともに収録され、このシングル盤もリリースされたが、残念ながらすぐに廃盤になってしまい、せいぜい関光夫さんの番組ぐらいでしか聴くことができなかった
誰もがもう一度聴きたいと、探し回ったファンというか、マニアの多い盤だった
CDの時代になり、デミス・ルソスの歌抜き伴奏はリリースされたが、このデミス・ルソスの歌うテイクは、なかなかCDにならず、遂に完全盤として発売されたものの、これもすぐに廃盤となり、またも幻の中に消えていった
DVDも発売されたが、やはりすぐ廃盤。よって再びプレミアがついてしまった![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e9/596247bfea5a67332fb5b9d6a7d18c8f.jpg?1568024676)
さて、どうしてここに取り上げたかというと、DVDを観たところ、映画のラストシーンで流れる主題歌の演奏と、レコードのヴァージョンがまるで異なるからだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e9/596247bfea5a67332fb5b9d6a7d18c8f.jpg?1568024676)
さて、どうしてここに取り上げたかというと、DVDを観たところ、映画のラストシーンで流れる主題歌の演奏と、レコードのヴァージョンがまるで異なるからだ
つまり、映画の中で流れるのは、如何にもエンニオ・モリコーネらしい伴奏だからである
サウンドトラック盤と称しながら、実際には映画の中の演奏とまったく違うことは珍しくない
ヘンリー・マンシーニなんかも
、サントラをリリースする際に
、新たに録音し直すという
まずは映画のラストシーンで流れた音楽を聴いてみましょう
今度はレコードのヴァージョンを聴いてみましょう
そして、こちらは映画の中で少しだけ流れた歌なしのヴァージョン
これはエンニオ・モリコーネの曲ではなく、このシングル盤のB面のロスト・イン・ア・ドリーム
このレコードヴァージョン、はてさてエンニオ・モリコーネがアレンジしているのでしょうか?
というわけで、今回この映画からモリコーネとルソスにスポット当てて紹介させていただきました