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見逃せない 石川遼の「夢舞台」

2009年04月08日 | Ryo log
 今週は寝不足になりそうだ。日本時間10日早朝からゴルフの祭典、マスターズ(米ジョージア州オーガスタ)が始まる。日本からは3選手が出場する。5年連続8度目となる片山晋呉(36)と石川遼(17)。そして、昨年米ツアーで初勝利を挙げた今田竜二(32)である。テレビ中継の時間を調べたら予選2日間は午前5時、最終日は3時からである。

 早起きするか、寝ないで見るか…難しい選択だが、とにかく見よう。

 石川は先週初めからコース入りして、本番前のコース下見に10ラウンド近くを費やした。「あこがれのコースに最初は感動でフワフワして、ほとんど覚えていなかった」と話していたようだが、「いまは落ち着いた。後はどれだけよい状態で木曜日(初日)を迎えられるか…」。頼もしい。

 もっとも、過度の期待をするのはやめよう。オーガスタは、“魔物がすむ”といわれている。

 過去、日本からは1936年の戸田藤一郎(84年没)ら24人が出場しているが、初挑戦では11人が予選落ち。ベスト10入りは伊沢利光(2001年、当時33歳)の4位だけ。アーノルド・パーマーから「世界一きれいなスイングの持ち主」と絶賛された伊沢だったが、「初めは無我夢中で回り、2度目以降は難しさがわかって怖くなった」。フォームが崩れ、後遺症に悩まされた。

 中島常幸(54)は1978年に初出場、2日目の13番パー5で「13」をたたいた。「あの悔しさがあったから、次に生かせた」。86年には同大会で8位に入りリベンジ。全米、全英オープン、全米プロの世界四大メジャーですべてベスト10入りしている唯一の日本人選手になった。マスターズの洗礼が大きくさせた。

 日本人最多19度出場の尾崎将司(62)=初出場は予選落ち=が遼にエールを送った。昨オフに遼とラウンドしたとき、「強いボールを打つやつはたくさんいるが、ボールにアジャストする能力は並はずれている」と絶賛。刻々と変化する中での“適応能力”、技術吸収能力にも「乾いたスポンジだね」と表現した。限りない可能性を見たのだろう。

 石川に気負いはない。練習では“ミーハー的”なシーンがあった、という。2005年最終日、タイガー・ウッズは16番(パー3)でグリーン左奥ラフからカップまで9メートルの、大きく曲がるスライスラインをねじ込んで逆転優勝した。その奇跡のチップインバーディーを決めた“ポイント”がある。「ラフが白くはげてるんですよ。みんなここで“タイガーする”んだ…」と目を輝かせ、自身もそこから“タイガーした”らしい。

 あこがれは人を成長させる。遼もいつの日かの栄光を夢見たのかも…。(産経新聞)

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