7J3AOZ's Hamlife

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小笠原への高速船就航断念

2005年07月25日 18時57分16秒 | 社会
JA1AVHの独り言の記事によると、小笠原への高速輸送手段として期待されていた世界最高速の大型客船「テクノスーパーライナー(TSL)」の就航を、原油価格の高騰により採算が合わないとして、船の建造主である国土交通省が断念したそうです。

この船は、国策として115億円をかけて建造された物だそうですが、またもや税金の無駄な投入だったと言う事になっちゃうのでしょうか(苦笑)

私は、従来のおがさわら丸を使って行くよりは短時間で小笠原に行けるので、就航したら是非一度...と思っていましたので、非常に残念です。

#この高速船の就航に関しては、「就航して観光客が増大すると、自然が破壊される恐れがあるので反対」と言う、なんだか良くわからない意見が出ていましたね。小笠原の住民のみなさんは観光を振興して、地域経済を活性化したいと言う望みを持っておられると思いますし、ましてや住民じゃない本土在住の人が「自然が破壊されるので」と言うのは、自分が便利な所に住んでいるから言える意見なんじゃないかなと思っています(これは、都会の人間が田舎を訪れた際に「この自然をいつまでも残して欲しい物です」と言うのと同じ傲慢さを感じますね)。
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8 コメント

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燃料が~ (buchi/JO3FRH)
2005-07-25 21:01:32
buchi/JO3FRHです、こんばんは。

TSLの動力はガスタービンだそうですが、これは一般的な船舶の燃料のC重油ではなく、軽油か何かでないと動かないでしょうから燃料代が莫大になるのは「さもありなん」ですね。



>#この高速船の就航に関しては、「就航して観光客が増大すると、自然が破壊される恐れがあるので反対」と言う、なんだか良くわからない意見が出ていましたね。



地元の人が言うのであればもっともだと思いますが、本土在住でそれも都市部に住んでいる人間(私も含めて)には現地の生活のハードさが分らないのでこのような発言が出るんでしょうね。小笠原は島ですから、おそらく水も貴重品でしょうね。

屋久島なんかは自然環境や景観そのものが資源になっていますが、人の往来に時間がかかる小笠原ではこれも難しいでしょう。

しかし、小笠原諸島は排他的経済水域を確保する上では重要度が高いと思いますし、人が生活している実体があれば問題になりにくいと思うのですが…。
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軽油 (7J3AOZ)
2005-07-25 21:31:32
まいどです。



>燃料代が莫大になるのは「さもありなん」ですね。



燃料は確か軽油だったと思うのですが、船舶等に使用する軽油は免税のはずなんです。



http://www.kaisho.com/nki_data/boatyfield/boaty_49.html

↑ご参考



ですので、国土交通省や運営会社が考えているほど、重油との差って出るのかなぁと言う素朴な疑問はあります。



>本土在住でそれも都市部に住んでいる人間



実際に地方では、そんなに僻地とは言えない所でも働く所が無くて苦労している人たちが大勢います(これは、小泉政権になってから顕著になっているような気がします(苦笑))。



そう言う土地に住んでいる人にとっては、まずは経済の建て直しが急務な訳で、「自然がどうこう」と言う話は二の次になっちゃうんですね。



小笠原に関しては屋久島と違って、豊かな自然を観光資源にしにくいほど行きにくい島ですので、島の人たちの今回の高速船に対する期待は高かったんじゃないかと思います。
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Unknown (JA1AVH)
2005-07-26 21:44:56
こんにちは TB TNX



軽油への課税はココ参照を

http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/oil.html#oi_4



つまり東京都が課税か免税hかを決めることができるということで、、、

いずれにせよ、責任ある税金使用の結果をだしていただくことが重要です
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税金を払うために航海するみたい… (buchi/JO3FRH)
2005-07-26 23:15:26
buchi/JO3FRHです。

リンクされているPageの内容を読むと、軽油の価格ってほとんど税金に占められている様な気がしますね(タバコみたい…^^;)。

各都道府県に課税・免税の裁量がまかされているのならば、東京都なんて確実に課税しそうですね。
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しかし (7J3AOZ)
2005-07-26 23:21:41
結局、小笠原は東京都な訳なので、課税してもしなくても東京都にメリットがある話なんじゃないかと言う気もするけどなぁ(苦笑)



#折角建造したんだから、一度運行させて見てから結論を出せばいいのにと言う気もしますね。
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島の人は (JD1BLQ)
2005-08-04 11:21:11
私は島の人ではありませんが、島の観光業に従事している人に昨年聞いた話では、島民にも不安がいっぱいあるようです。



TSLはホバークラフトの様に空気圧で浮き上がって走るということで、空気が漏れてはいけません。ところがスカート部は5mの設計らしいので、それ以上の波があると浮き上がれず走れません。そうなると欠航ということになります。



5mの波で欠航となると今まで以上に欠航が増えて、旅行計画が立て難くなるので「行こう」と思う人が少なくなるのではないかというのです。おが丸は滅多な事では欠航しないので信頼感があるそうです。



1泊2日の旅行なら何時でも行けますが、1週間の旅行は会社を休んでということになりますから、欠航で旅行を中止しても出社する訳にもいかず困ってしまうことでしょう。もう一回1週間の休みを取るのは難しいし・・・。



もう一つ心配していたのは、アルミ船体で70kmhものスピードで走っているときに、もし流木に当たったら亀裂が入って危険では無いかということでした。太平洋には流木も有るらしく、鋼船のおが丸なら40kmhで当たっても押しのけるだけで済みますが・・。



ということで、9時間ばかり早くなることと引き換えにリスクが多くなる事を心配していました。石原知事は「東洋のガラパゴス」を残すために空港建設を止めましたが、中途半端でリスキーなTSLよりも、やっぱり島民は空港を望んでいるようです。小型機用の小さな空港なら作れなくも無いと思うのですが・・。



かくいう私はというと、やっぱり俗化して欲しくないのでおが丸存続が希望です。今年は秋からTSL就航という話でしたから、最後のおが丸に乗ろうと9月に行く事にしました。どうせ休暇を取って行くのですから、おが丸ののんびりした旅もいいもんですよ。

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Unknown (JD1BLQ)
2005-08-04 11:28:28
書き忘れましたが、TSLは小笠原航路に使わないとしても、他の沿岸航路でなら幾らでも使い道はあると思います(燃費の問題は別ね)ので、あながち無駄遣いかどうかは今の段階では決められません。



船舶建造技術の開発等、海洋国日本としてはそれなりの成果は有ったと思っています。いかんせん、計画時よりも油が高くなり過ぎました。

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なるほどなるほど (7J3AOZ(JH3YKV News Editor))
2005-08-04 21:10:21
相宮さん、今晩は。



やはり実際に小笠原に行かれた方のお話は説得力がありますね。



私は小笠原行きは随分前から計画しては計画倒れになってまして(一番大きな理由は船酔いする事なのですが(汗))、今回の高速船の就航には大変期待していましたので残念です。



小笠原に空港を作る事の是非は、やはり実際に島に住んでおられるみなさんの意見が優先されるべきだと思っていますが、個人的には小型機が発着出来る空港なら、そんなに島の自然にダメージは与えないんじゃないかなと思っています。



>あながち無駄遣いかどうかは今の段階では決められません。



日本の官僚は、問題になりそうな物は廃棄処分して無かった事にするのが得意ですから、果たしてどうなるのかなと思っています。せめて技術だけでも残る形になれば良いのですが...。
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