不定期でお送りしている緊急企画
「ナイス西村・フォトグラファーへの道!」第2弾
現在、西美濃2市4郡の、水を題材にした写真を募る、
大垣市の「第10回 水のある風景フォトコンテスト」へ出品するため、
シャッターを切りまくっている、ナイスで~す
コンテストの締め切りは6月30日、
時間はもう残り少なくなってきました
・・・先回は「徳山ダム」に行って、
旧徳山村がダムに沈むまでの事を知って、
胸が熱くなりました・・・。
「ふるさと」の映画も見たし、うん・・・、満足
さてさて、次なるターゲットは、
大垣市の「加賀野八幡神社の自噴井(じふんせい)」
こちらは今年7月の北海道洞爺湖サミットに向けて
選定された「平成の名水」のひとつ
「平成の名水」は地域での保全活動が
しっかりなされていることや周辺の環境、
希少性などを合評価して選ばれるとのことで、
これはもう、日本に誇れる名水です
そして、なんともうれしいことに、この井戸、
Radio80がある大垣市のソフトピアジャパン、
情報工房から歩いて15分ほどのところにあって、
とっても近~い
こんなに近くに、国内に誇れるものがあるなんて、
ナイス、感激
水が「湧き出る」井戸に、「ワクワク
」
・・・神社に着いてまずはびっくり!
鳥居をくぐってすぐ左手に井戸はあるんですが、
井戸を取り囲むようにたくさんの人たちが!
みなさん、たくさんのカラのポリタンクやペットボトルを
持ってきて、水を汲んでいました
こちらの井戸は深さ136メートル、口径150ミリ。
1分間におよそ400リットルの水が
絶え間なく湧き上がっています
水を汲みに来ていた方に伺うと、
この水でコーヒーを淹れたり、ご飯を炊いたり・・・。
生活のあらゆる場面で、井戸の水が活用されているようです。
こんこんと湧く水を見ていたら、水の流れに引き込まれ・・・
思わずシャッターを切りました。
大垣の人々の生活に欠かせない水ということで、
楽しく水を汲むおかあさんたちの姿も収めてみたり。
そして、井戸の隣には、きれいな池がありました
藻がたくさん茂っていて、小さ~い魚がチョコ、チョコと
姿を見せたり、隠したり。
・・・実はこの魚、希少な生き物だったんです!その名もハリヨ。
全国でも西濃地方と琵琶湖の東部のみにしか
生息していない希少生物なんだそうです
ハリヨは、1年を通して20℃以上にならない低い水温の、
きれいな水でしか棲めないので、生息場所が限られています。
全長は5センチから7センチほどと小さく、背びれの前に3本、
お腹のひれに一対、そしてお尻にひれに1本、
それぞれトゲがあって、体側には4枚から8枚の
かたくて大きい鱗板(りんぱん)があります。
繁殖期のオスは「婚姻色」といって、お腹が赤色に染まって、
体側は光沢のある青色になるという特徴があります。
私、この模様のハリヨ、見つけましたよ~
もう夢中で、ファインダー越しにハリヨを追いかけました
・・・大垣の水は、人だけでなく、生き物にも
恵みをもたらしてくれているんだと、実感しました。
そして・・・こちらの井戸、もちろん「お代」はありません。
水を汲み終わった人たちは、みんな、神社にお参りしてから
井戸をあとにします。
お金には代えられない、人と生き物の営みのルーツ・・・。
「水」を撮ることを通して、意外なものを見つけられたような気がします。
さあ、締め切りまであと少し!満足いく作品が撮れるように、
精一杯やりたいと思います