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石川遼の米ツアー3試合で見えたマスターズ攻略のカギとは?

2009年04月04日 | Ryo log
石川遼選手の米国ツアー3試合が終わりました。

 ご存知の通り、予選通過は「トランジションズ選手権」の1試合。予選落ちは初戦の「ノーザン・トラスト・オープン」と「アーノルド・パーマー招待」の2試合。石川選手がアメリカでプレーした3試合8ラウンドをデータで分析してみました。

 平均ストロークは8ラウンドで73。バーディ数は16個、ボギー数24個、ダブルボギー1個、クワドラプル・ボギーが1個となっています。1試合平均のバーディ数が2個と、石川選手が攻めのゴルフをさせてもらえなかったことがこの数字から分かります。その一方でボギー以上叩いたホールがラウンドあたり4.25個ですから、石川選手が日本のツアーで見せてくれたボギー以上にバーディを奪うという持ち味が見られませんでした。

 もう少しデータを見ていきましょう。ドライビングディスタンスは8ラウンドで291.3ヤード。現在のPGAツアーの平均が283.4ヤードですから平均より約8ヤードは飛んでいます。PGAツアーのランクでは33位辺りと悪くない数字です。しかし、フェアウェイキープ率52.3%、パーオン率53.7%は共にPGAツアーの平均を大きく下回っています。

 グリーン上はどうでしょう。ラウンドでの平均パット数は29.1パットと、PGAツアー平均の29.05と遜色ないものの、これがパーオンしてからのパット数では、石川選手の1.856に対し、PGAツアー平均は1.781と差が出ています。このデータから、チャンスが来たときのパットを決められなかったことがスコアを作れなかった原因と考えられます。苦しい時は耐え、チャンスを確実にモノにする、米ツアーではその能力が求められるのです。

 特に「マスターズ」の舞台であるオーガスタ・ナショナルはその能力が強く要求される難コース。これまでのデータから攻略のカギはやはりパッティングになるのではないでしょうか。石川選手がガラスのグリーンにどう挑むのか見ものです。

 マスターズまで1週間。8ラウンドで得た成果を出しきり、悔いの残らないように夢の舞台を戦って欲しいものです。

<ALBA>

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